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【しまね女子ブログ】 水木彩也子vol.8

2年半の島根生活で出会ったもの

島根にやってきて2年半。
最近、より一層島根の素敵さに出会ってあっぷあっぷしています。そう、あまりのんびりと感じ入るのがむずかしく、焦っていると言ってもいいくらいです。

最初は直感を信じてやってきた島根ですが、日々を過ごすうちに「なんか好き」の輪郭がどんどんはっきりしてきたように感じます。

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島根ではひとつの「もの」を通して歴史や文化、携わる人の内側に温められた想いを垣間見ることが多々ありました。

その中でもテレビ取材で伺った安来市にある「鍛冶工房 弘光」さんで過ごした時間の事をよく思い出します。江戸時代から続くこちらの工房では、伝統を受け継ぎつつ新たな工芸品や花器、風鈴、燭台などのインテリアも作っています。
私は自分でものづくりをすることも、ものづくりの現場に行き職人さんのお話しを伺う事も大好きなのでこの日がくるのを心待ちにしていました。

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工房に足を踏み入れると熱せられた鉄を打って散る火花や響く音、そしてそれを見つめる職人さんの眼。どれもが神秘的で特別な空間にいることを肌で感じ確信しました。
できあがった作品は重厚感がありながらも工房の皆さんのお人柄からか、温かさを感じます。そして心穏やかになる清らかな佇まいにうっとり。

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こちらの燭台は明かりを灯すと透かしの部分から光が漏れてオレンジの模様が花のように広がります。これがまた美しいのです。歴史や人の想いってなかなか目に見えないものなので心の隅に行きがちですが、この燭台と広がる灯かりから脈々と受け継がれたものを感じ、想いを馳せることができました。
私の家でも大切に使わせていただいています。

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一方でこんな可愛らしいお店も

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大田市にある海のみえる花屋「botan」さん。
こちらのお店はSNSで見つけてその可愛らしさに一目惚れ、実際に訪れてからもこのロケーションと合わせてここにしかない空気感を感じ更に好きになりました。
なんと言っても「海のみえる花屋」という言葉を口にするだけでもう夢心地です。
お店の中にはいっぱいのドライフラワーやプリザーブドフラワーたち。なぜだかジブリの「魔女の宅急便」を思い出しました。キキのお母さんのお部屋…伝わる方がいらっしゃったら嬉しいのですが。
そしてお店から見えるのは窓に切り取られた青い海。
ここから覗く海は物語のワンシーンのような非日常感があります。

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まだまだ沢山の魅力がつまった島根ですが、最近はこれを私の中の感動だけで満足してしまってはもったいないなと思う日々です。というか溢れてしまいそうです。やっぱり島根の人やモノや場所や流れる空気を大きく手を振って沢山の方にお届けしていきたい。
まだまだ力不足な私ですがどんなことができるかな、したいかな。

こんなにわくわくする気持ちは春のせいでしょうか。
それともこれも島根の魅力のひとつでしょうか。

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 担当者プロフィール

プロフィール写真

【水木 彩也子】
 東京で20年ほど役者をし引退。
 その後は「次の自分に出会うためにはもっと広い世界を見てからじゃないと」と思い日本一周の旅にでました。
 途中「1番好きな場所で暮らしたい」との想いからこころのふるさと島根県へiターン。
 現在はラジオのパーソナリティやテレビのリポーターをしながら島根の事をもっと知ってもらうため日々発信中。
 一人でも多くの方が自分の心地よい場所を求められたら素敵だなと思っています。

 Instagram → https://www.instagram.com/sayako.07

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