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バリスタコースの記録。#4

オーストラリア滞在記Day108。5月20日〜。

バリスタコースも4週目。

今週は、バリスタへインタビューしてプレゼン、器具や豆の知識、さらなる実践、など休む暇なく充実した1週間でした。

何よりも「バリスタへインタビュー」は、かなり大きな収穫でした。話を聞いたことで自信にも不安にもなって、今後のオーストラリア生活の方向性を改めて考えるきっかけになりました。

そんな1週間の学びや気付きをシェアします*


バリスタへ突撃インタビュー。

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先週の街中アンケートに続いて、今週はバリスタにインタビューすることに。

目的は「バリスタへ直接質問ができる機会にする」でした。

仕事探し・経験は必要か・面接のコツ・資格・トライアル・初心者へのアドバイスなど、自分が聞きたいことを聞くというものでした。

バリスタコースでなくても聞こうと思えば聞けますが、特にシティ中心部のカフェは忙しそうにしているので、聞きにくい。まずシャイな自分は話しかけにくい。だから、絶対にしなければいけない!という機会をもらえてよかったかな。

お店の中でインタビューするので、街中アンケートよりはハードルは下がりましたが、やっぱり緊張。。

今忙しいから無理などと数件のカフェから断られましたが、なんとか3つのカフェからインタビューをもらえ、「バリスタに何を求めるか?」「資格は?」「英語スキルは必要?」などなど、色々と聞いて回りました。

やる前は「アポなしだし仕事中だし嫌がられそう・・・」(少なくとも日本にある都会のチェーン店とかだと無理そう。)と思っていましたが、快く受け入れてくれたカフェの人たちはみんな親切で、オーナーが直々に出てきてくれたり、笑顔で親切に教えてくれたり、普段じゃ絶対できない交流ができたことも含めて、やってよかったです。

よくネットでは「資格不要」「経験やスキルが重要視される」と見ますが、実際はどうなのか・・・?

結果的に「人やカフェによって違う」というのが、インタビューをしたり、他のプレゼンを聞いたりしてわかったことです。

わたしがインタビューした5年間働いているというオージーバリスタは、「資格も経験もなしで、まずはバリスタではなくウェイトレスとして働いて、少しずつバリスタの仕事も覚えて、数年後ちょうどポジションが空いた時にバリスタに立候補した。」そうです。そして、その人は「英語スキルは絶対に必要・自信をもつ・学ぶことに積極的に。」とも言っていました。

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また、働き始めて3ヶ月だという南アフリカ出身のバリスタは、「カレッジで資格を取り、まずは数日間トライアルで無賃金で働いたあと雇ってもらえた。」そうです。「そのトライアル中に改善している姿を見せればいい」という話でした。

インタビューしていて、3人がよく使っていた言葉は「Willing」です。

「意志がある」とか「進んで何かをする」とかのニュアンスで。

そういう意味では、ネットでよく言われている「資格なし・経験なしでも雇ってもらえた」というのは合っているかもしれません。熱意を見せることが何よりも大事なんですね。

一方で、現実的には「経験3年以上」のバリスタを求める求人がほとんどです。これに筆者は現実の厳しさを味わせられました。

でも、実際にインタビューした限りでは「もともと経験があったから雇ってもらえた」という話は聞きませんでした。だから、経験3年以上を求めるカフェでも、熱意を見せたらもしかしたらチャンスはあるかも。(聞いたのは3人だけなので正確ではないですが。)

言えるのは、ネットから間接的に知るではなく、「現場で働く人たちに直接聞く」のは、大切だなぁということ。

当時のわたしが、他のグループのプレゼンも聞いた後に思い知らされたのが、「経験・英語がないと難しい」ということでした。当時は素直にこれを受け取ってしまいました。ここまでやって来て絶望。笑 

周りの生徒たちも「趣味程度に学ぶ」「どうせ無理」という言葉が目立つようになり、なんだか一気にクラス全体の士気が落ちた様子でした。

だから思うのは、こういう現実を知りつつも、「熱意が強い人」がバリスタのポジションを勝ち取れるんだろうなぁ、と。性格や縁もあるでしょう。

・・・ということで、インタビューでは、バリスタと交流したり大切なことを知れたりして「自信」になったのと、自分には難しそうだなぁ・・前バイトみたいにまた仕事探しや内容に苦しむのがもうやだなぁ・・という「不安」が現れてきた、という2つの収穫がありました。

現地で働く時に、「バリスタに直接話を聞く」ってのはやってみる価値がありますよ☆ 

考えてみると、直接働いてる人の話を聞くといいのはバリスタに関わらず、どの職種も同じかもですね。わたしも就職活動時に入社した会社のOB訪問したなぁ。会社のために職場の悪いとことは言わないっていう面もありましたが。笑

話がそれましたが、とにかく直接インタビューしてよかったです♩

インタビュー結果をまとめようかと思ってましたが、なんだかインプレッションだけで長くなったので、詳しくはまたブログにまとめたいと思います。

●追記●
↓インタビュー結果をまとめました。


コーヒー器具が楽しい。

今週の講義では、コーヒー器具を中心にいろいろ学びました。

それぞれの器具でどうやってコーヒーを作るのか、その味の特徴などを。

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モカポットかな?あの先端からコーヒーが抽出されるときの映像が今も記憶に残っています。

