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本を読んだら、素晴らしい言葉をあやつる文化人になれるのかな


音楽を流していたら、その歌詞にゾワっとして、この歌なんだこれすごすぎねぇかと思ってしまった。

「誰もが求めた剣は
錆だらけで使えなかった
この誰かが残してった鈍が
闇を裂いてしまう前に」

Vaundy/裸の勇者


こんな表現だれができるの。

歌詞を見た時に、この表現を歌に収めるって凄すぎん?と思ったのだ。実際、アニメ「王様ランキング」は自分の中で殿堂入りしている。それとリンクした歌詞のため感動も異常である。

で、そのとき何を思ったかというと、この人はたくさん言葉や表現に触れてきて、知っているんだろうな。いっぱい本や漫画を読んできたんだろうな。
これだけの歌詞書くなら小説読んだのかな、感受性もすごいんじゃないかな…と考えたのだ。

実際、vaundyさんが本をたくさん読んだのかは知らないけれど、こんな言葉を書き綴るなど、一般人にない感受性や語彙力があるとしか思えない。


そういえば、私の大好きな教授は、哲学書が大好きで、博学でたくさんの本や論文を読んでいるから、素敵な言い回しを沢山もっている。


相手に刺さる素敵な言葉は、ただ生きているだけでは生まれない。たくさんの経験と感情、言語を結びつけて表現する過程が必要だ。

私は、本を読むことでたくさんの語彙と表現、そしてストーリーに触れる経験ができ、それらを通して思想と表現の幅が広げられるのではないかと考えている。

読書というものは、やはりただものではない、と感じる今日この頃である。

そして、2年前くらいに一度読んだ、ショーペンハウアーの『読書について』という本を私はもう一度読み直し始めている。


230605

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