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お掃除はとても大事


ロボットが人の代わりに仕事をしてくれる

 未来の世界では工業用、家庭用などの優秀なロボットが製造され、人間の仕事や労働をほとんど肩代わりしてくれるようになる、というモチーフのSF小説や映画、マンガを私たちはたくさん観たり、読んだりしています。

 そしてそうこうしているうちに、今もう既に「肩代わり」はどんどん進んでいて、お掃除ロボットだけではなく、いろいろなところでロボットは利用されているようです。

 仕事がなくなる心配もありますが、やはりロボットやAIを造って人の負担が減るのは良い面が多いように思えます。

 でももしかしたら、いつの間にか仕事や労働を少し下に見るような考え方が入ってきていないでしょうか。

「労働は下等なものっていうふうに思っている。」
「日本人はそうは思っていない。」
お掃除の話が入るよう、時間指定し直しました。03:51頃から再生されます。
「研究室の掃除は自分でやってましたからね。」

ロボットと一緒に仕事をするほうが(気が)楽

 ずっと前(10年前)ですが、ALMOST HUMAN/オールモスト・ヒューマンというアメリカのTVシリーズでは、人間の刑事コンビが凶悪事件を解決していくという話がテーマでした。

2048年、科学技術の制御不能な進化により、犯罪率は驚異の400%増。これに対抗するため、圧倒された警察は新たな方針を打ち出した。人間の警察官は全員、実物そっくりの戦闘用アンドロイドとペアを組むことになったのだ。

Almost Human (TV series)
以下のWikiからPremise(英文)をDeep Lで翻訳しています。

 この作品(も)人とアンドロイドの交流、交感が描かれていたように思いますが、ちょっとややこしい人間関係、人とのコミュニケーションを面倒だとか、余計なものかもしれない、と思うことは誰にでもあることですので、もしかしたらすぐに言うことを聞いてくれるロボットの方ががいい、と考えることもあるかもしれません。

「今の若い人たちにとって、課長とは。。。」
時間指定しています。02:20頃から

人は、まず相手を自分と同じだと想定している

 人は初対面の相手を自分と同じ(ではないか)と思ってコミュニケーションを始める、という話をきいたことがあります。おそらく、知性や能力、あるいは倫理観とか、社会人であれば仕事の進め方などを同じ(はず)、と考えることは多いでしょう。
 でも一緒に仕事をするうえで考え方が違うことは多々ありますし、そのようなときには困ってしまいます。
 例えば、ミーティングが始まる前に議題(アジェンダ)を周知しておくのは当たり前、と思っていても皆が同じように認識していないとスムーズには進みません。そうなると「次はこのようなことがないようにしよう」と頑張る人もいるでしょう。その「頑張り」がうまく回れば良いのですが、ときにはそれがさらに混乱を招いてしまうこともあるのではないでしょうか。

コントロールフリーク(control freak

 コントロールフリーク、という言葉を初めて聞いたのは(これも)アメリカのスーパーナチュラル - WikipediaというTVドラマでした。
 control freakは「仕切りたがり屋」「支配欲の強い人」という意味合いですが、会社で出会ってしまうと状況によっては厄介かもしれません。
 でも、欧米の管理職などで時々、強烈な人の話を聞きます。

(以下はもしかしたら参考としてふさわしくないかもしれません。)

羊飼いの憂鬱

 ユダヤの民は「羊飼い」として知られていて、「イエスは自らを良き羊飼と称した」とされています。
参考:Shepherd Wikipedia

 羊の管理はとても手間がかかります。あちこちの牧草地を渡り歩くときには羊の群れを誘導しなければなりません。また適切な数の羊を維持する必要もあります。

 少量の羊なら、などのように家畜として牧場で飼えるが、大量になると牧草地を渡り歩かなければいけなかった。

羊飼い Wikipedia

 彼らはおそらく、長い時間をかけてコントロールフリークとして、羊の数を維持する工夫、牧草地を渡り歩くときの誘導方法などに長けていったことでしょう。
 そのような彼らの「労働観」はどのようなものなのでしょう。やはり、働かないほうがいいという考え方なのでしょうか。

死は存在します

 「死は存在しない」という動画をたまに見かけるのですが、書籍のタイトルのようです。

 ずっとコントロールしたかったのだと思いますが、いよいよ目途が立った、という宣伝のようです。

「生老病死」

 労働をなにか下等なことだと考え、あらゆることをコントロールしようとする姿勢は本来、日本人が持っている見方とは異なっていないでしょうか。

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