多分この動画だ。

エスプレッソやスチームといえばエスプレッソマシーンだけども、モカポットでも近い味が出せて、ミルクスチームもコンロやプレスでだいたい作れるんだって新たな発見。

当時は今までコーヒーを自分で作るのはほぼなくて、レトルトコーヒーかドリッパーしか使ったことがなかったのですが、この授業をきっかけに他の器具にも興味が湧きました。今はもうレトルトコーヒーなんて飲めなくて、毎日ハンドドリップですがね。笑

そろそろエスプレッソマシーンが欲しくて、今、メルカリで貯めているお金でマシーンを買うのが夢です。笑

器具を全部揃えて全部使いこなすのは大変そうだけど、フレンチプレスくらいなら手軽に手に入ってコーヒー作れそう。

コールドブリュー(水出しコーヒー)は、半日くらいかけて抽出するって先生が言ってて、実際に授業中に作ってくれました。器具のスケールでかい。味はまあまあでした。笑

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もちろん、エスプレッソマシーンの器具についても学びました。

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英語で訳分からないですが、英語でマシーンの各場所を知っておくのは、すごく大切だよなぁ。

英語の名称を知らずとも分かりそうだけど、仕事中にいきなり「Group head」とか言われたら、なんのこっちゃってなりそう。

だからコーヒー用語を英語でまとめておくのもいいですね* せっかくノートがあるし、復習も兼ねてブログにまとめようかしら。


おわりに

4週目は、インタビューとプレゼンを中心に、講義でコーヒー器具を学びました*

あ、そういえば実践では、各メニューによってミルクの注ぎ方が違うよってのを深掘りしたり、

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あとは、毎週恒例のフリーコーヒーをしたり。スキルはいい感じに仕上がってきました!!ミルクスチームも音が鳴らなくなり、エスプレッソ抽出も問題なく◎週ごとにスキルが上がっている実感がありました。

4週目で1番印象的だったのは、やっぱりバリスタインタビューかなぁ。

・・・良くも悪くも現実を見た感じです。刺激的でした。


それと、わたしが思うに、

バリスタコースに通ったからって、必ずバリスタにならなきゃいけない訳じゃない。

もしバリスタになりたくてオーストラリアに来た人がいたら、絶対にならなきゃいけないわけでもない。

そしてバリスタを目指してもいい。

どんな時も大切なのは、今この瞬間の自分の声じゃないかなと思う。

自分は今どう思ってる?

楽しみ、燃える、不安、怖い、どういう感情が今ある?

どんな思い・感情でもOKで、もしこれらに気付けたら万歳です。

過ぎゆく日々の中で、けっこう自分の声や感情に気づけずに目の前のことにただひたすら取り組むことが、わたし自身よくありました。

そして、そのまま気づかずに自分の感情を無視し続けると・・・爆発したり、やる気を失ったり、どうすればいいのか分からなくなったりすることがよくあります。

つまり、自分が気づかぬうちに、無理して我慢してキャパオーバーしちゃうんですよねぇ。そのループ。人間っぽくてなんか憎めないけども。

ワーホリって、仕事もできるし留学もできるし旅もできる。ワーホリでない場合も人生いろんな選択肢がある。だからこそ逆に、絶対バリスタ!などと範囲を決めて過ごすのは、ちょっともったいないなぁと。

だから、限りある時間の中、「今、どうしたいかな?」「これすごくやりたい!」「あ、今これはやりたくないかも。」って気付きながら選択していくことが、結果的に自分がハッピーに過ごせるコツなんじゃないかなと個人的に思う次第です。

気の向くままに過ごしたいものですねぇ。

もちろん、強い意志を持ち続けることも素晴らしいことです。尊敬!

その意志を向けるものが、本当に自分が心から好きで楽しめることで、打ち込みたいことであるのなら最高!これを見つけられるのは簡単ではない、とわたしは思います。だからこそ、範囲を決めずにいろんなことにチャレンジしたい。

無理してなにか自分を偽って、その偽りに向けて強い意志を注ぐ必要はないんじゃないかなぁ。

わたしは、当時バリスタにならなきゃ!って焦って、自分で自分を攻め込んでいたなぁーと思います。真剣になりすぎてた。

そして幸いにも、当時この状態にちょっと気づけた。その話はまた今度。

さっき上で話した他の生徒みたいに、趣味として好きなことを深める気持ちで取り組んでもいいし、手放して他の道を見つけてもいい。

今まで頑張ってやってきたものを手放すのってすごく辛いし、手放して本当にいいのか?と焦る。でも、意外に手放して新しい物事に出会った時に、手放してよかったぁと思えることもよくありますよね。やってみないと分からないものです。

だから、たまーに自分の感情に気付いて、感情ちゃんたちを可愛がりながら、違和感のない方向に転換しながら、今を丁寧に生きていきたいものです*♡


さてさて、

4週目も終わり、ついに最終週の5週目をむかえます。

5週目は、レジュメ(履歴書)作り、工場見学、ラテアート、テスト三昧、有料コーヒーなど、最後までびっしりでした。

5週目につづきます。



▼ 1週目のはなし。


▼ 2週目のはなし。


▼ 3週目のはなし。






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