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Happy News Only!

ニュースを読むのも見るのも嫌いです。政治、環境問題、戦争、侵略、人種差別、果てにはパンデミック・・・とそれに伴う呆れた大人たちのわがまま。テレビも新聞もそんなニュースばっかり。

何年か前までは1日に1度は新聞をいくつかチェックしていました。世界情勢を知り、将来に向けどんな事が出来るのかを考え、若い世代とシェアするのが大人の義務と責任だと思っていたからです。

でも今はほとんどニュースを読みません。授業の時間は限られているので(オンラインなので短くなっています)生徒と世界情勢について話し合う機会もなくなり、なにしろ普通のニュースは気が滅入るものばかりで、自分も生徒もうんざりなんです。明るい将来が見えてこないのがストレスなんです。

ここ1−2年は最低限の時事は個人でテレビや家族から学んでいることを前提に、ニュースのジャンルを変えて課題にしています。

題して Happy News Only!

生徒たちには心温まる、優しさと幸せ、“良い人間”が主役のニュースを読んでクラスにシェアしてもらっています。
アメリカには “いいニュース” だけを取り扱うメディアがいくつかあります。そんなページから自分がいいなぁと思ったものを文字にしたり言葉にしたりしてシェアして貰っています。オンラインになる前は発表、今はオンラインの掲示板でシェアしています。

最近生徒たちの共感を集めたのはこんなニュース。

一つ目はNYの15歳の男の子が古い捨てられたコンピューターを96台も修理してパンデミックの間コンピューターが必要だった人々に提供したというもの。生徒たちは彼が自分の得意分野を生かして若干15歳、1人で修理をしていたことに感動していました。若くても、出来ることは限られていても、人のためにやれることはある!その見本となった記事でした。

もうひとつはフィンランドの科学者が鬱の症状を和らげるのに有効なビデオゲームを開発したニュース。生徒たちは身近な何かと大きな世界をつなぐニュースが大好きです。様々な事柄が色んな方向に向かう線でつながっているのを可視化出来るからです。

日本にもあるといいなぁ、こういうワールドワイドだけど身近な “人間ってまだまだ捨てたもんじゃないじゃん!” って思えるニュースばっかり読めるところ。

ポジティブニュースは生徒たちにも私にもポジティブだけの影響を与えてくれています。

シマフィー







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