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田舎でフリーランスをすること。
田舎でフリーランスになろうとしているあなたへ。
逆説的なことをいいます。
フリーランスになってはダメです…。
人によってはいきなり刺激的に聞こえることかもしれませんが、ちゃんと理由があります。
(この話はあくまで、地場で活動している人に向けてのものです。ネットで仕事を獲得する方法もありますが、今回はそのケースは対象外とします)
さて、何がダメなのかというと、ひとりで・自由に時間を使って仕事をするというステレオタイプなフリーランス像です。
そうではなく、“仲間持ちのフリーランス”になることを推奨します。
日本一小さな県・香川県で、しかもUターンをしてゼロからフリーランスをしている僕が語ります。
田舎はひとりでは戦えません。田舎こそ戦えません。
田舎はどうしても人口が少なく、マーケットの規模が限られています。しかも、良くも悪くも新しいものに対する抵抗感があります。
歴史あるもの、長く活動しているモノ・コト・ヒトを信用する傾向が強い。いいところでもあるんですけどね。
隙間市場といわれるものも、あるにはあるのでしょうけれど…針の穴のようなもので、マーケットとして成り立つのかどうか分かりません。
だから、たったひとりで新参フリーランスが立ち向かっていけるほど甘くないです。
こんなことをいうと希望がないように聞こえるかもしれませんが、だからこそ“仲間持ちのフリーランス”になるんです。
自分にはできないことができる仲間を集めること。あなたが“ひとりフリーランス”(なんだか変な響きだけど)なら、似たような傾向の人が周辺にいるはずです。
飯はなんとか食えているものの、この先もひとりで生き抜いていくには不安がある…そんな人が。
ある人はもしかしたら、営業が上手だけれど、仕事の狭い領域のことしかできない。ある人は高い技能を持っているけれど、仕事の獲得が苦手。もっとも、仕事を獲得できないと技能は育たないですが。
それでも、たった1つのできることを集めれば多くのできることになるし、できないことがなくなりますよね。とりあえずやっと、戦える状態。
次のステップです。
同じようにできないことがあって困っている、異業種の人と仲間になること。実はこれは、案外やりやすいです。知り合えば「そんなことできるんだ!」と、重宝してもらいやすいんですね。
自分のいる業界の中だけだと狭い田舎で過当競争もいいところなんですが、持てる力をちょっとズラしたところに持ち込めば、仕事はあります。単価の概念も変わりますし。
仕事がある、というと語弊があったかもしれません。「ないところに作る」という感覚の方がしっくりくるかも。
これはやってみると分かると思います。本当に「あ、作れた」という感覚なので。
仕事を作っていく過程で、『信用』というとてつもなく大事なものを形成していかなければいけないのですが、それはまた別の機会で詳しく。
まとめると、順番は仲間作り→仕事作りです。
もちろん例外もいるでしょうけれど、多くの僕のような凡人は、仕事作りから始めようとすると大きな壁に阻まれるはずです。
フリーランスには認知も信用もないですから。なので僕は、人の認知と信用を上手に借りました(笑)。
仲間を作るのは、難しくないです。みんな、不安や展望を共有できる人間を求めていますから。
田舎でフリーランスになり、もうすぐ1年になります。そろそろただのフリーランスからは脱皮しようと画策している最中ですが、このテーマは今後も触れていきたいと思います。
需要があるのか分かりませんが、楽しみにしていてくださいww
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