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なぜ、自分がやるのか答えられる?
いきなりですが、新規事業を興すとき、ポイントの1つになるのが
なぜ、自分がそれをやるのか?
に答えられるかどうかだといわれます。自分が向かう方向性を、自ら指し示すために。
それに、なぜ? が明確で人の顔が見えるサービスの方が信用できますよね。人や会社の名前を差し替えれば誰にでもできるものなら、簡単に代替されてしまうでしょうし。
この「なぜ、自分が」を指し示すことは、日常の活動テーマにも必要だと思うんです。同様の理由で。何か物事が上手くいかなかったとき、原点となる座標がないと自分を見失ってしまう。
最近分かったのですが、僕の現在のテーマは『才能を100%発揮できる人を増やす』ことです。これはご立派な建て付けではなく、ちょっとした問題提起から生まれたもの。
地元の香川県にUターンをして「さあ、ひとりで仕事を始めよう」と立ち上げてすぐのことです。事はそんなに簡単ではないことが分かりました。
自分がここでできることも、やりたいことも、すでに誰かがその席に座っている。小さな地方だから、なおさら付け入る隙がない。都会ならニッチなゾーンがあるのでしょうが、ない。
・・・あれ、おかしいな。そんな感覚。自分を誉めそやすわけではないのだけれど、おそらく先に座っている人と自分に、スキル的な差は大きくないと思う。けれど、席が空かん。こじ開けられない。
地方起業に関わる情報を集めていると「地方は競合が少ない」なんていわれていますが、まったくのウソだということが分かりました。
幸運なことに自分を助けてくれる人が何人か現れて(本当に感謝しています)、今分かったこと。
ひとり、ないし身の周りの人間だけでイチから仕事を興すことは現実難しい。できないわけではないけれど、時間がかかる。
だから自分が手の届く範囲だけでも、何かを始める人が「どうしたらいいんだ、この状況?」と困らないで済む仕組みを作りたい。
先日聞いた話ですが、クリエイターの卵のような若い人間たちも、就職先や仕事を作れる環境がないために都会に出るケースが多いそうです。そんなこともなくなればいいと思う。
関わる人が『才能を100%発揮できる』ように。
というのが僕の話。
少し逸れた話が長くなりましたがまた事業計画を例に取ると、「なぜ、自分が」には4つのタイプがあるといいます。
問題意識型
理念・使命型
実現手段型
望ましい将来像提示型
(『マンガでやさしくわかる事業計画書』より引用)
実現手段型とは「こんないい手段を世の中に広めたい」というもので、望ましい将来像提示型は理想の未来から逆算してテーマを決めるタイプ。入り混じっていてもいいそうです。
これを自分の活動テーマに当てはめると、僕は上2つがブレンドされていて「望ましい将来像」がまだボンヤリしているのだと思います。
あなたはいかがですか? 「なぜ、自分が」に答えられますか?
僕の尊敬する方々はほぼみんな、自らのテーマを持ってハツラツと仕事をしています。一見、地味かもしれませんが、これは羅針盤のようなものなのでいつでもあなたの現在地を確かめる道標になります。
そしてない人よりある人の方が絶対に強い! と信じたい。
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