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クロワッサンを食べ比べたら。【考察】


パンはもともと大好きではないのですが、メキシコに来て、パンのおいしさに驚いています。
メキシコのパンって意外と美味しいんです。

スーパーについているパン屋さんは、そこまで美味しいとは感じない。
しかし!個人経営のパン屋さんは、それぞれの個性もあって美味しいんです!

今回は、あまりにもクロワッサンが食べたくなったので、近所のパン屋さん二軒を回って、クロワッサン食べ比べをしました。

すると、より詳細に「なぜおすすめなのか?」がわかりました。
以下、私のクロワッサンの比較食レポをご参考ください。


今回食べ比べたクロワッサン

1)Panfitrión
おしゃれなウサギさんが目印のお店。甘い系のパンがメイン。シナモンロール、チョコチップパン、クイニーアマン、ベリーデニッシュなど。大きめバケットはナッツ入りやハーブ入りのものもある。カフェラテが45ペソで、ミルクの変更も可能。ときどき、規格より小さくなってしまったパンのおまけをくれることもある。

2)Alpaca Bakery
大通りから少し入った道にある小さなお店だが、ランチ〜カフェタイムに寄るオフィスワーカーも多い。午後にはクロワッサンは売り切れる。クロワッサンはプレーン、チョコがけ、アーモンドなど。大きいドーナツや、りんごパイ、レーズンくるみバケットなど。一日に作る数が少ないので、午前に行くのが良い。コーヒーは30ペソ〜。アメリカーノはエスプレッソから作ってくれるのに、安くて嬉しい。

食べ比べ評価

まずは、写真から。

真上から
(左 : Panfitrión, 右 : Alpaca Bakery)
断面
(左 : Panfitrión, 右 : Alpaca Bakery)


上記の写真と味などの比較を、以下に表でまとめた。

図 PanfitrionとAlpaca Bakeryのプレーンクロワッサンの比較

1)Panfitrión


Panfitriónは、少し小ぶりのように感じられるが、その層の作り方や見た目によって「おしゃれだな」と思わせられる。そして、バターをたっぷりと使っているだろう濃厚な味、食感もとろっとするような中身が特徴である。

2)Alpaca Bakery

対して、Alpaca Bakeryは見た目ではスーパーに売っているクロワッサンとかわりはないようである。食感では、外がかなりパンチがあり、カリッとしており、噛むとザクザクと音を立てる。しかしながら中身はしっとり、だが、下の方はバターが溜まってカリッとする。層によって違う食感になっている。

味でいえば、Panfitriónはすでに濃厚に出来上がっていて、これだけでデザートにもできそうである。コーヒーやカフェラテと飲むのがよいだろう。Alpaca Bakeryは、サンドイッチにして食べるとさらに美味しくなりそうだ。実際に店舗でもサンドイッチにできる(50ペソ〜)。筆者はパネラチーズを挟んで食べた。癖の少ないチーズと合わせるのがよいかと思われる。


まとめ

クロワッサン、という分野であれば、評価されるのはPanfitriónであろう。見た目から層の出来具合、食感など、美味しい上品なクロワッサンである。しかしながら、パンという分野で見れば、Alpaca Bakeryのクロワッサンも負けていない。食感が様々である点から言えば、個性的なクロワッサンなのであろう(個人的には、食べごたえのある後者が好みではある)。

このように、2つのパン屋で同じものを食べても、全く違うものであることがわかり、新たな気づきを得た。
次回は、また新たなパン屋を開拓し、マイブームのクロワッサンを食べるのもよいし、今回取り上げたパン屋で違う商品を食べ比べるのも面白そうだと考えている。


コラム

クロワッサンにこんなに向き合ったのは初めてである。
ところで、本記事を書いている中で、クロワッサンはパンとして特別な立場を築いているのではないだろうか?という疑問が浮かんできた。

普通のパン、といえば思い浮かぶのはバケット。日本なら食パンかもしれない。いわゆるプレーンパン部門だ。
クロワッサンもそこに入るのではあろうが、私の中ではなんか違う気がしている。

それなら、クロワッサンって甘いパン?―いや、違う気がする。
じゃあ、しょっぱいパン?―うーん、それもなんかしっくりこない。

こんなことを考えながら、まとまったら、またクロワッサンについての記事でも書こうと企んでいる。


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