日々子育て 電車三昧日帰りの旅 岩手へ
私には鉄道大好き鉄オタな小学生の息子がいます。
その息子のおかげさま、息子に感化されて、いつの間にやら私も鉄道大好き鉄子になってしまいました。
もともと旅は好きですが、面倒くさがり屋な私。
上げ膳据え膳。友人たちと一緒に旅の計画を考えたり口を挟んだりしつつも、友人たちが先導してくれて最終的に友人たちが決定してくれる、友人任せの旅が好きだったのです。
旅程を考えたり手配することは面倒・・・イヤ、大変ですから。
当時は考えられなかった、一人で旅程を立てることになるとは。
面白さや楽しさが面倒くさいよりも上回る時には、私の行動力は凄まじい威力を発揮します。120パーセント欲しいものを手に入れるために、あれやこれや考えて猪突猛進、目的のために突き進みます。
フルーティアふくしまに振られて以来、何かの・・・あ、やる気スイッチか?やる気スイッチだ!・・・やる気スイッチが入ってしまったようで、気になっている乗ってみたい電車の旅を息子や夫と実行するべく、物理的金銭的に可能なものから着々と行動を起こしています。
先日の仙石線ツアーがとても楽しかったので、今回はずっと気になっていたピカチュウ列車に乗るべくチケットの有無をこまめに確認していました。
そして、幸運なことにチケットを入手することができました!
今回は、ポケモン列車の旅の記録を綴っていきます。
ポケモン列車に乗りたいとお考えの方、参考になると幸いです。
POKEMON with YOU トレイン
POKEMON with YOU トレイン、ちょっと名称が長いので、ポケモン列車で統一させていただきます。
ポケモン列車の運行区間は大船渡線にて、一関(岩手県)気仙沼(宮城県)間を走ります。運行の日程は土日祝日のみ、1日1往復となっています。ポケモン列車に乗るためには、一関(気仙沼)から気仙沼(一関)までの乗車券(大人1170円)と指定席券(大人840円)が必要になります。
JR東日本の「のって楽しい列車」:POKEMON with YOUトレインのWebサイトより発表されている運行予定を確認してみると、指定席は全て埋まっていて、全て×。
「やっぱり人気だな・・・チケット取れないかも・・・」
そもそも運行本数が少ないので、「そうだよね。人気だよね。指定席取れないよね!」とがっくりとしました。しかし、ダメもとで事前予約をしてみたところ、なんと!当選しまして、指定席をとることができました。
今回は一関から気仙沼までの往路をピカチュウ列車に乗り、復路は、せっかくなので大船渡線の通常のディーゼル列車に乗ることにしたい!しました。乗り鉄ですから。
「もうすぐポケモン列車に乗れるよ!」を合言葉に息子と日々を乗り切りました。
ポケモン列車に乗るための!息子と電車三昧日帰りの旅のはじまりです。
では、出発します!
東北本線(下り) 仙台から小牛田へ
「一関まで何で行こうか?」と息子と話し合って、せっかくなので在来線で一関まで行き、帰りは新幹線で帰ってくることにしました。息子も私も乗り鉄ですから、色々な路線を乗りつぶして行きたい!
