自分が困ったことでしたので。
―「自分が過去に困ったことの解決の過程を書くといい」と、情報発信界隈ではよくいわれます。これホント。ただ1人で発信していると、えてして「こんなものが役立つのかな?」と感じることがあるかもしれません。だったら、「困った」を共有できる場に飛び込んでみるのもアリですよ。
自分が運営している香川県高松市の地域ブログで、ちょっと新しい試み。
香川県内で起業を目指す人が、どんなサービスを利用し、何を準備すればいいかが分かるような記事を発信し始めました。
まだ少しですが、こんな記事を。
10月に開業をした僕・大鹿ですが、今年のはじめ頃から開業関係の情報を集めていたところ、正直不便に感じていました。
・公的機関の情報しかなく、客観性のある情報がない
・各機関が個別に発信しているけど、ひとまとまりで比較検討できるサイトがない
・何より、起業知識0だから、そもそも何をどう調べればいいかも分からない
結局、地元銀行に話を聞いて回ったり、「よろづ支援拠点」という支援機関に相談に行ったり、創業塾にエントリーしたりするなかで、足で稼いでいった感じ。
それでも、まだまだ無知ですが(苦笑)。
9月から10月にかけて知り合った起業志望の方3人ほどに、「自分が過去に困ったことの解決の過程」を話してみると…
「え? そんな支援機関あるんですか?」
「そんなサイトあるんですか?」
といった声をいくつも聞いて。
・・・みんな苦労しながら足で稼いでいるのかと思ったけど、案外、分からないものは分からないままにしているのかもしれない。
まして地方ですしね。いくら起業ブームとはいっても、得られる情報は決して多くない。けれど確かに、起業に関わる情報を欲している人はいるんだ。
自分の知識のなかだけで留めていたら、こんな実感は得られなかったとはずです。発信しようとも思いませんでした。
ここ3ヶ月ほどはなるべく人と会う機会を増やす期間にしていたので(今もですが)、県内の創業塾をはしごしたり(笑)、人づてで会えそうな人に会ってみたり。そうしたなかで「困った」を共有できる場を作ることができました。
とにかくブログを更新だ! とにかく1日何ツイートだ! と躍起になっていると、ふとしたときに、「これ、意味があるのかな?」「誰に役立つものなのかな?」と迷いが出てしまうものです。
いくらネット上でニーズをリサーチしても、実際にターゲットユーザーとコミュニケーションしてみないと、実感を得づらいものだと思っています。であれば、リアル・ネット問わず、「困った」を共有できる場に飛び込んでみた方が早いかも。
・・・あ、こんな人がこういう情報を必要としているんだ。
これが分かってはじめて、情報発信に意味と張りが生まれるような気がします。
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