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今日は、標準化と属人化の話です。

標準化は聞いたことがあったり、イメージしやすいと思いますが、「属人化」という言葉は耳馴染みが薄い方もいるかもしれないので、意味を以下に記載しておきます。

「属人化」とは（ウェブリオより）
企業などにおいて、ある業務を特定の人が担当し、その人にしかやり方が分からない状態になることを意味する表現。 多くの場合批判的に用いられ、誰にでも分かるように、マニュアルの作成などにより「標準化」するべきだとされることが多い。 企画・開発業務など、属人化されているのが一般的と言われる業務もある。

これは、会社などをはじめとした組織でも言えることですが、一個人の人の中でも言えることです。

これからの時代、RPA（ロボティック・プロセス・オートメーション）やAIの益々の発達・商品化・商業化により無人のコンビニが既にありますし、飲食店でも、入店から支払いしてお店を出るまで機械化されて、人と話さなくても人を介さなくても済ませることができることが次々に増えていきます。

有名デパートでは、ある一定基準のハイクラスの方のみ人が対応して、それ以外の顧客対応は機械が対応する方向性になっていきます。

上に挙げた一例は、商業的な分野での標準化の一例ですが、一個人で考えていくと、標準的な領域は無意識で、パターン化して、習慣的にしていること、できることです。

例えば、歯を磨く、洋服を着る、靴を履く、自転車に乗れる人であれば、自転車に乗ることも一度身につけるとパターン化されていつ乗っても乗れるようになります。

赤ちゃんがズリバイ、ハイハイ、つかまり立ちからよちよち歩きをする。
１つ１つの動きが意識的で、１つ１つ身につけます。
そこから徐々に歩き方を覚えるプロセスをイメージするとわかりやすいでしょうか。

大人であれば、自動車運転がわかりやすいかもしれません。
ミッションかオートマかでも大きく違いますが、ここではオートマをイメージしてみます。

オートマであっても、教習所に通って運転を身に着ける段階においては、車幅の感覚もいまいち掴めていなくて、アクセルとブレーキを何度も位置確認したり、間違えないか不安になったりします。

しかし、運転を繰り返す中で、なんとなく、車幅感覚やハンドルをきるタイミングなども掴めてきます。

こうした、生活の中での習慣化のことを、標準化とここでは表現しています。
これは、次なる新しいクリエイティブな活動へエネルギーを注ぐために必要なプロセスです。

赤ちゃんがいつまでたっても歩くことができなくて、標準化・習慣化できなくて、これを繰り返していたら、わたしたち大人のように次なる新しいことにチャレンジしたり、クリエイティブな行動や思考に移行していくことができません。

１つ１つを習慣化することで、次なるプロセスへ歩みを進めていくことができます。

これが、標準化と属人化、ある種、無意識と意識とも言えますが、これは思考にも働きます。

その場合、同じ思考の回路を繰り返し通ることになり、それが繰り返されればされるほど、それが強化されパターン化されます。

そこから、スコトマ・盲点が発生します。
スコトマの話は長くなるので、別の機会にするとして、思考の部分でも、標準化する部分と、「あなただから」という唯一無二の存在価値を見出していくことの両方が必要になります。この後者の部分が「属人化」です。

コロナにより、人と人との接触を最小限にするためにも、自動精算機などの導入が一段と加速しました。

RPAやAIの発達により、標準的な作業は、肉体的なものも、思考的なものも含めて、どんどん置き換わっていきます。
これは、以前から言われている通り、いままであった職種や業界が脅かされると恐れることもできますが、その表の側面があれば、必ず裏の側面があります。

そちら側からこの事象を捉えた時見えてくるのは、人が人としてできる最良の最適な活動により時間や労力を注げることにも繋がっていきます。

それは、さらなるクリエイティブで創造的な活動ができる、今までにないより良い理想を具現化することにつながる可能性を秘めています。

それには、以下のポイントが挙げられます。
人だからできることでかつ、RPAやAIにはなかなか難しいこと。

①複雑な理解や処理が伴うもの
②例外に対する対応こと
③その場その時点での最適な判断・意思決定

これらに関しては人が携わる意味が発生します。

あなただからこれをお願いしたい！
あなたに会って話をすると元気になる！

「あなたに！」という属人化だからこそできる要素を自他ともに引き出していく、発見していくのは、まさに宝探しのようで本当に楽しいです。

この部分に関する楽しいという感覚が掴めると、次なる豊かさの発見につながります。

もし、「あなたにお願いしたい！」その言葉を周りの人から、クライアント、お客様から聞いてみたい、そんな人は、
これからの時代の波を恐れるのではなく、その波に乗って楽しめる自分作りに励んでいきましょう！

今日は、標準化と属人化のお話でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました！

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