見出し画像

「鮪のシマハラ」に事業計画書はありません。

 大きな目標にむけて「鮪のシマハラ」は走り始めました。そこで多くの方から3、5ヵ年事業計画書等はあるのか?という質問を頂きます。結論から言うと、そんなものはありません。20年弱商売をしていますが、一度も作ったことがありません。

 こんな世の中です。5年先の自分や会社のことなど誰にも想像できません。世界がどうなっているかも分かりません。それなのにどうやって計画書を作成するというのでしょう。飲食は現場にすべてがある商売です。現場で一日一日小さく成功すれば、3年後5年後も必ず大きく成功している。これが私の考えであり信念です。

 創業時に私が内外に伝えなければならないことは、誰も必要としていない絵空事の計画書でないはずです。この事業に対する想い、志を発信したいです。このスピリッツこそが内外に仲間を生み、人とお金を巻き込み大きな波となってひろがって行くと信じています。

 このnoteもその手段の一つです。「鮪のシマハラ」のスピリッツや想いを伝えています。お客様には「そんな島原の店に行ってみたい。」従業員からは「そんな島原と働いてみたい。」そう思って頂けるように書いています。社長の私もSNS等を通じて自分をさらけだし、内外の信任を問う必要があります。社長の人となりがすべてです。お客様、従業員から認められる経営者でなければ事業は続けられません。

 そして計画書ではなく、想いで「鮪のシマハラ」の将来性を伝えたいです。この事業のとがった感じを伝えたいのです。間違っていてもよいので、ウソではなく本音をお伝えします。やっぱり私に計画書は必要ありません。そもそも損益分岐も原価率も計算していないのです。いま私に必要なものはそんな賢しげなことではありません。大好きなマグロの魅力を伝えたいという爆発的な想いだけです。数字は関係なく、納得いくマグロを提供します。その想いが仲間に、お客様に、取引先様に伝われば数字はなんとでもなると本気で考えています。予約が取れない店だが、原価率は80%を超えている。そんな状況があってもいいと思います。最高です。

 「鮪のシマハラ」には「5年で30億くらいサクッとやる。」という目標があれば十分です。私のスピリッツが仲間に浸透していれば、どんな困難も乗り越えられるし絶対達成できます。創業メンバーへ。賢しげなことは5店舗越えたら考えようぜ。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?