見出し画像

分かったような事を言って、社長や管理職を「さん付け」で呼ぶ会社が大嫌い。


 「鮪のシマハラ」では、仲間が私のことを社長と呼んでいます。年上のメンバーもそう呼んでくれます。

 よくお客様に笑われます。「こんな場末の居酒屋店主で社長はないでしょう(笑)。」その度に、私はこう答えています。「規模は関係ありません。会社を創業した1人の時から社長であるし、今後もそれは変わりません。」

 私は確固たる信念をもって「鮪のシマハラ」を創業し、全責任を負っています。いかなる時も社長であり、そう振舞うべきだと考えています。売上高や従業員数は関係ありません。社長業は専門職です。そのポジションに誇りを持っているし、今後も社長業を邁進するつもりです。

 「鮪のシマハラ」で働く仲間は、私のことを社長と呼ぶ必要があります。社長だけではありません。管理職も役職名で呼ぶ会社にするつもりです。

 なぜなら社長や管理職は、社内で尊敬され目指すべきポジションだからです。個人が力で勝ち取り、その責任を全うする。それに見合った待遇と報酬が約束される。それが社長であり管理職です。気安く呼称で呼んでいい訳が無いのです。「鮪のシマハラ」の未来を託して管理職をお願いしたのです。多くの権限を与えるのです。そういう立場の人間であることを社内外に示す必要があります。「鮪のシマハラ」では役職で呼ぶを徹底していきます。

 そしてなにより、社長や上司は部下の友達でありません。雑な対応は絶対にダメです。責任や権限が違うのです。上司が気持ちよく働き、パフォーマンスがあがる会社であるべきです。それが組織の強さにつながると確信しています。

 もちろん社会人としては、みんなが対等です。社内で、たまたま役職が上、社歴が長い、報酬が多い、それだけのことです。しかし社内では、たったそれだけのことが非常に重要です。なぜならそれが組織だからです。「鮪のシマハラ」は勝てる組織を目指しています。

 最近では呼称で呼び合う会社が多い。私も理解しています。理由としては、「上司との距離感が近づく。風通しが良くなり意見を自由に言える。」などがあるのでしょうか。ハッキリ言います。クソくらえです。なぜ意識的にそんなヌルイ組織にするのか、まったく理解できません。

 上司とは、自分の仕事の範囲を決め結果を評価してくれる人間です。失敗の責任を負ってくれる人間なのです。誤解を恐れずに言えば、「ごまをする」相手です。何度でも言います。組織とはそういうものです。

 組織である以上、最終的には社長や上司の決定に従うしかありません。役職で呼ぶことで上司にプレッシャーを与えましょう。正しい判断をさせましょう。部下以上に仕事をさせましょう。

 必ず役職で呼ぶ。組織としての指示系統と責任を明確にする。私自身もこれから入社する仲間から、さん付けで呼ばれるほどヌルイ仕事はしていない。それが「鮪のシマハラ」です。仲間から、さん付けで呼ばれることに違和感を感じないときは、社長を辞める時です。いまから宣言しておきます。

 ビジネスは戦いです。戦いである以上、軍隊のような強い組織を目指します。最強の戦士が、最高の組織を作り上げる。ますます楽しみな「鮪のシマハラ」です。


 



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?