見出し画像

【理念やビジョンは変わるもの?】創業3年で得た気づき



先日の記事、
【創業3年を振り返って
気づいた2つの大切なこと】

の中で、経営の意思決定における
拠り所となる私なりの二つの
ポイントを挙げました。

一つ目は、理念があるかどうか。
二つ目は、社員を雇うかどうか。


今回は一つ目の理念があるかどうか、
について、掘り下げてみたいと思います。


【夢を叶える仕組み】を届けて、
中小ベンチャー企業の社長を元気に。


これは私が2019年に掲げた、
シクミタスの理念です。


私は元々、経営コンサルティングの
仕事をしていました。
多くの社長と関わる中で、


「目の前の社長を元気にできれば、
関わる社員の方も元気になる。
社員の方々も元気にできれば、
関わるご家族や周りの方々も元気になる。
これが広がっていけば、ゆくゆくは
社会全体が元気になる。」


このシンプルな事実に気づいたとき、
こんな世界を実現したいとの想いで
この理念を掲げました。


ではどんな方法で関わる皆さんを
元気にしていくのか?
これを考えたときに、
私の場合は【仕組み】を創ることでした。


この仕事を始めて3年経った今、
「この想いは変わらない」
ということを痛感しています。
やはり私の叶えたいことは、
変わりません。

しかし一方で、
事業として自社商品の開発や
サービスを構築していく中で、
実際にやっていることと
叶えたいことの整合性を随時
確認しながら進めていく必要がある

ことを強く感じています。


どういうことかというと、
企業というのはある意味
生き物なので、ある程度の期間
経営していけば、実務もどんどん
変化していきます。


たとえばシクミタスは、
創業当初は私一人だったことに加え、
元々経営コンサルをしていたこともあり、
システム開発の会社として起業しながらも、
コンサル業が仕事の中心になっていました。


この場合、簡単に書くと、


直接社長にお会いする
→コンサル
→喜んでいただける
→社長が元気になる
→つまり理念に沿った仕事ができている


という具合で、
理念と実務の整合性を確認できます。


しかし3年という年月の中で
ありがたいことにお客様も増え、
社員も増え、新しい自社商品の
開発にも取り組み…と、
創業当初していたこととは異なる
仕事が増え、変化していくものです。


言わば、理念を叶えるための手段が
一つだったのが、年月をかけて
だんだんと増えていくのです。
これは喜ばしいことではあります。


しかし、
たとえ根っこの想いは変わらなくても、
理念やビジョンに掲げた言葉と、
実際にやっていることの整合性が
とれていないように見えるため、
「何をしてる会社?」
「何のためにやっている事業?」
と、仲間内であれ外部からであれ、
目指しているビジョンが伝わらない
という事態に陥る場合があります。


お饅頭をつくるのが得意な人がいて、
「お饅頭で人を笑顔にしたい」という
夢を叶えようと、お饅頭の店頭販売を
していたとします。


やっているうちにお店が評判になり、
「お客さんにもっと喜んでもらいたい」
と考え、他の和菓子も製造、販売するように
なりました。


これは、「お饅頭で人を笑顔にする」の、
「人を笑顔にする」という最終目的は
変わっていないのですが、
「お饅頭で」という手段が
年月と共に変化したといえます。


この場合、
お饅頭で人を笑顔にする」よりも、
和菓子で人を笑顔にする」と、
掲げる文言を変えたほうが、
人には伝わるはずです。



「理念やビジョンを
そう簡単に変えてはいけない」と
思う方が多いと思いますが、
私はそうは思っていません。


時代の流れや、
自分が提供しているものの価値に
しっかりと向き合って、臨機応変に
表現などは変えていけば良いのでは
ないかと思います。


誤解してほしくないのは、
根っこの想いは創業当初から
変わっていません。
大事なのは、想いの伝え方です。


最初につくった理念が、100点満点だ!
ということは稀だと思います。


お客様や社員の方々によりわかりやすく、
そしてきちんと想いが伝わるように
表現を変えていくことは重要だと思います。

シクミタスの場合、
仕組みを創って社長を元気にしたい、
という想いは変わりません。
しかしそれを実現する手段が増えてきた中で、
経営上のあらゆる意思決定の拠り所である
理念を、3年経営した今こそ、
皆さんにより良くお伝えできる表現に
リニューアルする時期がきているように
感じています。



■一緒に S.A.M.S. を創りませんか?
中小ベンチャー企業の社長を元気にする!
仲間を募集しています!


■Twitter


■HP



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?