東北本線で仙台から小牛田まで行き、小牛田から一関行きの列車へと乗り換えをします。
小牛田までは電車で行ったことがありますが、その先は私にも未知の領域。昔は仙台一関間を乗り換えなしで直通で走る電車がもっと走っていたように思いますが、今では1日数本しか運行していないようです。
土曜日ということもあり、車内はがらんとしていて思っていたよりも人が少ない。ロングシートにゆったりと座ることができて一安心。
塩釜から松島までの間にはトンネルがたくさんあります。
久しぶりに耳がつーんと詰まる感覚を味わいました。
「耳がおかしくなったら、唾を飲み込んだり、顎や口を動かすと治るからね」と息子に伝えたところ、「知ってる。耳つん現象でしょ?」といわれました。なるほど、耳つーんってするよね、と思いつつ「耳つん現象?なんでそんなこと知っているの?」「YouTubeでいってた」まさかのまたかのYouTube。こうして人に教えたりアウトプットすることで、息子の知識になっていくのならば、YouTubeもありよりのあり、だろうか?そう思いたい。
田園風景が広がっていく。視界がぱぁと広がり両側に田んぼ、ずっと田んぼ、ススキがキラキラと風にたなびいて、流れていく。畑に赤いトラクター、オレンジ色のたわわに実った柿の木が至る所に佇んでいて、空は澄み切っていて、「あぁ、秋だな」と嬉しくなり長閑さに癒される。
空を見上げていると、たくさんの鳥がV字飛行をしていた。どこからか旅してきたのか?寝床へ帰るのか?列をなし優雅に飛んでいく鳥たちに、見惚れてしまった。
東北本線(下り) 小牛田から一関へ
小牛田駅へ到着。小牛田までは思っていたよりも人の乗り降りは少なく、静かな車内だった。到着した小牛田の反対ホームには、気になっていた列車が!いるではないか!思わずパチリパチリと撮影します。
一関へと向かう東北本線に乗り換えます。こちらの列車はワンマン運転となっています。一関以外で途中下車する場合には、どうやら切符のみ。スイカなどの交通系ICカードは使えないようでした。
地図で確認していたところ、線路はウネウネとしていて、宮城県と岩手県を行ったり来たりしていて面白い。
息子に「小牛田からの列車はディーゼルだった?」と聞いたところ「何いってるの?同じ701系の電車だよ。上にパンタグラフがついてるじゃん」といわれてしまいました。確かに付いてるパンタグラフ。
いつの間にか、岩手県初上陸!を息子は寝て過ごしてしまいました。
一関には新幹線が停車します。新幹線を利用する人々でしょうか?スーツケースを持った若者や家族で電車は混み合っていました。田園風景が過ぎて建物が増えてきて住宅街やビルが見えてきました。息子はまたしても爆睡していましたが、一関に無事に到着しました。
一関駅に到着
ポケモン列車に乗るにはまだ時間があるので、改札を出て駅周辺を少し歩いてみることにしました。
一関駅周辺を少し歩いてみましたが、時間が足りなくて断念。すぐに折り返し駅へと戻ってきました。本当は、ごま摺り団子の本店にいってみたかった。またの機会に。
こちらの上の方にスピーカーがあって、街の中にラジオかな?音声が響いていました。「どこから聞こえてくるの?」息子は不思議そうにしていました。昔ながらの商店街、何だか懐かしいな、と思いながら歩きました。
ポケモン列車 いよいよ乗ります!
ふたたび一関駅へと戻ってきました。改札を通ると、すぐそばにポケモンのフォトスポットがあり、階段や窓にもポケモンが描かれています。
電光掲示板に「ポケモントレイン 気仙沼号」の文字が!!!
どんな列車なのだろうか?ワクワクドキドキ。
この日は鉄道の日のイベントが各地で行われていて、ここ一関駅でもホームで太鼓の演奏をしていたり、子供たちがクイズなどをしていました。楽しい雰囲気の中、ポケモン列車の登場を待ちます。
「うわー!!!かわいい!!!」わー!きたー!!!!
列車が入ってきた途端、ホームがざわつきました。皆さん、パチパチと撮影されています。指定券がなければ乗ることはできませんが、一関のホームでは、ポケモン列車を見ることができるのです!ホームで出会えただけでも、感動だな・・・しかし私と息子は、これからポケモン列車に乗ることができるのです!ちょっと優越感。
「こちらの列車は、指定券をお持ちでないお客様はご乗車できません」の駅員さんの声に、「僕は乗れるの?」と不安そうな息子。「ママたちは乗れるんだよ。指定券あるからね」「やった!僕は乗れます!」嬉しそうに、はしゃぐ息子。ドキドキしながら、列車へと足を踏み入れました。
大船渡線は気仙沼だけが宮城県、他は岩手県になります。
乗車券と指定席券を持ってはいるものの、本当にこの列車で間違っていないよね?と不安でしょうがなかった私。どうやら、この列車この席で大丈夫らしい。ドキドキしながら指定席へと息子と座りました。
実は、夫と私と息子と3人で来る予定でした。しかし、夫がどうしても休めないということで、泣く泣く夫の指定席をキャンセルしたのでした。悩んだ末に、私と息子は窓側の席を選びました。結果、私はやっぱり窓側で良かったな、と思いました。景色を眺められますし車窓を撮影することもできます。しかし息子の座席は、どちらでも良かった。なぜ?って、ほとんど座席に座っていませんでしたから。
発車すると、車掌さんからの挨拶、そしてピカチュウのアナウンスがありました。1両目は45名が載ることができるボックス席の座席があり、2両目にはピカチュウ満載のプレイルームがあります。車掌さんが乗車券と指定席券の確認をした後で、プレイルームが開放になるということでした。乗車券、指定席券へのスタンプも!嬉しい可愛いピカチュウでした。スタンプを押すことができる思い出ノートをもらって、いよいよプレイルームへと向かいます!
