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【時給で働くということ】2ヶ月だけ派遣の仕事をしてみた。

私は今、フリーランスのライターをしています。基本的に毎月安定した収入を得てはいるものの、「欲」が出てきました。「もう少し稼ぎたい」と。あと5〜10万あればハッピーだなぁと。そこで、2024年2月〜4月(2ヶ月)限定で、派遣の仕事をしてみました。時給は1700円です。結論、お金はハッピーですが、お金以上のことを考えさせられました。

フリーライター&週2日派遣

「あと少し収入を増やしたい」という思いから、週2日の派遣事務を2ヶ月期間限定でやってみました。つまり、現状のフリーランスの仕事に加えて、派遣事務(週2日勤務)です。結論、肉体的な疲れと、自分を見失いそうになりました。たかが週2日、されど週2日。

・環境面の話

私の派遣仕事は、事務でした。総務課での入力作業や資料づくりです。通勤時間はドアtoドアで25分。勤務先はとても綺麗で広々していて、会社員生活としては申し分ない環境です。そういう意味では、環境的に最高でした。一ヶ月も通えば、環境にも慣れます。週2日なので、気負いもなく、伸び伸びと仕事に取り組めました。精神的にはハッピーです。

・肉体面の話

私はフリーランスとして別の仕事もしています。というか、そちらがメイン。会社員とは違った働き方であるものの、イメージとしては週5日くらいの仕事量です。そこにプラスされて、週2日の派遣ですから・・・週7日という労働感覚ですね。正確にいえば、メインは週5日とも限らないですし、一日8時間が絶対ではありませんが、とはいえ、週6~7日の感覚が、2ヶ月間続いたわけです。体力的に限界を感じました。

・金銭面の話

週2日の派遣によって、一ヶ月9万円近くの収入を得ることができました。金銭面だけで考えれば、ハッピー以外の何者でもありません。ありがたい限りです。これがずっと続くのであれば、自分の体力と天秤をかけて、「月9万円のため」は迷いますが、今回はあくまでも2ヶ月限定でしたので、そこ含め良かったと思っています。

・時間面の話

フリーランス+週2日派遣を実際にやってみて、一番考えさせられたのは「時間」でした。週2日の重みです。価値観で揺さぶられたと言っても良いでしょう。週2日の派遣は、完全にお金のためだけに働いています。仕事内容は、スキルアップとは特に関係のない、淡々とした事務です。最初こそ、お小遣い程度な感覚でしたが、次第に疑問が湧いてくる時がありました。「私、こんなことしている場合かな」と。

何を大切にして働いているのか

世の中には、誰でもできる仕事と、自分だからこその仕事があります。少なくとも私はフリーランスになったくらいですので、後者の「自分だからこそ」に価値観を置いているのは間違いありません。「手に職を」という仕事ですね。ライティングなどのクリエイティブです。ところが、ここを無視した仕事を週2日、お金のために捧げていたということです。対価は月9万円。ふと、虚しさを感じました。

誇りをもって仕事をしたい派

私にとって、仕事とは、自分のエネルギーを出す場所です。自分の能力を発揮する場所ともいえます。週2日を別に充てることもできたハズです。なんなら、事務仕事でなくてもよかったでしょうし、請負でなくとも、自分のビジネスを始めることもできたかもしれません。すべて、後にして思えば、です。

【結論】やってみなければわからない

フリーランス+派遣、この働き方は肉体的にハードでした。お金的には、+αになりハッピーでした。しかし、しかしです。こういった働き方をするのであれば、もはや正社員として転職した方がいいですよね。金額的にもそれ一本で同列になる可能性が大ですから。それにふと気づきました。結局お金は二の次で(欲しいのは当たり前)、時間と体力を考慮することが大切です。こういう価値観を知るきっかけにもなった今回の働き方は、大変学びになりました。やってみなければ、わかりませんね。

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