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アメリカ生活:シマリスのだいたい今

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最近のお話をまとめました。シマリス界では最近とはだいたいここ10年以内のことです。
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#アルフィー

祝デビュー49周年:あなたがくれた50の幸せ

今日8月25日は私の愛するアルフィーさんのデビュー記念日。 今年は結成50周年とデビュー49周年のお祝いです! 1974年のこの日に”夏しぐれ”(作曲は筒美京平さん、作詞は松本隆さん)でデビューしたときにお三方は若干20歳(桜井さんはまだ19歳)でした。 私個人も20歳は大きな節目でした。日本を出た歳です。 それからはや33年(えーーーw)アメリカを始め海外での生活になり日本の方が”第二の故郷”のような状態になってしまっています。 そんな私が18歳の時以来、30数年ぶりに出

エルドラドはどこだろう

どこに住んで、どんな生活をしたいか、と問われると思い浮かぶ選択肢は2つに絞られる。 1:現実ーー生活しやすい環境が整えられている場所 2:理想ーーありえないとわかっていながらも夢を見ずにはいられない場所 16世紀の大航海時代にコンキスタドレス・侵略者たちが競って探したエルドラド(El Dorado・黄金郷)は噂や伝説ばかりが大きく膨らんだが結局は存在しなかった。当時はもちろん金やスパイスなどを求めての探検だったが、現代に生きる私たちにとってのエルドラドはどんな場所だろうか。

グランドキャニオンで推しに30年ぶりに出戻った

3年前のこの時期、私は生徒22人を連れての日本旅行の準備で忙しく、さらには未知のウイルスの脅威とそれが私たちの旅行に与える影響に怯えながら毎日を過ごしていた。(*アメリカ東の私立校で教師をしています) 結局は出発前日に旅行はキャンセルされ途方に暮れたのだが、どうしても修学旅行に連れて行ってあげたい一心で路線を大幅に変更し、アメリカ南西部コロラドからニューメキシコ、アリゾナ、ユタ、ネバダを突っ切りカリフォルニアまでのバスツアーを決行した。 コロラドで大学・大学院を過ごしたこと

"Teach Your Children" CSN&Y

2023年1月20日、先ほどCSN&Yのディビッド・クロスビーさんが81歳で永眠されたとのニュースを見ました。この記事は2年前に書いたものです。 Rest In Peace, Mr. Crosby. We will miss you. 時々授業で音楽を使うことがあります。 聴きながら自由に作文をしてもらうこともあるし、きちんと歌詞を聴きながら分析したり、歴史背景を学んだり、解釈の討論をすることもあります。 パンデミックや大統領選で揺れに揺れていた10月に生徒と一緒に聴いた

幸せチャージ休暇

私の職場には年に二日の”幸せチャージ休暇”がある。(*アメリカ東で教師をしています) これはいつとってもいいし(もちろん有給)前日の連絡でもいいし、なんなら二日続けてでもいい。 仕事が忙しくてストレスが溜まっている時 はたまた溜まった仕事(採点)を片付けるために時間が必要な時 家族と過ごす日が必要な時 美術館やお芝居を観に行く時 ボランティアに参加する時 信仰する宗教の大切な日 などなど・・・基本は”自分を幸せにするための休み”なのだ(実際の呼び名はちょっと違いますが)

苦手をやらせちゃう魅力☆

春休みはいい。普段は絶対にやらないようなことにも費やせる時間がある。 今日私はクッキーを焼いた。いつものザバザバ混ぜて焼くだけのチョコチップクッキーではなく、型抜きのクッキーだ。明日はイースターで義両親が来るのでコーヒーに添えるかわいいクッキーでも焼こう、と思ったのだ。 ちなみに私はごく最近、ちゃんとしたクッキーが焼けるようになった。 これまでは硬いか、甘くないか、ボソボソなクッキーしか焼いたことがなかったので夫は ”クッキー焼くよ” と告げると ”硬くないやつね!” と必

驚きの手作りプレゼント

授業の一環で手作りクラフトの時間があり、生徒たちは毎日色んなものを自分で考え、自分で作っている。(*アメリカ東で教師をしています) ここ二週間で蝋燭作り、組紐、陶芸、刺繍、まな板、カギ編み、ビーズブレスレット、チョコチップクッキーなどを作ってきた。うまくできない子もいるし、すぐに飽きてしまう子もいる。そして思いがけない新しい趣味を見つける子もいる。 10年生に2人、スポーツ万能の男子がいるのだが、彼らは二人ともクロスステッチと刺繍にハマっていた。音楽を聴きながらもくもくと

