東日本大震災から9年

2011年3月11日14:46。
東日本大震災ー東北地方太平洋沖地震が発生しました。
マグニチュード⒐0。
その余震は、依然として続いています。
改めて、お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

9年前に陸前高田市でボランティアをした時の、何もなくなってしまった風景の中で、雪の中にぼんやり浮かび上がっていた一本松の姿は未だに鮮明で、きっと一生忘れられません。

9年経ったこの時に、武漢肺炎による混乱が起きていることが、偶然にしてもどこか暗示的な気持ちになります。
人間として成長できていない。
教訓を生かせていない。
心に染み込んだ筈のものが薄れかけていく。


恐ろしいのは、津波やウイルス などの避けようのない自然の脅威ではなく、誤った対応や情報、知識によって、防げるはずの被害を起こしたり、拡大させてしまうことです。失わなくてもすむ筈の命をなくしてしまうことは、絶対に避けなくてはなりません。
想定外を想定して、正しく恐れて正しく備える。
そういう力が必要です。

どう「ある」べきか。
そのために、どう「する」のか。
大きな犠牲によって学んだことを、身につけていかねばなりません。
考えて知恵にしていかないと無駄になってしまいます。

9年目の今日。
武漢肺炎の混乱の最中ではありますが、だからこそ、改めて、あの日を思い出して欲しいと思います。

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