上からボールを入れると下から出てくる。これは機関室のようだから、機関車の石炭くべを模した遊びなのかな?息子はひたすらにボールを投げ入れて遊んでいました。子どもたちは順番待ちができなかったり、大きなピカチュウの取り合いになったりもしましたが、皆さん和やかにワイワイと楽しそうに遊んでいました。
開放してすぐのプレルームは子どもたちで賑わっていましたが、徐々に子どもたちは減って落ち着いてきました。飲食禁止なので、飲食や休憩のために1両目に戻る子、もしくはちょっと飽きてしまう子もいるだろうと思います。ゆっくりと遊びたい方は、少し時間をおいて、ほとぼりが覚めた後にプレイルームに行くのが良いかと思います。息子は飽きずにずっとプレイルームで遊んでいましたが。私は一通り見たら満足でしたが、息子に付き添ってプレイルームで過ごしていました。
子どもたちが、それぞれにピカチュウを抱えていて可愛らしかったです。ふかふか柔らかくて、可愛くて、息子も「かわいい、かわいい。足が猫みたいなんだよ」とずっと両脇に抱えていました。
各駅に降りてフォトスポットで写真撮影をしたり、ポケモンスタンプを押したりできました。ポケモンスタンプは、一関駅、摺沢駅、千厩駅、気仙沼駅で押すことができます。
車掌さんになれる青いジャケットやモンスターボール付きの帽子、ピカチュウ耳のカチューシャやシッポ があって、身につけて写真撮影ができるようになっていました。外国人の方も何人かいらっしゃって、たくさん自撮りされていました。外国人の一人の方は息子同様、ずっとプレイルームにいて、ただひたすらに自撮りしたり、たまに撮影してもらったりしていました。遠くからいらっしゃったのでしょうか?楽しそうで何より、私も嬉しくなりました。
一度、摺沢駅で一緒に降りた息子ですが、プレイルームが楽し過ぎて、そのまま戻っていってしまいました。「息子、スタンプはどうするの?」「ママが押してきて!」プレイルームには幼稚園や保育園の先生のような、子どもたちと一緒に遊んでくれる優しいステキなお姉さんがいらっしゃって、その方に子どもたちは懐いて群がっていました。息子もお姉さんが気になって、ずっとくっついて、かまって欲しくてお姉さんの周りをウロウロとしていました。ご迷惑だろうと思いつつ、「お姉さんお仕事中なんだよ。他のお仕事もあるんだよ」と息子に声をかけていましたが、なかなか離れようとしませんでした。その節は大変お世話になりました。お姉さん、ありがとうございました。
床や座席、ぬいぐるみなどの布物たちは、色あせたり若干うす汚れていたようにも感じましたが、10周年を迎えている年月を考えますと、思っていたよりも清潔で可愛い。きちんと清掃、管理されているのだろうなぁ、と感じました。このプレイルームを維持していくことは、めちゃくちゃ大変!
