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【たぶん全公開】妻をビジコンに応募させてみたら① 人生にスパイスを

こんにちは、ばるじぇのの太い方です。

唐突ですが、人生って、本当に細かい分岐点を選んでいくゲームみたいなものですよね。

ひとつ選んだ道が違うと、景色がまるで違う。
出会う人も違う。
当然、シナリオも、結果も違う。

そんなことを改めて感じさせる出来事が、今回の石川県のビジネスコンテストに出て、「地域活性化賞」という賞を頂いたお話になります。

ぼくたち(少なくともぼく)のようなそこら辺にある石ころみたいな人間でも、人生のスパイスを得られることがわかりました。

これを読んで石ころの皆さん(大変失礼)も、何かやってみろとは口が裂けても言いませんが、スパイスの素は身の回りにあり、ちょっとした努力で摂取できるのだと、自伝的に残しておきます。

個人情報以外、あけっぴろげに全てを公開します。

偶然はいつだって突然

2022年8月上旬。
数年ぶりに懐かしいLINEが鳴りました。

大学時代の塾のアルバイトの後輩。
松潤から塩分と油分を抜いた感じのイケメンです。

「お久しぶりです!今、●●ってとこで創業支援の担当してるんですけど、ばるじぇのの太い方さんって、●●に相談しとったんですね!」

ぼくはこの●●という組織に、聞き覚えがなかったのですが、組織名を検索して、あの事業計画書をダメ出しされたところかと思い出しました。

ちなみに…一度書き上げた事業計画書を、開業支援のアドバイザーに見せたら「うん、まずは飲食店で修行経験を積んで、何が流行るかをマーケティングして、それからまたご相談に来てください」ということでした(笑)
ばるじぇの家を買う の巻

ちなみに、この時(2021年12月頃)、アドバイザーさんは、まったく悪い人ではなかったのですが、ぼくらの説明も稚拙すぎて「鎌倉パスタ」をやる印象を当時は持たれた気がします(古民家×イタリアンみたいな話をしちゃったので)。

後輩を仮にsio君と呼びますが、
もちろんsio君とは大学卒業以来会っていなかったので、就業先も知らなかったですし、ぼくが飲食店をやると伝えたわけではありません。

なので、あのアドバイザーさんの後ろにsio君が控えていたとはすごい偶然でした。

当時、アドバイザーさんに何を相談したかあまり覚えていませんでしたが、sio君には情報は全て筒抜けだと観念し、飲食店をやるのだと伝えました。

聞くとsio君は創業支援をしているらしく、幾つかの情報と、ひとつの宣伝をもらいました。

それが、これ。

そう、俗に言うビジコン。
Webページの過去受賞者を見ると、ガチ(めちゃくちゃイノベーティブ)でした。

いや、ガチではないビジネスコンテストなどないと思いますが…。

ぼくも妻もビジコンには出たことありません。
出ようと思ったこともありません。

むしろぼくは普段の仕事で優秀な大学生と接する機会が多いのですが、やれ起業経験ありますだの、ビジコンで賞を取っただの、ちょっとお近づきになれない意識高い系のステータスだと思っていました。

ごめんなさい。

で、sio君も本気で誘ってるわけではなかろうと、
「こんなガチなやつに、チャラチャラエントリーしてもいいのか?だめでしょ!」
と訊きました。

しかし、sio君は
「全然大丈夫です!」とあっさり返信。

(…まじかよ、じゃあ嫁に投げよ…)

かわいい後輩のためなら、頼み事も断れない。

締切も間近だったので、
創業者の器になれるのはキミしかいない
と妻にパスをしました。

思いがカタチになる

ビジコンのエントリーフォームを妻にスルーパスしてわずか3日ほど。事業を形にしてくれました。

事業の草案(妻作)

うん。第三者には何が何だかわかりませんね。

次の記事でしっかり伝える予定ですが、実は「ばるじぇの」というのは、決してバルをやるだけではありません。

妻が常々言っていたのは、金沢に行くなら自然と触れ合える環境を大切にしたいということと、コミュニティを作りたいということ。

ぼくの考えとしてもそれは賛成で、東京の「山が見えない生活」というのはやはりどこか心を蝕んでいく気もしますし、楽しく毎日お酒を飲みたいですし。

そういった夫婦の考えや価値観の中で、思いをきっちりビジネスの形としてエントリーフォームに応募してくれました。

まあ気持ち的には、記念で「えいやっ!」でした。

ところが、sio君の罠に嵌りました

後日、エントリーフォームの受付完了とともに、ビジネスプランシートの提出を求められたのです。

そもそもエントリーフォームとは…
ざっくり言うと、

  • どんなサービス?

  • 特長は?

  • 対象顧客は?

  • マーケ戦略は?

  • 競合は?

  • 価格は?

これだけで充分お釣りがくるくらいの量ですが、8月末までの3週間で、さらに大仰で肉厚なビジネスプランシート(事業計画書)も作成しろと。

悩める妻からのLINE。

ぼく、もうコレ何も考えずに返信してますね…笑

カタチをプランに落とし込む

ビジネスプランシート提出依頼が来たのは8月9日。
締め切りは29日。

時間があるように思えて、ありません。

なぜならこの時期は、
妻は店舗兼住宅の契約・購入、日中は仕事、夜はムスメのお世話と勉強。
ぼくは日中仕事に、夜は学校。

お互いの会話は平日夜遅くの洗面所か、LINEです。

焼売は調理実習ですね。どうでもいいですが

基本的な事業計画と概要は妻に、収支計画はぼく。

割合としては妻9.5:ぼく0.5です。
そのぼくの頑張り(0.5割)を公開しています。

ちなみに、なぜぼくが収支計画の担当かというと、我が家の家計簿をぼくが牛耳っているからです。

最終的にぼくの月給は17万計算に…

素人レベルのぼくたちですが、どうにかこうにかカタチとしてできたものをプランに落とし込んで行きました。

最終的に、妻が締切の2分前に、またしても「えいや!」で提出してくれました。

10月中旬に結果がわかるとのこと。
ぼくたちはひと夏の思い出づくりを終えたのでした。

②に続く。
最後までお読みいただきありがとうございました。

②はこちら。

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