②在宅勤務したいから転職活動している話

2歳の子持ち、転職活動に生活を持っていかれているアラサーです。

前回応募させて頂いた企業に加え、結局数撃ちゃ当たる作戦に切り替えて複数の企業に応募しました。

一つしか応募していないと、冷静に面接対策も出来ない。ナンバーワンでオンリーワンだと面接慣れしていないから、話し方も内容もぐちゃぐちゃになって良くないです(面接で落ちた)

複数応募した結果ですが、一社から内定を頂きました。

そして辞退しました。

私の応募したポジションだけは、リモートワーク対象外らしいです。


フレックスも、リモートワークも、私の職種は対象外にしている企業が多いんだと、やっと理解しました。

対面でのコミュニケーションを重視しているとのことです。

他の職種がリモートワークの中、対面でのコミュニケーションとは。。(泣)

いや、仰ることは分かるのですが。。(泣)


もはや、「近所 正社員 求人」というアルバイトのような探し方で転職活動を始めた私。

だってリモートワークで自宅に仕事を持ち帰れないとなると、

・保育園のお迎えに間に合わないから、この最寄り駅の企業は応募できないな

・終業時間が19時は定時上がりでも応募できないな

・ある会社から5回くらいスカウトメールが来て、お話だけでもって言って下さって嬉しいんだけど、この業種は残業多くなりがちなんだよな。応募できないな(経験者だからこそ内情が分かるし、経験者だからこそスカウトが来る)

という、「残業少なめ必須」「フレックスまたは時差出勤必須」「家から遠くない必須」みたいな、超わがまま条件が出来上がる。

結果、今の私の志望度が一番高いのが

「家から2分のところにある、正社員を募集している某企業。未経験の職種および業種のため、活かせるスキルはなく、やりたいシゴトという訳ではないが、家族の生活を変えることなく就労できるという点では100店満点」という超上から目線で、誰も幸せにならない志望動機の企業になる。

ここまで来ると、「リモートワーク可能な職種にジョブチェンジするためなら、期間を決めてアルバイトや契約社員になるというのも有りでは?」という思考に至る。

私の職種がリモートワーク対象外なら、ジョブチェンジもドンと来いだぞこっちは。

未経験でアルバイトだと、当然年収は落ちるが、現職も赤字経営のために賞与がなくなり年収がガタ落ちして、来年の新卒入社(年俸制)以下の収入になっている。

どうせ収入が低くなるなら、新しいスキルが身につくなり、自分がやりたいシゴトしたいよ。。みたいな思考になってくる。

そこでマーケティングのアルバイトを探し始めた。


ところが、見かねた夫から提案が。

「俺が転職しようか?」

夫はメーカーで企画やマーケティングの仕事をしており、私が転職活動してきた中の肌感としては、「リモートワーク対象職種」である。

夫曰く、夫がフルリモートで子供の送迎など担当すれば、妻の私は出社して残業するような求人に応募することも出来て、収入を落とさずにいられるのでは、ということだった。

あまりにもハッピー。いいこと言うな!さすが私の選んだ男だ!

と、一度は食いついた。

でも、夫が転職したくないことは知っていた。

夫は会社で何度か表彰されているし、再来年ある昇進試験のために勉強を始めなきゃと前向きに取り組んでいたし、人間関係も良好だ。

夫は私の目から見ても「出世するタイプ」という感じだし、夫自身以前から「人付き合いをイチからやりたくないから、転職はしたくない」と言っていた。

確かにどうして妻ばかりが、子供の送迎のために仕事を制限しなければならないのかという思考に至ったりした夜もある。

でもそれは睡眠不足だったからだと思う。


夫が転職活動をするという案は、一旦保留にしてもらった。


私は結婚のタイミングで転職したが、その時は残業少なめ、企業内託児所あり、女性が多い職場で育休からの復帰率高めという条件のみで即決したじゃないか。

あの時は、自分の中で転職先に求めるものが今より少なかったのかもしれない。

そんな経緯で決めた現職は、女性が働きやすい環境と引き換えに、女性が軽視されるところだった。

私は上司から、ママになったんだから仕事があるだけありがたく思いなさいとか、女性は役職者になって責任を取りたがらないとか言われて、悔しい気持ちになった。

実際、私は求める収入さえ貰えれば、役職者にも興味はないし、私生活のために仕事があると思っている。

でも、仕事は大切に思っているし、会社にとって必要な人材だと思ってもらえるように自己研鑽を続けて、評価されて、周囲と信頼関係を築いて働きたいと思っている。

育児があるから仕事を制限したいとは思わない。

どっちもがんばりたい。

そういう気持ちを、女性だからという理由で無いことにされてしまうことが悔しくて、「女性歓迎の仕事」というキャッチコピーにしているのを見ると、また馬鹿にされるんじゃないかという、誰と戦っているのかよく分からない気持ちになる。

別にそれで早く帰れて、家族と過ごせるならそれが一番だって、前は言えたのに。

私は何と戦っているんだろう。

カッコイイ仕事について、残業もできて、仕事最優先でがんばってます!って、誰へのアピールなんだろう。

コツコツできる仕事が得意で、残業は少なめが良くて、仕事と家庭の両立を第一に考えていますでも、素敵じゃないか。


今回の転職活動は、自分が勝手に作り上げた社会の目との戦いと、単純に家庭と両立できる求人を探すのに一苦労という面において、苦戦しています。

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