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居酒屋の販促なんて、Facebook一択だ。№151

 ほとんどの居酒屋が名前も知られることなく潰れていく。悲しいですが、これが現実です。ありったけの想いと血のにじむような資金を投入した店舗が、味もサービスも評価される前に潰れていきます。これほど悲しいことはありません。

 そうならないためには、まず知ってもらうことです。「私たちのお店はここにありますよ。オープンしましたよ。」ということを、一人でも多くの方に知ってもらう。スタートアップで大切なことはこれだけです。これだけですが、これが一番難しいのです。

 今回は「鮪のシマハラ」が多くの方に知ってもらうために取り組んだ販促方法を紹介したいと思います。この方法で「鮪のシマハラ」は、30坪50席(2等立地)の居酒屋で初月売上570万円というまずまずのスタートをきることができました。

 その方法とは、これはもうFacebook一択です。これしかありません。理由は簡単で、友達(フォロワー)が簡単に増やせるSNSはFacebookだけだからです。「インスタやTwitterじゃないの?」と思ったそこのあなた。フォロワーを獲得している間に、あなたの店は潰れてしまいます。(すでに多くのフォロワーを獲得している場合は別ですが。)

 Facebookはこちらから友達申請をして承認してもらうという稀有なSNSです。裏を返せば簡単に友達(フォロワー)が増やせるということです。短期間に出来るだけ多くの方に新店舗を知ってもらうのが目的です。これ以上に適したSNSはありません。

 ただFacebook販促には、少しの荒っぽさが必要です。ルール違反ですが、不特定多数の方に友達申請をする必要があります。個人が所有する友達(フォロワー)なんて、300~500人位のものだと思います。これでは足りません。お店が潰れてしまいます。

 覚悟を決めてどんどん友達申請をしなければなりません。実際私は、「マグロを愛する想いで居酒屋をオープンさせます。よろしくお願いいたします。」このメッセージで多くの方に友達申請をしました。私の友達数は約2ヶ月間で500人から4,000人強に急増しました。

 面識がない方への友達申請はルール違反かもしれません。実際多くの方からお叱りも頂きました。でも怯んではダメだと思います。テレアポと同じです。想いがこもったお店を潰すわけにはいかないのです。一人でも多くの方に知ってもらうためにはなんでもやる、そんな気持ちでした。

 獲得した友達(フォロワー)にnoteに綴ったマグロ愛を転載して「鮪のシマハラ」オープンを伝えました。このFacebook作戦は一定の効果を得ました。2等立地50席で売上570万スタートは、胸を張って良い結果だと思います。これらのお客様はすべてFacebookが運んでくれたと言っても過言ではありません。

 そして私は飲食経営の覚悟を理解しました。待っていても何も始まりません。個別営業です。個別にアプローチを繰り返す覚悟と根気が必要です。

 今でもこのスタイルに変化はありません。特別な告知は、私個人でも1,000や2,000件はお客様宛にお送りします。時にお叱りを頂くこともありますが、挫けません。

 「お前らの想いなんて誰も知らねえよ。」この壁を打ち壊せるのは、一件の営業メール、一件の営業電話です。今日も「鮪のシマハラ」はそれを継続しています。

追伸 FacebookはインスタやTwitterと違い、投稿者の承認欲求が全く満たされないというSNSです。若者離れが進むのも理解できます。そうです。Facebookなんて、おっさんしかやっていないのです。あしからず。







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