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「人生を好転させるための1つの方法」

前回は、
最短・最速でシンプルな行動をする
ということをお伝えさせていただきました。

初動はの行動は、
シンプルであればあるほど価値があります。

これをするためには、
頭でこねくりまわさないことが大切です。


「人生で大切なことのほとんどは幼児期にならうことだ」
といわれますが、本当にそうだと思います。

朝は元気よく「おはようございます!」と挨拶をする。

お友達が使っているおもちゃで遊びたかったら、
いきなり奪い取るのではなく、
「おもちゃ貸してください」という。

誰かに優しくしてもらったら「ありがとう」という。

感情が抑えられず、誰かを傷つけてしまったら、
「ごめんなさい」と謝る。

など、本当にシンプルなことですね。

たくさんでじゃなくていいから、
ちょっとしたことに意識を集中させる習慣を
取り入れられるといいですよね。

いかに行動に移せるか、
行動し続けられるかです!


そこで今回は、
ある物語をもとに
「大切な思考法の1つ」を
お話します。


14世紀頃に原作が作られたという
アンデルセン童話の「裸の王様」
を題材に進めます。

豪華絢爛な服が大好きな王様
自称、外国で有名な良い服をつくるという
仕立て屋を名乗る2人の男がやってきます。

男たちは
「だれも見たことがない素晴らしい布を作り
王様に素晴らしいお洋服を仕立てて見せます。
しかしこの布は、ふしぎなことに、おろか者には見えないのです。」


男たちはたびたび、服の説明をし、
バカには見えないことを刷り込みました。


家来たちも、おろか者だと思われたくないから、
布が見えているふりをしました。

「素晴らしい布が織られていました」

「さぞかし、素晴らしいお洋服が出来上がることでしょう!」


やがてその洋服が完成し、王様は街でパレードをすることにします。


家来たちは、あわてて民衆にお触れを出します。

「今から登場する王様が着ておられるお洋服。
これが見えないものはおろか者です。
この街から出ていってもらうかも知れません。」


このように事前に説明を受けた民衆は、

「ほほ〜、なんて素敵なお洋服でしょう」

「王さまー!お似合いでございます!」

と、見えない服を口々に褒めたてました。


すると、
通りで王様を見ていた小さな男の子が言いました。


「王さまは服なんて着てないよ。
はだかで歩いてるなんておもしろいね!」


すると、それを聞いた街の人びとは、

「やっぱり、裸だよね?!」

「やっぱり、お洋服なんて見えないよね!」

と、みんな目が覚めましたとさ。

というお話です。


これは、周りの人からちやほやされて、
批判や反対をする人がいないために、
本当の自分の現状がわからなくなった物語です。

わかっていないことの比喩表現として、
「裸の王様のようだ」と使われるようになりました。


「服なんて着てないよ。裸だよ!」
と、子どもがつぶやいて
大人たちもみな「やっぱり着てないよ!」
「そうだよな!」と口々に言い始めて、
皆洗脳から解けました。


権力者こそ謙虚であれ!
本来、世の中の真理は、
地位や名誉とは無関係ということです。


自分の決定権を持ってるのは当たり前ですが自分です。

だから、
自分の王国の権力者は、
まさに、自分自身です。


だからこそ、わたしたちは、
「世間体」や、比較相対の世界から感じる
同調圧力を時に疑い、
違和感や事実から目をそらすことなく、
自分に正直でいる時をもつことが大切です。


物語の中の王様も、家来も、
「王宮に出入りしている仕立て屋」

だから、
信用ができる。
と、思い込んでいます。

王宮に出入りしていることと、
信頼に値することは、
必ずしも一致しないのです。


これは「先入観」「思い込み」がなせる技です。

この「先入観」には2種類あって、
プラスの作用とマイナスの作用をもたらすものがあります。

マイナスの作用は、
「自分はこういう性格だから、これは無理だ」
「自分はこういうの苦手だからしょうがない」
など、
その先に進めない(進まない)理由をにしてしまう場合です。

これは、位置エネルギー(意識)が、
過去からの延長線上からきていて、
低い位置にあるため、現在の自分のエネルギーが、
低い方向に向かって漏れていきます。


プラスの作用は、
「Fake it!」「ブラフ」などと、
心理学で言われるもので、
自分の未来に位置エネルギーを置いて、
そこから考えることを意識することでプラスの作用をもたらします。

自分のなりたい未来の理想を描いて、
そこに臨場感を足していきます。

未来の自分は、
「自然に笑顔で夫(妻)に接している。」

「仕事もますます順調にいっている!」

「子育ても大変なこともあるけど、喜びが感じられている」

その未来にうちたてた自分に相応しい行動や思考を、
いまに加えていきます。


こうして、「先入観」や「思い込み」を
少しずつスライドして、組み替えていくと、
本当の自分が、なりたい夫婦像が、
徐々に開いていき見えてきます。


ここで最後に1つ伝えておきたいのは、
先入観はわたしたちが生きてきた中で、
培ってきた「生き抜く術」でもあります。


だから、悪いものではなく、必要に応じて、
入れ替えができているかどうかが大切です。


先入観から導き出された思考も1つ参考にしながら、
常に未来どうありたいのかをフォーカスする意識を
これからも育んでいきましょう!


すると、
気づいた時には、人間関係のコアである、
夫婦関係や親子関係が溺愛(愛し愛される)関係へと近づき、
人生もビジネスも子育ても、
全ては繋がっているから、
いろんなことがよくなっていきます。


自分の先入観や思い込みのパターンにまず気づけた時は、
「あっ、これのことだな!」と、
発見できたことに「GOODサイン」を出してあげてくださいね!

入れ替えのプロセスはそのあとで大丈夫です!

まずは、気づけたことに「GOODサイン」。

次回は、
スライドする重要性をお話したいと思います。

それでは今日はこのへんで!

ありがとうございました。

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