ポケモン列車の運行を続けてくださって、本当に、ありがとうございます。
終点の気仙沼に到着する前に、プレイルームの使用は中止となりました。
座席に戻って、最後の車窓を楽しみました。結局、息子はほとんどの時間をプレイルームで過ごしていて、座っている時間がほとんど無かったように思います。
飲食するときには、1両目へ戻ってこなくてはなりませんが、プレイルームだけでも子どもたちは楽しめるのかもしれません。なので、子どもたちには、窓側通路側どちらの席でも関係ないように思いました。ゆっくりと座って車窓を眺めながら過ごしたい、そんな方には、やはり窓側の方が楽しそう。乗り降りを考えると通路側が便利。つまりは、どちらの席でも楽しめる!と思います。
BRTの存在は知っていたのですが、実際に目の当たりにして、「あ!なるほど、そういうことか!」と府に落ちました。
気仙沼駅では鉄道とBRTが同じホームに乗り入れします。バスの向こう側に見えている建物は駅舎であり改札があるのです。
BRTは、災害などで復旧が難しい線路や廃線した線路敷を活用、整備したBRT専用道を走ります。渋滞や信号待ちが少なく、安定した運行が可能になり、更に専用トンネルや橋の効果で安全とスピードを両立しているそうです。駅には待合室やトイレも完備されているそうで、まさに鉄道のようだ、と思います。私はBRTを利用したことはないのですが、もしかしたら今後の廃線の危機にある鉄道はBRTへと変わっていくのかな、と思いました。
気仙沼駅に到着
駅前には飲食店は、ほぼなくて観光案内所でお昼が食べられるお店を聞いたところ、「駅前には何もないです。内湾の方へいってください」と言われてしまいました。駅前に唯一あるお店は、ちょうど店仕舞いをしているところ。駅前にはコンビニもなかった。内湾までは歩いて20分ほどかかるそうで、内湾まで行くには時間が足りない。スマホで地図を調べながら、ぶらぶらと歩いてお店を探すことにしました。
フカヒレが有名なのは知っていましたが、どうやら気仙沼ホルモンも有名なようです。焼肉屋さんが歩いて行ける距離にあったので、そちらを目指すことにしました。だがしかし焼肉食べてる時間はないかもしれない?と悩んでいたところ、焼肉屋さんの手前で暖簾のでている蕎麦屋さんを見つけました。
「あ、息子は蕎麦やうどんが好きだから、ここにしよう」
全く情報のない、はじめてのお店は緊張します。ガラガラっと引き戸を開けると、入り口付近のテーブルと小上がりの所に、お店の親戚や身内の方でしょうか?「あれ?ここは居間ですか?」と思う程にお店に馴染んでいる子ども連れのご家族が目に入ってきました。小上がりで授乳中のお母さん、テーブル席で小さな男の子とざる蕎麦を食べているお祖母さん。男の子はお店の中を行ったり来たり歩き回っています。子連れは子連れを見ると安心する、飲食店では尚更に安心する。お子さん連れのお客さんがいることに安心して、「こんにちは」と入店し、こちらのお店でお昼ご飯をいただくことにしました。
ご高齢のおばあさんが一人で切り盛りしているようで、「おばあさん一人で大丈夫だろうか?列車の時間に間に合うだろうか?」一抹の不安がよぎります。うどんや蕎麦ならばすぐに準備できるだろうから、きっと大丈夫。ざる蕎麦が美味しそうだったし、と肉うどんとざる蕎麦を注文しました。
息子の肉うどんには、もっちりとした太めのうどんに豚肉がたくさん入っていて、優しいお味。暑い日だったので私はざる蕎麦を、さっぱりと美味しくいただきました。ちょっと不揃いな麺だったから、もしかしたら蕎麦もうどんもお手製だったのかもしれない。私にも息子にも、昆布の佃煮とカットされた小さなバナナがついていて、おばあさんとバナナ、が何だかかわいらしくてほっこりと癒されました。
お隣に座っていた男の子が、息子の電車のおもちゃに釣られてトコトコとやってきて一緒に遊んだりしていました。お祖母さんと思われる方が、お店のおばあさんに話しかけていて、話が気になって思わず聞き耳を立ててしまいました。
「ずっと気になっていてね。やっと来れたんですよ。レトロな雰囲気が素敵だな、と思って。何年くらいお店をやられているのですか?」
「もう70年くらいになると思いますよ」
「え!そんなに長く!すごいですね。愛されているんですね。レトロな雰囲気が気になってね。今日は来れてよかったです」と話されていました。
