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優しくない日ハムファンはここにいます。


待ちに待った日を迎えた。野球ファンはきっと1日ソワソワしただろう、なんなら私は昨日からソワソワしてしまいよく眠れなかった。日ハム開幕戦は楽天生命パークで観に行くことが出来ないから、DAZNでチェックするために終業後のシミュレーションをしたりして我ながら趣味に対しての熱量は本当に可愛いと思う。それほど私は今日という日を楽しみにしていた。


毎年プロ野球開幕は尋常じゃなくドキドキする。特に昨シーズンは開幕が6月になったため、心の支柱をすっぽ抜かれたような虚無感が強く文字通り、家と会社の往復生活の記憶しかなかった。球団が社会の変化を受け、SNSに力を注ぎまくってくれたおかげで練習風景や普段の姿が丸見えになったからこそ今、色々な思いをより巡らせる結果となっている。特に巨人のYoutubeが逸品すぎで毎日の楽しみになっていた。


我らが日ハムの開幕投手は、私を日ハムに引き摺り込んだ上沢投手。だけど先頭打者1球目のHRはやっぱり大きい。どんどん増えていく球数。そして前に飛ばせない打者。風やビジター、好条件ではないにしても気合十分だった選手たちの結果は今日のスコアボードの通り。


〜〜〜


シーズンが終わり短いスパンで新シーズンに突入した。「こんなに短い期間で弱点を克服することは難しい」と誰もが口を揃えて言う。でもそれはファイターズに関わらず他の球団も全く同じ条件で、そして普通に生活をしている一般人でも同上。3、4ヶ月で急激な成長を遂げることは出来ない。それを分かっている日ハムファンは「優勝」という言葉を軽く使わない。その言葉すらファンの心から遠ざかっているということが何よりも事実だ。


じゃあ私は何を求めているのか。

どうして日ハムを応援しているのか。


優勝争いをする姿を見たいと当然思う。でもそれは最大級の奇跡だ。もう大谷翔平がいた華やかな時代とは何もかもが違うのだ。夢みがちな少女でない一般の野球ファンである以上やたらと現実思考。私はその一人のファンとして今のファイターズを観ていて思うことは、ランキングとかアパレルとかキラキラした姿をアピールする割に、グラウンドに立つとパフォーマーとしてファンの期待に答えてくれない、単純にそう思っている。そしてほとんどのファンはそれに対して「仕方ない」というスタンスで受け入れてしまう。怒っているファンは見たことがない。


日ハムファンは優しいという言葉をネットで見ることがあるけれど、生憎私にはそんな優しさを持ち合わせていないようだ。それは私が元巨人ファンで強気なおじさんファンたちに囲まれて球場通いをしていたからかもしれないけれど、「勝ってくれよ、守ってくれよ、打ってくれよ」と本気の本気で思っている。「文句を言うならファンやめろ」と言われるかもしれないが勝ちを願って何が悪いのだろうか。自分の感情の幅だけでなく生活のモチベーションを左右するほどのものなのだ、私にとっての野球観戦は。「じゃあ、強いチームのファンになればいいじゃん。」と言われたら「あ、確かに」とか思っちゃうけれどやっぱりファイターズを応援したい。


だって、”昔”と言われるような出来事でも、私の心が大きく動いたあの試合・あの瞬間はファイターズの選手が与えてくれた時間だったから。その出来事に歓喜し、悩む日々を救ってくれた、悲しさを紛らしてしまう時間を何度もくれた。そういう存在だから、私は他球団に流れる予定は今はない。きっといつかあの時のように夢の時間をまた味合わせてくれる、と根拠もないのに信じていたいのだ。


あんなに普段キラキラしているのに試合で勝てないのなんてカッコよくない。そのキラキラは広報の仕掛けで本人たちの意思ではなかったとしても、収益を獲得しているのに勝てないなんてプロ野球選手としてのカッコ良さがないではないか。


初日からこんなに怒っていて、怒ってもどうにもならないことだろうけど、とにかく野球選手としてのカッコ良さを見せて欲しい。小さい子供が憧れるような、そして願うことならば、子供だった時の私たちの時のヒーローのまま、カッコいい姿を姿を見させ続けて欲しい。



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多分私は、それだけを望んで野球を見ている。



そして。さすが亀井さん

カッコ良すぎるサヨナラHRでした。

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