TSUTAYAは死なず(3)世界のブックカフェ、古本屋
新聞の書評欄で、韓国の小説、ブックカフェが舞台のものが話題に。
https://www.bungei.shueisha.co.jp/interview/hyunam-dou/
アジアには台湾発のブックカフェチェーンも、TSUTAYAもある。韓国にも多いらしい。
書店だけでの経営難という理由以外に、落ち着いて本を読むのが好きという、アジア人らしい性格もあるようだ。
電子書籍もいいものだろうが、まだあの画面が、生理的に心地よく思えない。紙をやわらかく膝の上において、しっとりと読む行為の良さ。ただ読むのではなく、身体で読む、上質の体験。
今朝土曜日の書評欄、週刊べスト10に、原田ひ香著「古本食堂新装開店」とある。
上は前作。ベスト10はその続編。これは古本のある食堂ではなく、実は神田の古本屋と、その近くのいくつもの美味しい店ということらしいが、食べることと、本との良い相性を使った連作として、注目だ。東京神田は、本の町としてもっともっと飛躍できる。面白い場所だ。すこしアイデアが必要だ。ポルトガルにある世界一美しい書店のようなものが欲しい。
紙の本は、残ると直観した。
古本のウェートが上がり、価値もあがるかも。古本というのは、古い陶器みたいに、趣があり価値を認められるものへ変わってゆく?
ブックオフは、いま世界の主要都市にあると知ってる?日本のマンガが売れるから。マンガは、本で読むのが楽しいと感じてしまうのは世代のせいか?
電子書籍はどんどん増えて、アプリで翻訳もできるけれど、その作品の「物感」が必要になって、わざわざ本を買う人が、増えてくる。それを愛すれば愛するほどに。
むかし、京都の鴨川沿いに、パリのセーヌ川をまねて、古本の屋台を開こうかと思ったことがあった。面白くない?たぶんパリ五輪でも、必ず映されるパリ名物だよ。
いま、様々な店に併設で本を置くことがある。どんなものも、その情報がある。
ラーメン店にラーメン屋ガイド、映画館に映画の本、病院には素人医学。
そういう作戦はいつでも可能。薄利多売。
本は未来には、スクリーン的な紙のページが100枚ぐらいあって、それに次々いろんなものが投影されて読むような、そんな機械が現れるんじゃないかな。いや、こういうことはまだ先が見えない。どう情報を出し入れするか、脳内チップみたいなのは、個人的にはゴメンだ。
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