決心の理由と後悔の有無

先日生徒から”進学と就職”についてインタビューを受けた。 11年生を対象にカレッジカウンセラーという進学指導・相談の教員が始めたもので、身近な大人に私たちがどうやって進学先や就職先を決めたのか、そしてそれまでにどんな葛藤やアドバイスや後悔や喜びがあったのかをインタビューするという。(*アメリカの私立高校で教師をしています) 放課後に、かつて私の生徒だったT君がノートと鉛筆を持ってやってきて、カメラとマイクをセットして恭しくインタビューが始まった。 大学進学を決めたときに

早々とバレンタインデーのカードx3

もう何年もバレンタインデーのカードを書いていない。一体最後に書いたのはいつだったのかも覚えていない・・・・多分何年か前に生徒たちに書いたのが最後かな。ボーイフレンドにカードをあげたのは昭和の頃のような気がする笑。 夫とは手紙のやりとりやメモを残したりはしていたけれど(夫は後生大事にポストイットに残したメモもしまっているのを知っている)、カードのやりとりはしたことがない。というのも私は前もって何かを準備するというのが本当に本当に本当に苦手で、直前に”あ!明日はバレンタイン!”

鳶色の初日の出

元日からこっち、毎日曇り空で雨だったり雪だったりした我が家周辺(*アメリカ東海岸在住です)。今朝の通勤時に道路の向こう側が段々と明るくなってくるのを見ながら綺麗だな〜と、つい何枚か写真を撮った。 たまたま聴いていたのが ”鳶色の雲はやがて茜色に空を彩り 時を運び季節の衣を変える”で始まる The ALFEEの "The Way"という曲で、まさに歌詞そのまんまの情景にちょっと感動した。 毎日通っているのに、毎日風景が変わる。前を行く車も、木々に残る枯葉の形も、雲の形も、光

白いハイウェイを行く

今週から冬時間に変わり、朝家を出るころは(6時10分)すでに空が明るくなりかけています。(*アメリカ東で教師の身です) 相変わらずの渋滞でのろのろの部分もあるのですが、高速を降り、両脇に原っぱがある場所を通り過ぎる時には白い霧が立ち込め、まるで夢の中のような光景を目にする朝もあります。 今朝はちょうど朝陽が青い光からピンクとオレンジに変わる境目で、白く流れるような霧が本当に美しく、思わず道の真ん中で車を停めて写真を撮りました(後方に車がいないことをちゃんと確認してからね)

私の朝は桜井賢で始まる

最近日が昇るのが遅くなり、家を出る時間の6時10分頃はまだ真っ暗だ。(アメリカの東海岸で教師をしています) 朝早いのにフリーウェイにはちょっとした渋滞が出来る部分があるほど混んでいて、なかなかスイスイとはいかないが、1時間ほどで学校に着く。夏の間は1時間半から2時間はかかっていたので、それと比べると”快適”な気もするが、普通の交通状態ならば40分ほどしかかからないはずなので本当なら1時間でも長くて辛い。 朝の通勤時間、以前はラジオを聴いていたがもう何年も前にやめた。朝から

”It's For You” オリジナルもカバーも、そのカバーも

カバー曲ってオリジナリティがないものも多数あるからか、どうしても ”あぁカバーね” で終わっちゃうものもあるのですが、オリジナルを超える秀逸なカバーを見つけると本当に心踊ります! もともと素敵なオリジナルが、もっとかっこよくなってるのを見つけると気分がいいです。 午後の授業での作文の時間は小さく音楽をかけながら、リラックスした環境で、時にはお菓子でも食べながら(笑)の私も楽しみな時間なのですが、カバー曲をかけると生徒たちは大抵がオリジナルを知っていて驚きます。(*アメリカ

今日も楽しいな〜

毎朝コーヒーを飲みながら思うのは ”今日も楽しいといいなぁ” ということ。 忙しい中、一つでもいいので やったー! という楽しみがあって欲しい。それが夜よく眠れる薬なのです。 楽しいことは見つけようと思えばいくらでもありますが、仕事で行き詰まったり、嫌な上司から嫌味なメールが来たり、隣の子供たちが脳天からの叫び声を上げているとどうしてもそちらの方に気持ちが行ってしまいます。良くない! 今日は久しぶりに午前中丸々一人だったのでアルフィーを聴きながら(もはや何をしていてもア