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日々育児 おじぎそうを育てる

6月11日 こんにちは!育児精励中のshimaikuです。夏のような、暑い日が続いていますね。今日の朝は、雲ひとつない快晴でした。

今日の息子。グダグダとしながらも、幼稚園バスに乗って行きました。嬉しい事に、毎日、楽しそうに通っています。

栽培日記 おじぎそう 

息子の教材で、おじぎそう を育てています。息子は、教材が届く前から「ぺちゃりん」と名前をつけて、楽しみにしていました。

5月24日 

息子は、待ちきれず、教材が届いて早々に「たねまきしたい」という。気温的にどうなのだろう?まだ、早くない?と思いながらも、早速、種を撒いてみる事にした。

乾燥している土を水で戻し、柔らかくなったら、土を植木鉢に入れる。種穴を四箇所あけて、ひとつの穴に一粒ずつ種を植える。紙で出来た、たね穴棒や鍬も付いていた。種が見えなくなるまで、鍬で土をかぶせて、できあがり。手伝いながら、一緒に作業した。「芽、でてくるといいね、楽しみだね」「たのしみ」応援メガホンまでついていて「ぺちゃりんそだて、げんきにそだて、がんばれ ぺちゃりん」息子が歌う。

「でてこないね」「そんなに、急には出てこないよ、何日かかるかな?楽しみだね」いつ出るかいつ出るかと息子はずっと眺めている。

ふと見ると、息子が植木鉢の土を鍬でいじっている。「何してるの?」土を掘り返していた。あー種が、種が。「種撒いたら、もう、大丈夫なんだよ。土を掘ったら、芽が出てこなくなっちゃうよ」多分、鍬で遊びたかったのだろう。息子は、悲しくなって、その後、土いじりはしなくなった。

何となく、土をならしてみたけれども、もしかしたら、芽が出てこないかもしれないな、と思っていた。

久しぶりに、種から植物を育てる。芽が出てこなかったら、息子は悲しむだろうな。本当に、芽が出てくるのかな?私も、ワクワクしながら「まだ出てこないね」毎日、観察した。

「ママ、つちのしたに みどりいろがみえるよ」「本当だね、そろそろ、芽が出てきそうだね」まだ、土の下に緑色のお豆のように隠れていた。よかった!本当に、芽が出てきた!ほっと安心して、とても嬉しかった。

6月1日 

「ママ、めがでてるよ!」息子が嬉しそうに、教えてくれた。「本当だね!うれしいね。不思議だね、種から芽が出てくるんだよ」

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可愛らしい、ふたばが出てきていた。芽が偏っているのは、息子が種まき後に耕したせいだろう。何はともあれ、発芽した事に、二人で喜んだ。

「ぺちゃりん、まだ、おじぎしないんだよ」「ギザギザの葉っぱにならないと、おじぎしないんだね」息子はまた「げんきにそだて ぺちゃりん そだて」歌っている。「ママもおうえんして」メガホンを渡された。

ぺちゃりんを見ると、ひとつのふたばが、引っこ抜かれていた。私は、とても悲しくなってしまった。せっかく小さな命が育っているところなのに。「どうしたの?抜いちゃったの?ママ悲しい」「うん」現場は見ていなかったから、触っていて、抜けてしまったのか、故意に抜いたのかはわからなかった。息子も、ぺちゃりんに、かわいそうな事をしてしまった、という事は理解しているようだった。「ママ、悲しい、一度抜いてしまったら、枯れて、もとには戻らないんだよ。優しくしてね」息子は、じっと話を聞いて、口をへの字にしながら、ぽろっと涙を流した。「すてないでね」引っこ抜かれたふたばを、ぺちゃりんの近くに置いていた。

母が亡くなってから、写真と一緒にお花とお線香を毎日あげている。息子は、たまにしか南無南無しないけれども。私が、お線香をあげていると「いっしょに おいのりして すてないでね」引っこ抜かれて枯れてしまったぺちゃりんを持ってきた。「優しいね。わかった、捨てないよ。一緒にお祈りしようね」ぺちゃりんをラップで包んで、写真の隣に置いた。

人だけではなく、植物や動物、すべてのものに命があって、命が尽きると、もとには戻らない。その事を、ぺちゃりんが教えてくれたようで、命の大切さを、息子も少しはわかってくれたようで、何かを育てるという事は、命の大切さを知る事なのか、と再認識した。

ふたばの間から、細くて小さなギザギザの葉っぱが出てきていた。

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6月9日 

「おじぎしたよ!」嬉しそうに、教えてくれた。ギザギザの葉っぱに触れると、ゆっくりと頭を下げてお辞儀するかのように、葉っぱが下を向く。「おもしろいね!」これは、はまってしまう。何度もやりたくなる気持ちはよくわかる。しかし、まだまだ、細くて小さな葉っぱだから、ぺちゃりんに無理させないようにと願う。

「やさしくね、優しく触るんだよ」

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「葉っぱがたくさん増えて、お花が咲いたらいいな」どこまで、育てられるかわからないけれども、まだまだ息子と観察を続けようと思う。

ここまで、貴重なお時間を!ありがとうございます。あなたが、読んで下さる事が、奇跡のように思います。くだらない話ばかりですが、笑って楽しんでくれると嬉しいです。また、来て下さいね!