マガジンのカバー画像

アメリカ生活:シマリスのだいたい今

289
最近のお話をまとめました。シマリス界では最近とはだいたいここ10年以内のことです。
運営しているクリエイター

#自然

うちの庭ニュース:ピンクと緑

桜が散って寂しいなぁ〜と思う間もなく、次々と新しいピンクの花が咲いて来ます。(*アメリカ東に在住です) 黄色も白も紫の花もあるけれども、やっぱりピンクの花がかわいらしい。 毎日庭をうろうろしながら夫と二人で あ、あれが咲いてる! お!向こうのあれが満開だ! とピンクと緑を楽しんでいる。 我が家のピンクを皆さんにもお裾分け! 今週末はメモリアルデーの3連休です! 明日は天気がいいらしいので池と庭のそうじかな〜 皆様も素敵な週末を! シマフィー

自由になった手乗りニワトリ

小学生の時にひよこが我が家にやって来た。 夜店で買う、あのかわいそうな色をつけられたひよこを母が連れて帰って来たからだ。夜店のひよこは何か問題があるひよこで農家の人たちがいらない、って夜店にあげたものなので、大きくならずに何日かしたらすぐ死んじゃうよ、と友人に教えられ私はそれならその命尽きるまでデレデレに可愛がってあげよう!とせっせとお世話をした。 多分母も同じようにひよこを甘やかしに甘やかしたと思う。 デジャブ(Deja vu)と名をつけ、小さなアパート暮らしだったので外

キツネの匂いがする

朝早く起きて外に出ると色んな匂いがする。 霧が立ち込める匂い 緑が擦れる匂い 池の水が蒸発する匂い 土が湿る匂い 甘い花の匂い 隣の家のランドリーの匂い 車の排気ガスの匂い 腐った肉の匂い(どこかで何かが死んだのだ) キツネの匂い 動物独特のムスクが香り、それは庭のこっち側では強く、向こう側ではかすかにしかわからない。 匂いをたどるとまだ暗いうちにどっちからキツネがやってきて、どちらに移動したのかがなんとなくわかる。 敷地内で直に姿を見たことは一度もないが、道路を挟んだ向

やっと出た、やっと来た、やっと春のきざし!

去年は3月の第2週目には裏庭をうろうろしていたシマリスたちが、今年は一向に出てきません。ちょっと心配になってきたところでした。というのも今年の冬は豪雨や氷点下の日が多く、地中でくっちゃねーしているシマたちは弱って死んでしまったのかも、と思ったからです。 シマリスは冬眠をせず、夏の間にせっせと蓄えておいた木の実などを時々目を覚ましては食べ、また寝て、を繰り返します。野生での寿命は2−3年といわれていますが、なんと我が家には7年もの間毎年戻ってきた個体もいるので、条件がそろえば

グラデーションを楽しもう

庭のクロッカス、もう終わってしまった。早く来て、早く去ってしまう。 かわいいなぁと写真を撮るたびにメンデルの法則を思い出します(笑) 自然っていいなぁ、面白いなぁ、楽しいなぁ〜 シマフィー

モミジの庭

我が家には全部で9本の紅葉の木があります。(*アメリカ東海岸在住です) 大きいのやら小さいのやら、黄色くなるのも、オレンジや真っ赤になるもの、形も色々で、一口にモミジといえどもいろんな種類があり見ていると飽きません。 こちらではJapanese mapleと呼ばれ、この家を買う前の下見では池の向こう側に見えた黄色と赤と大きいモミジの木に感動しました。夫も私も”日本みたい!”と喜んだのを覚えています。その後自分たちでも小さいのをちょこちょこと植え、全部で9本になったのです。

秋の気配と冬の先取り

ほんのひと月前はこんなに緑緑していた我が家の池周辺も、 今はこんなに色が変わってしまっています。季節が移るのは早いなぁ。 もう半月すると落ち葉地獄となり、我が家の週末は落ち葉掃き・落ち葉すくい・落ち葉集めでほぼ終わってしまいます笑。 日本も秋をすっ飛ばして初冬のような寒さらしいですが(高見沢さんが昨日のビデオレターで言ってたw)、東海岸北のここらへんも肌寒い日が続いています。 室内の気温も低かったので、午後はオーブンをフル稼働してケールチップス、かぼちゃのチーズケーキ

