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イチゴとみかんの魔法

昨日から学年末試験が始まり、教師は来たい人は学校に来て教室で最後の1週間を過ごしていいですよ、と言われたので今日も行ってきました。生徒は全員オンラインですが我が校の教師・職員はほぼ100%がワクチン接種を先月までに終えたので、最後くらいは学校で、との計らいだと思います。(*アメリカの私立高校で教師をしています)。

毎年恒例の学年末のパーティーもあるのですが、今年は任意参加で校庭にテーブルをセッティングするということでした。いくらワクチン接種済みでも室内での会食はなるべく避けたいからです。天気もいいですし、試験を全部終え、成績をつけ終わったらシャンパンでも飲みたくなるでしょうし、同僚と会って話をするのも久しぶりなので最終日が楽しみです!

今日はお隣の教室で試験の採点をしていた物理学の先生に大きなイチゴをもらいました!私はみかんを持って行っていたので物々交換です笑。

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みかんもイチゴも顔を見合わせて わーーーっと叫ぶほど甘く、お互いの美味しい笑顔でまた わはははは と笑うほど気分が良くなりました。

毎日顔を合わせていた時は、業務連絡やスモールトーク以外はすることのなかった物理の先生。私のクラスがディベートなどで盛り上がってちょっとうるさいと、ドアをバーンと開けて Hey, tone it down! (ちょっと静かに!)と何度も注意されていたので気難しい人かなと思っていました。多分先生は私のことをヘラヘラ笑ってる浮かれポンチ(死語)と思っていたんだろうな笑。

大きくて甘いイチゴとみかんが作った魔法のような時間に私たちはこれまで話したこともなかった家族のことや、趣味、旅行や動物のことをたくさん話しました。学校が再開してお互いの行き来が多くなるであろうことを期待させるほど、楽しい時間でした。

こんな風にイチゴとみかんで笑いあうことができるなんて、今日は幸せな日だなぁ。

みかんの皮をむいたら、イチゴのパックを開けたら、そこから流れ出てきたのは私たちを繋ぐ甘い魔法でした。

シマフィー 




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