え!身内の方じゃなかった!しかも常連さんでもなかった!なんだかめちゃくちゃこなれた感じがしたのだけれども?地元の方のようですが、私と同じく初見さんだったことに驚いて衝撃を受けながら、おばあさんが注いでくれた温かなお茶を「お店のおばあさん、レトロな雰囲気を連呼されていてちょっと困惑していたな。失礼ながら、おもしろ」と思いながら、すすりました。
帰り際、笑顔が素敵な旦那さんと思しきご主人もいらっしゃって、「あ、お二人でやられているんだ。そうだよね」と安心しました。ものすごくおいしい!という訳ではなかったのですが、普通においしい。それでもなんだか、地元の方のやりとりが面白くて、身内じゃなかったご家族の方も、お店のお二人も、帰り際に下さった笑顔が素敵で、ほのぼのと楽しかった。行き当たりばったりのお店も悪くない。
「ごちそうさまでした。ありがとうございました!」
帰路に着く
復路は、大船渡線で気仙沼から一関までキハ100系に乗ります。ピカチュウ 列車と同じ路線ですが各駅停車となります。この列車、以前、石巻を訪れた際に目撃して乗ってみたかった色合いのディーゼル列車!再会が嬉しくて、さっそく息子と乗り込みました。
そうそう、気仙沼から乗車する際、大船渡線はスイカが使えませんでした!切符を購入してください。
後日、岩手出身の方と大船渡線について話していたところ、「ドラゴンレール大船渡線」という愛称を教えていただきました。大船渡線はクネクネと曲がりくねっているために、そんな名がついているようです。この時は気がついていなかったのですが、JRの文字の下にドラゴンレールのマークがありました!
息子は口を開けて爆睡。大船渡線とのお別れを惜しみながら、流れる景色を楽しみました。一関に到着後、新幹線の乗り換えまで8分。遅延しないかな?大丈夫かな?とちょっと心配。
新幹線の切符を購入するときに、「指定席じゃなくても大丈夫だよ。ここからだと自由席は埋まらないから」と駅員さんが教えてくれました。自由席であれば、たとえ乗り遅れたとしても次の新幹線に乗れるので、自由席でよかった。
無事に遅れることなく一関駅へと到着しました。
この後、新幹線やまびこ にて仙台へ。
どの新幹線が来るのか分からなかったのですが、E5系の登場に息子と大喜び。やっぱりかっこいいですよね、 E5系。以前乗ったことを息子は覚えていなかったので、「やったー!」と嬉しそうにしていました。自由席は1−3号車。私たちは1号車へ、確かに席には余裕があって息子と二人並んで座ることができました。仙台までの短い時間でしたが、新幹線を楽しみました。
今回は、ポケモン列車を楽しむための旅、でした。
ポケモン列車に乗ることができて、嬉しい楽しい体験でした。息子は「また乗りたい!」といっていますが、なかなかなハードな旅ですし、予約も取れるかわかりませんし、2度と乗れないかもしれない。貴重な時間だったな、と思います。息子と体験できたことに感謝です。
今度、気仙沼や一関を訪れる際には、時間に余裕を持って街中散策も楽しみたいと思います。
色々な路線の鉄道に乗って感じたことがあります。
地方へ行けば行くほどに、駅前には何もない。駅前は閑散としていることが多く、お店はあっても居酒屋やチェーン店が多く、その街の地方の味を堪能することが難しい。車社会になり駅前が廃れているなぁと寂しく感じています。
このまま廃線してしまって、鉄道がなくなる未来があるのかもしれない。しかし都市部との連絡はやはり鉄道だと思うのです。駅前の繁栄が、やはり街の繁栄につながるだろう、と思います。駅前が賑やかで美味しいもので溢れていたら、また来よう!また来たい!次に来る時は街中も観光してみたい!という人がつながり街につながり次につながる糸口になるように思うのです。駅も地域も発展しながら鉄道が残って行くといいなと思います。
息子が大人になる頃には鉄道は残っているのだろうか?最近、そんなことを考えます。主要都市間は、リニアモーターカーのような超高速鉄道(もはや鉄道ではない)が走り、地方の路線は廃線し、全てBRTのような高速バスへと変わっていくのかもしれないですね。
だからこそ、今ある鉄道を息子と共に楽しみたいと思います。
今回も、長々とお付き合いいただき、誠にありがとうございます。
懲りずに!またのご乗車をお待ちしております。
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