丸太ゴロゴロコーヒーの幸せ

我が家は夏のうちに大型トラック一杯分の丸太を届けてもらっています。(*アメリカ東海岸在住です) 木を切る会社に頼むと、どこかご近所で木を切った後に我が家に寄って、こんな風に駐車スペースにドカンと落としてくれるんです。これは大きな樫の木、2本分はあるのかな。これ全部で100ドル!すでに薪にされてあるものを買うとこの丸太一個分の薪はだいたい10ドルほどですので、自分で割る元気があるのなら、この状態で買ったほうがお得です。 で、夏の間はこの丸太の山を夫が斧で割り、暖炉用にするの

万が一、生きる可能性

いつも通り、朝7時には教室に入り授業の準備をしていると、同じように毎朝早く出勤する数学の先生が走ってきた。(*アメリカ東海岸で教師をしています) シマ先生!早く来て!地下への階段にシマリスがいる! 何!??? どこからどう入ったのだろうか、ドアも窓も厳重に締めてあるから昼間のうちに忍び込んでそのまま一晩閉じ込められたのかもしらん。 ということで早速階段をそろそろと降りて行く途中で隅っこに丸くなっているかわいそうな小動物が見えた。そして私はすぐ気づいた・・・ シマリスち

酸っぱい秋

ここ1−2週間は、朝晩がめっきり涼しくなり、昼間も薄手のカーディガンが必要な天気です。(*アメリカ東海岸、北方です) 庭の花壇も、もう最後の最後はアネモネが花盛りで、それもだんだんと花びらが落ちるようになりました。 あんなにたくさん来ていたハチドリも、今日はたった一羽、南にわたる途中に立ち寄ったであろう可愛い子が蜜を飲みに短い時間いただけです。これから、北に渡ったり、南に渡ったりする鳥が少しずつ消えていき、代わりにそちらからやってきた違うメンツがちょろちょろと顔を見せるよ

きのこ、食べられるのか・ないのか問題

今年は雨が多かったのか、湿気が高かったのか、例年よりも多くのキノコが庭のあちこちに出現しました(*アメリカ東海岸です)。見た目だけだと、椎茸のようなキクラゲのような、ポルチーニのような、エリンギのような・・・うーん。 毎回、見るたびに(一応) これは食べられるキノコなのか・・・ と悩みます。 夫も私もキノコについての知識はゼロなので、決して食べようとは思いませんが(死ぬしね、間違うと)、美味しそうなんですよ、どれも。 スライスしてピザに乗せたり出来るのか・・・ 手で裂

カモフラージュ

ここ何週間かは、庭に出るときには足元の2mほど先を見ながら歩いています。 見えます? これならどう? 踏まないように、びっくりさせないように(こっちもびっくりするし)、自分の庭なのに恐る恐る歩いています笑。 見つけた人には何か緑色の幸運が訪れるらしいですよ!目を凝らして見てね! *ぴょんぴょん跳ねる系のあやつです! シマフィー

覗きのプロ

台所で働いているとしょっちゅう覗いているアイツをを発見します。 中の様子を伺って私たちがいるのか、自分に気がつくのか、気がついたら何かくれるのか・・・色んな思いがちいさな心にぐるぐると蠢いているわけです。 これを反対側から見るとこんな感じです。 庭をウロウロすると足元にわらわらと寄ってくるシマリスたちですが、その内の何匹かは私たちが家の中にいるのかを確認するためにフェンスやスリッパによじ登って覗きを働く様になりました。フェンスに登っても、必ず家の中の人間が自分の姿が見え

かわいい7セントたち

私たちがこの家を買った時、池には立派な鯉が5−6匹泳いでいた。元のオーナーさん曰く、もっとたくさんいたけれど、模様が美しくて大きくて、高い値段で売れるものは全部売ってしまったらしかった。残された鯉も体長は30cmほどの美しいものばかりだったが、私たちが気になったのは池の周りの大木の枝から枝へ放射線状に張り巡らされたテグスだった。 引っ越してきて一番最初にしたのはそのテグスを全て取り除くことだった。高い木の枝から枝へ張り巡らされていたので、夫はめちゃめちゃ長く伸びる消防車につ