金沢21世紀美術館の例のプールのヒント
出張で金沢に行ってきました。新幹線の駅のトイレの入り口からすごかったです(語彙力)。
例のプール
1日余裕ができたので、前から気になっていた金沢21世紀美術館に行ってきました。21世紀美術館といえば、このプールです。
作品名は「スイミング・プール」。よくある屋外プールだと思うじゃないですか。でも底の壁にはやけに大きい扉があります。
深いプールのように見えて、実は表面の10センチくらいしか水が溜まっていなくて、地下も展示フロアになっています。なので本当はプールの底に人が歩いていているように見えて、地下にいる人にはプールの底を歩いている感覚になる、という展示です。
ただこの日は地下のフロアが展示入れ替えで入れず、ただのプールになっていたのが少し残念。本当はリンク先のような光景になるはずです。
https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=30&d=7
かなり大掛かりな錯視です。いい感じの深さ、底にある金網、はしごなど、プールにある要素が詰め込まれているから、底まで水が満たされていると勘違いするのでしょう。
さて、そのはしごをよく見ると。
おわかりいただけただろうか……。
おやおや……。
そう、このはしご、途中で切れているのです!
このスペースがちょうど、このプールの本当の水底。透明な板のようなものがあると想像できます。ほんのちょっとだけネタバラシがあるのが絶妙なさじ加減です。
一期一会の景色
もう一つおもしろかったのが「カラー・アクティヴィティ・ハウス」
色のついたガラスがぐるりとなっているもので、見る角度によって重なったところの色合いが変わるし、時間によって影の位置も変わるという仕掛け。
2時間くらい経ってから別の角度から撮るとこんな感じ。
試しに中を入ってぐるっと歩いてみました。
常にカラーリングが変化しておもしろいです。こういう美的センスを養いたい。
4年前には初音ミクの細胞展示も
僕がこの美術館を知ることになったのは4年くらい前のこと。当時、初音ミクの細胞を展示する企画があったからです。何を言っているのかわからないと思うので当時の記録をどうぞ。
https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=45&d=1726
ここは頻繁に展示を入れ替えているので、また行きたいです。
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