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【26年前の衝撃から】『エヴァンゲリオン』とは何だったのか。【一切ネタバレなし】

シゲクです。

私と『エヴァンゲリオン』との出会いは、初回放送である1995年10月4日18時30分からはじまった「第壱話 使徒、襲来」でした。

「1995年」といえば当時私は7歳で、1月17日に起きた「阪神淡路大震災」、3月20日に起きた「地下鉄サリン事件」など精神的に不安定になるような大災害や大事件が発生していた年でした。そんな中で私の楽しみとして「アニメ」を見ることがありました。


『エヴァンゲリオン』がはじまる時の7歳の自分は、その前の週までの『ミュータントタートルズ』から「新しいロボットアニメがはじまるらしい」くらいの気持ちしかありませんでした。


7歳当時の自分からすれば「ロボットアニメ」といえば『機動武闘伝Gガンダム』(1994年4月22日~1995年3月31日放送)、『新機動戦記ガンダムW』(1995年4月7日~1996年3月29日放送)、『マクロス7』(1994年10月16日~1995年9月24日放送)でした。





「ガンダム」「マクロス」ではない「ロボットアニメ」がはじまることにとてもワクワクしていたことを記憶しています。そして、『新世紀エヴァンゲリオン』「第壱話 使徒、襲来」を見ました。

終わった直後の感想は、とにかく「なんだこれは」というものでした。

制服姿の気弱な主人公、スポーツカーに乗るお姉さん、白衣のお姉さん、良くわからないお父さん、傷だらけの女の子、不気味な主人公のロボット、不気味な敵のロボット、秘密基地のような街、すべてが謎だらけでした。

「ロボットに乗りたくない主人公」と「無理矢理乗せる大人たち」というのも衝撃的でした。『Gガンダム』『ガンダムW』『マクロス7』でも主人公は自らロボットに乗り、毎週のように敵に挑んでいていたからです。

『Gガンダム』の「ドモン・カッシュ」や『ガンダムW』の「ヒイロ・ユイ」や『マクロス7』の「熱気バサラ」に比べて、『エヴァンゲリオン』の「碇シンジ」はあまりにも貧弱でした。

衝撃的な「第壱話」以降、『エヴァンゲリオン』のその後の回を見た記憶がありません。7歳当時の自分には「よくわからないしつまらないロボットアニメ」でした。

ただ、自分の気持ちとは裏腹に日を追うごとに『エヴァンゲリオン』は社会現象を起こしていきます。テレビでの放送後には劇場版も公開されましたが見に行くこともなく「よくわからないしつまらないロボットアニメ」という印象のままでした。



「アニメ」が終わった後も「漫画」は続いており、年上のいとこが持っていた漫画をよく読んでいましたが、「いつまでも完結しない漫画」(1995年~2014年)というイメージでした。


『エヴァンゲリオン』に対する「よくわからないしつまらないロボットアニメ」から「良くわからないけど面白いアニメ」という印象に変えたのは、ずっと読んでいた「漫画」と共に2007年から公開された「新劇場版シリーズ」でした。1995年に7歳だった自分も、2007年には19歳になっていました。

「新劇場版」の公開に伴って「テレビ版」「旧劇場版」が放送されることになりました。その時点でかつての『エヴァンゲリオン』を全編通じて見ることになります。

見るだけではよくわからない点もたくさんありましたが、「社会現象」になった理由もなんとくなくわかるような気がしました。

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』(2007年9月1日公開)

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』(2009年6月27日公開)

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』(2012年11月17日公開)

『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』(2021年3月8日公開)

「新劇場版」は2007年から2021年の14年間で完結しました。「テレビ」放送開始の1995年から「新劇場版」完結の2021年までは26年間です。私も7歳から33歳になってしまいました。

『エヴァンゲリオン』は26年ですが、『ガンダム』『マクロス』は40年を超えています。今後も多くの方に愛されていくはずです。

『エヴァンゲリオン』を見たことがないという方は、ご覧になってみてはいかがでしょうか。一度見ただけではよくわかりませんが、何度か見ていくうちに楽しめると思います。

『エヴァンゲリオン』とは何だったのか。

私にとってはいつまでも「良くわからないけど面白いアニメ」です。

今日は、この辺で失礼します。



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