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教育データ取り扱いのポイント:補論(2)「目的」に沿った利活用
そろそろしつこくなってきましたが(笑)、先の記事の続きです。教育データの取り扱いについて、「目的」に沿った利活用について、教育現場から見たポイントを整理します。
GIGAスクール端末や学校が利用しているLMS(学習管理システム)で得られる教育データは、それらの設備やインフラが学習者や教育者が利用する目的に沿って利活用することが大前提です。データ利活用のあり方については、OECDが提示しているプラ
教育データ取り扱いのポイント:補論(1)「一元化」と「匿名化」
先に、以下の記事を投稿いたしました。思いのほか多くの方にご覧いただき、Twitterでのリアクションやご意見も多数頂戴しました。感謝申し上げます。
Twitter経由で拝見した様々な見解、また先の記事で議論できなかったことを補足するため、補論として多少付け足しをします。
教育データの「一元化」?
政府の「教育データ利活用ロードマップ」に対し、多くの方々が違和感を持たれたのは、デジタル庁大臣が
教育データ取り扱いのポイント:「教育データ利活用ロードマップ」を踏まえて
この記事では、教育者や研究者、教育事業者が、教育データを扱う上でのポイントを、先日デジタル庁が公開した「教育データ利活用ロードマップ」を踏まえつつ、国内および海外の法規制、教育現場と教育データの関わりの観点から、私なりの整理を試みます。
問題意識ICT(情報通信技術)を活用した教育が広まることによって、教育の過程で蓄積される様々なデータ(以下「教育データ」)を活用し、これまでになかった形の教育を