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大谷翔平と伊藤大海を応援したい同じ理由

ここ最近の、というより大谷翔平が海の向こうへ旅立って以降、今年も漏れる事はなく例年通りの苦しさが続くファイターズの試合を観るのが辛かった。確かに野村選手を若手と呼ぶのは分かるけど、7年目を「若い」と括るのはそろそろ限界じゃないかと思う。そんな好きな球団なのにハテナが多く存在するのも毎年いつも通りのファイターズ。ただ1つだけ昨年と違う大きな喜びがあるのは「伊藤大海投手」の侍ジャパン入りという大きな支柱がある事だ。


練習やインタビューでの姿をキャンプから見て以降、ルーキー伊藤投手に対しての期待値は球団からもファンからも物凄く大きかった。言葉の受け答え一つ一つに根拠があり、そしてその己の武器を隠す事なく周囲に提言していく姿は今までにないほどしっかりとした浮つきのないルーキーだと理解した。それにファイターズのドラ1は、正直人気票みたいなものが元々大きい選手の入団がここ最近の流れで、プロ入団後ファームで調整中の選手が多い中、経歴も少し異色の彼は他球団からの指名はなく一本釣りで入団してきて、開幕からローテーション入りを守り、きっと上沢と同じ、もしくはそれ以上に牽引し続けている。そんな彼の真摯な姿勢を目前にしては、中々勝利がつかない伊藤投手に申し訳なさをファンが感じてしまうと言う謎現象が起きSNSはいつも賑わっていた。


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連日、スポーツニュースを開けば「大谷翔平・大谷翔平」。ついこの間まで日本にいて簡単に観に行けていていた姿はムキムキに鍛えられ、別人のような雰囲気の写真ばかりだけれど、フニャッとした緩い笑顔を見ると「あ、私の知ってる大谷君のことか」と意識を戻すことができる。いつまでも日本時代の大谷翔平の姿を思い浮かべて、「あの頃は〜」なんて言うふうに懐かしむことから抜け出す事はまだ難しい。それほどまでに、大谷翔平は一人の野球選手としてのパフォーマンス力に長けていて、毎日を彩らせてくれていた。

でも、いつまでもその余韻に浸っていてはいけないのだ。彼が4年前にエンゼルスの入団会見で楽しそうに自然に笑っている姿を見て、私は確かにあの瞬間寂しさとともに感謝を思い浮かべていた。自分の野球に関わってきた期間に少しの間でも「大谷翔平」がいてくれたことに。その彩を味わえたことに。

その時と似た感覚を伊藤投手には持っている。その姿を見ていたくなるような、応援したくなるような、何かしてくれるんじゃないかというワクワクとこれからの輝きを見逃したくない、そんな感覚。大谷翔平と伊藤大海はそういう気持の高揚をいつだって味合わせてくれる。本当に楽しそうに野球をしているときに笑うから、こっちまで楽しくなってしまう。そういう魅了が素敵な選手だと思っている。


今回はG菅野選手の代わりとして名前が上がったと書いてあったけど、、、我らが伊藤投手をなめんなよ!とメラメラと闘志を燃やすファンはここにいるし、全国にたくさんいます。とにかく、こんちゃん以外の侍選出が嬉しくて、そしてそれが「伊藤大海」ということが嬉しくて。そしてオリンピック後のファイターズが何かしら変化していくかもしれないという期待を抱き、全力で応援したいと思います。

頑張れ、伊藤投手!!!


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