自律神経は意識的に調整できる?
はじめまして。作業療法士のshihoです。
今日から隔週ペースで、やわらかくゆうらりと、心と体の健やかさを保つ情報を発信していきたいと思います。
当面は、呼吸法と意識について。
どうぞよろしくお願いします。
今日のテーマは『自律神経は意識的に調整できる?』です。
私たちの体は、もともと外界からの様々なストレスに対して不随意的に自律神経の働きで生理的反応を起こし、体温・血糖・消化・免疫といった機能を調整して健康的に過ごせるようになっています。
でも現代は気候変動、社会変動、それに伴う人間関係の変動がとても忙しい時代。数十年前と比べて、自律神経さんはお仕事も複雑、過労状態です。混乱状態になって自律神経障害につながってしまうこともありますよね。
不随意で働くといわれる自律神経ですが、実は逆説的な方法である程度は調整可能だったりもします。
例えば、呼吸。『緊張したら深呼吸』は子どもの頃からよく言われることですが、これはまさに自律神経の意識的調整。
自律神経では吸気は交感神経、呼気は副交感神経が担当しています。このため心が緊張すると、交感神経優位の影響で呼吸は浅く吸気が強まりゆったり吐くことが難しくなります。
でも、意識的に吐く息を長く行うことで副交感神経優位の状態へ誘導することが可能です。
また、なんだか体がだるくて力が出ないといった副交感神経が優位過ぎる状況では、おへその下あたりの丹田に意識をおいて、早く激しめの呼吸を行うことで交感神経を優位に誘導し活力を出すことも可能です。
今日のタイトルに対する答えは、『練習次第で、ある程度出来る』です♪
ヨガの呼吸法はいくつかあり、状態に合わせ習慣的に行うことで自律神経を安定化させることが出来る、とても素敵な根本治療法だと実感しています。
是非、日頃からご自分の呼吸を感じる練習をして整えることはもちろん、困った状態になってしまった時にも役立てていただければと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
次回は、呼吸法の紹介です。
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