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アフターコロナのキャリア戦略

コロナで何が変わったか。もう数え切れないけれど、今まで盤石だと思っていたものが崩れていった感覚を共有できる人は多いんじゃないかと思う。

学校が休校になる、会社に行けなくなる、仕事のやり方ががらっと変わった、仕事が減る、シフトが減る、求人が減る、収入が減る。

一方、増えていったことや発見もある。自由にできる時間が増え、裁量が増え、自炊が増え、健康度が上がったかも、睡眠時間が増えたかもしれない。


多くの人にとって、ダウンシフトを強制的に体感させられている気がする。

ダウンシフトとは簡単に言えば、収入と支出が多い状態から収入も支出も少ない状態への変化。実は、別に無理して必死で働かなくたって幸福になる別の道もあるんだよ。という、経済成長へのアンチテーゼ

合わない仕事に自分の時間ほとんど全部投下して、土日は休息に使ったら自分のクリエイティビティどこで発揮するの?必死で働いて、健康を崩して動けなくなったとしたらなんのために働いたの?  そんな話。

地方への移住で固定費(家賃)や消費規模を落とし少しでも自給自足を目指したり、半農半Xとか、そういうライフプランニングをしたっていい。

今までは、そんなこと言われても「いやいや。そんなん不安だし」で見向きもしなかったとしても、今後の生き方を考え直している人も多いのでは。

社会が揺らいでお金の流通量が減る。お金がなければスーパーで食品が買えない。しかし畑があり鶏がいればそもそもスーパーへいく必要がないのだ。

会社から収入を得られる立場よりも、作物が収穫できる畑のほうが価値がある可能性がある、と感じている方もいるんじゃないだろうか。

やや極端な話をしたが、ともあれ、コロナ禍が社会システム依存からの脱却に、大きな一手を加えたことは間違いない。


現在私たちにできることは、三密避けて手洗いうがいしてステイホーム。

ステイホームしながら、変化に適応しそろそろ落ち着いてきた人は今後のキャリアについて考え始めるチャンスなのかもしれない。

(落ち着いてられない場合は、まずは落ち着くことが一番大事なので、ゆっくり料理をしたり、塗り絵をしたり、片付けたり、歌を歌ったり、noteを書いたり、たくさんセラピーをするといいんじゃないかと思っています。私も踊ってます。)

何しろ私たちの前提は一旦壊された。外部環境の変化はもとより、自分たち自身がすでに変化しているはずだ。今までの凝り固まった脳みそがいったん柔らかくなっている。今がチャンスだ。今までの常識にとらわれず考えられる、という素晴らしいチャンスが与えられている。

今後数十年間、どこでどんな風に暮らしたいか、誰とどんな体験がしたいか、何のために時間を使いたいか、お茶でも飲みながら考えてみてもいいかもしれない。


そして、以下に8年会社勤務→無職→起業→廃業→個人事業主の変遷を辿っている私のキャリア戦略をお話しするので、よかったら聞いていってほしい。

人の感情に振り回されたりで生きづらいけど、まだ収支はマイナスではあるけれど、少しでも工夫して、楽しく生きていきたいと思っている。


フリーはいいのか?起業はいいのか?本当にいいのか?

まず、会社に通勤するのって大変だ。朝早いし夜遅いし、電車混んでて不快指数高いし、オフィスの気温も明るさも変えられないし、人間関係のノイズも何かと激しい。週7日あるうち5日8時間以上、そんな生活普通に厳しい。

いや、普通に厳しい。それが定年まで続くなんて絶対信じたくない。

晴れてたらピクニック行きたいし。ウィルスいなくても三密避けたいし。ちなみにローマ時代の奴隷って、労働時間2時間だったらしい。(小声)

しかしながら、会社は便利だ。様々な能力を持つ人を適性に合わせて配置して、それぞれの持ち場を守っていれば安定収入を得ることができる。(ということになっている)経理は経理をやれば良い、営業は目標数字を第一に考えていい、人間関係の色々は人事が調整してくれる。実は快適環境すぎる。

私は、人の顔色を見すぎる性格が邪魔したこともあり結局会社をやめて起業し、最終的に従業員を雇ったりもしたが、それはそれできついことも多かった。

色々原因はあったが、私に経営手腕が不足していて利益と人件費のバランスを維持することができず、解雇すべきタイミングで解雇できなかったことが決定的な原因だったと思っている。

最終的に廃業してしまったので、私(経営者)も大変だったし、メンバーにも大変な目に合わせてしまった。


無理なことはしないでいい、しないほうがいい

結局、いちばんよかったのはパートナーとフリーランス同志で二人で仕事をしている状態だった。(カウンセリングや天然石ジュエリー販売など)幸いお互いの凹凸を補い合えて、私たちは二人でバランスよく仕事が成り立つことが多い。

ただ、二人ともに向かない業務もある。(一人で事業を回している人はなおさらあるだろう)例えば経理。私が無理やりやってはいたが、情報整理が下手すぎて明らかに向いていなかった。

