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異動したモヤモヤ、異動しなかったモヤモヤ


間もなくゴールデンウイーク。

新しい年度が始まって1か月あまりが経ちますが、皆さん、お仕事やプライベートでの変化に疲れが出てきたりしていませんか?

私たち地方公務員の世界では年度の切り替わりの際に「人事異動」というお祭り騒ぎがあります。

人事異動が内示されると、「なんであの部署に異動するんだろう?(モヤモヤ)」「なんで異動するのが今なんだろう?(モヤモヤ)」などとモヤモヤを感じる人が多い、ということで、3月にはこちらの記事でご紹介したモヤモヤと向き合うためのワークシートを制作したりもしました。(一応、キャリアコンサルタントとしての取組です)


上記のように、人事異動をすることになると「どうして私が税の担当部署に?」とか「本当はまちづくりがやりたかったのに」とか、あと私も同じような経験がありますが「今やってるこの仕事にもっと関わりたかった」といったモヤモヤを感じたりすることがあります。

また、異動した後にも、「思っていた業務と違った」とか「あれ、この上司とはちょっと相性が微妙かも」とか、異動する前には分からなかったことが原因でモヤモヤを感じることもありますよね。

ちなみに後者の方は、自分で申告した希望が叶った場合でも経験することなので、それがまた厄介だったりします。


一方で、異動しなかったひともいます。

ちなみに地方自治体だと、その団体によって多少幅はありますが、私が知っている限りでは3~5年位で異動するのが標準的なようなので、そうだと仮定すると、所属する課の2~3割のひとは入れ替わり、残りの7~8割のひとは異動せずに残留することになります。

この異動しなかった「残留組」も、実はけっこうモヤモヤしていますよね。

◆転入者が仕事を覚えるまで負担が大きい!
◆転入者へのOJTで自分の仕事が後回しに……。
◆あのひとが異動しちゃってこの事業大丈夫?

4月の前半は、そんなことを感じるひとも多いのではないでしょうか。


かくいう私も、これまで各部署での在籍年数は長くなりがちで、つまりは異動していくひとを送り出し、異動してきたひとをサポートする春の方が多かったわけで。

やはり上記のような残留組としてのモヤモヤを抱えて過ごしていました。


どうしても春は、新しい環境に飛び込んだひとの話題が多くなりがちですが、こと公務員の人事異動について言えば、人数も多いですし残留組のモヤモヤは、組織の課題としてはもっと注目されてもいいんじゃないかな~と思ったりしています。


ぜひ、上司や先輩の立場にあるひとは、残留組のひとたちに感謝やねぎらいの言葉をかけていただけたらと思います。
また、残留組の当事者のひとたちには、あなたたちのおかげで役所が崩壊せず、いくらかの混乱の中でこの4月を乗り切れるんだということを誇ってもらい、ゴールデンウイークには心と身体をできるだけ休ませてほしいなと思います。


皆さんは、如何お考えでしょうか。



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