そして、サービス提供をパートナーに依存しすぎたため、彼女が稼ぐために無理をして体調を崩すと、もうどうにもならないという欠点があった。

無理をしては元も子もないし、もっと協力できる関係を広げておくべきだった。


その凹凸を隠さないで、見せてほしい

転職活動で、人間関係が辛いなどネガティブな退職理由はNGだとよく言われる。ストレス耐性が低い事実が見え隠れするのもよろしくない。能力も(嘘や盛りすぎはナシだが)実際よりもよく見えるように長所や実績を話すのが当然とされている。

採用面接で話されないこと、そして企業の中でも取り上げられないことはあまりに多い。大多数に合わせるとパフォーマンスが落ちる環境、やり方がある人は多い。(本人が意識できていないこともある)

しかしその部分含めて人間だ。無理をすればどこかで必ずその影響は出てくる。

例えば...打ち合わせの人数、責任の持ち方、締め切り設定、電話応対、蛍光灯、対応可能時間、指示方法、情報整理、優先順位の付け方、などなど、工夫すればHPを削らずにパフォーマンスを発揮できる余地は多い。

逆に、それらさえカバーすれば、今まで発揮できていなかった能力を、いわゆるプロとして発揮できるようになることは実は多い。

というのは、パートナーがそういう要素が非常に多く、私自身もそういう部分がある程度はあったからだ。会社組織ではできなかった働きも、二人で協力することで叶えることができた。

そして、二人ではまだ不足している部分を、協力しあう関係を広げることでカバーでき、さらにみんなでできることも増えるのではないかと考えている。


一人で一人前にならなくていい

私とパートナーがどういう協力関係にあるかというと、例えば、パートナーは問い合わせの対応が苦手なので私が対応する。しかし私よりパートナーのほうがセールスがうまいのでプロモーション的な発信はやってもらっている。

あるいは、パートナーは外出先での打ち合わせは苦手だが私は好き(今はしないけど)なので、私が二人分対応している。現在手がけているデザインも占いもマクラメ編みもパートナーが全て納品している。私は手先が器用でもないし、占いのセンスも特になく、そのことに不満はない。私ができることで働けるのでありがたいなあと思っている。

一人だと成り立たないけれど、二人なら成り立つ。全然それでいい。だからこそ得意を生かし、必要のない無理を避けて、仕事も生活も充実できる。


リアルな、できること・できないことを整理してみる

さて、私たちはそれができるのは、自分たちの適性をある程度理解できてきたからだろう。

私たちの中では「まあ、頑張ればできるけど」という仕事は、しないほうが良いことにカウントしている。無理をしてもいいことはない、というか逆に仕事を無駄に増やすことのほうが多い。

以前、私は手に職もなく「どうせ営業でしか雇ってもらえない」と思って、営業で入社した。電話も資料作成もプレゼンも一連できる。しかし人との交渉がめちゃくちゃ苦手だった。人当たりは良いが、ただのいい人であって、売れない。ストレスだけはたまる。他の人が私の業績をカバーしてくれていた。これでは営業はできるうちに入らない。

いわゆる職務経歴書を見ると、驚くほど「できること」しか書かれていない。その「できること」も本当は「ただし...」と特記事項がある可能性だってあるが、それは書かないことになっている。

自分の無理を省き、嘘偽りなく「できること」と「できないこと(しないほうがいいこと)」を分けて、書いてみたことがある方はどれだけいるだろうか? 


※以下は実際にやってみたい、実験的な取り組みのお話です。


私たち二人と一緒に、リアルなキャリアの棚卸しをしてみませんか?

凸凹を補い合って、能力を掛け合わせて、みんなで大きな一人になれるような、グループを作ってみたいなあと考えています。

noteのサークルで、参加費100円で(最低100円は必要なので)、その中で、みんなの実際にできること・できないことについてのお話含め、今までの経験だったり、やってみたいことだったり、いろいろ自由にお話できるような。

将来的には、みんなで仕事を作っていけるような同志になれたらいい。

無理せず、協力しあって、楽しく仕事をする。そんな関係が築けたら最高です。どうやって仕事を作っていくのか、利益を出せるのかについては、これからみんなで実験を重ねていきたいので最適解はまだ持っていない。

以下は、その取り組みの一つとして、オンラインショップをみんなで作るプロジェクト案(パートナーが書いたもの)。ご興味お持ちいただけた方には、参考までに読んでいただけたら嬉しいです。


また、リアルなキャリアの棚卸しについて、私たちのできることをまとめたので、こちらもぜひ。(私たち二人があなたのお話をお伺いして、できること・できないことを簡単な文章とイラストでまとめる画期的な取り組み!)


ps.冒頭に書いたダウンシフトも、めっちゃ興味あります。

(突然の引用失礼しますm(_ _)m)

森に住んでる人がnoteをはじめます。
地方移住と車生活 - 生きる場所とスタイルを考え直す時期

今すぐじゃなくても働き方・生き方として視野に入れていきたいし、正直田舎でタダ同然の家借りてみんなで管理したり自由に仕事しながら、できる範囲で自給自足するのが非常に良いんじゃないか説は、ずっと捨てられません。


上記のサークルについては、またそのうち続きを書くので、どうぞよろしくお願いします。(このnoteを偶然見かけて興味を感じてくれた方は、ぜひフォローしておいてください。)



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