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映画「あの素晴しい愛をもう一度」紹介

作った作品の紹介が自己紹介になるものなのかと考えたのだけど、「作品は自分の分身だ!」と開き直って紹介したいと思う次第。

作品名は「あの素晴しい愛をもう一度」。
あらすじは↓のような感じ。

ぼちぼち頭金もたまり、そろそろマイホーム購入を考えている向井祐作。
食事の支度をし、晩酌の準備をする朱美。ピアノのお稽古に通う娘の彩夏。
そんな向井家は、ごくごく一般的な家庭であり、誰もがこのまま幸せに生活していけると信じていた。
そんなある日、出張中の祐作の元に一通の間違いメールが届いた。たかが間違いメール。
しかし、そのメールが祐作の人生を狂わしていく…。

思わせぶりなあらすじですが、要は「不倫」の話です。不倫で家族が崩壊していく様を描いた作品です。身も蓋もない言い方ですが。

所謂インディーズ(要は自主製作)なので、メジャー作品のような派手さもないし、有名な人も出ていないのですが、意外とドッシリとした感じに仕上がっています。あまり自画自賛するタイプではないですが、そこらへんのメジャー作品よりは胸に来ます。胸に来るというよりは腹を打たれるといった感じかな。役者さんのお芝居も結構いい線行ってると思います。

観てくれた人にはシリアスな作風と思われがちで、「経験談ですか?」などと聴かれることもあるほど描写はかなりリアルらしい。そういう風に評価されるとうれしいんだけど、個人的にはコメディとして考えている作品。

こういうドラマって当事者視点のものが多いけど、不倫なんて第三者から見たら随分勝手な理由から始まっているわけで、相当な愛とロマンスがない限りあまり同情できないものじゃないですか。だから、神様視点で蟻の観察日記のように撮っている。だからコメディなんです。この作品に出てくる不倫相手の男とか相当マヌケだしね。

こんな感じで、良くも悪くも自分の性格の悪さがよく出た割に美しい感じに作品が仕上がっています。結構自信はあったのだけど、作品のテーマ性とかが現実に沿いまくっているので、「夢や希望」を好む方々にはあまり受け入れられなかったのか中々日の目を見ませんでした。しかし、福岡の映画祭(福岡インディペンデント映画祭)で賞をもらったり、そこで犬童一心監督に論評してもらったり、高橋洋さん(映画リングの脚本家)に観てもらって「新世代の映画だ」とお言葉をいただいたりして、とりあえず一定の評価を得た感じ。

↓は予告編です。

たまーに「なんでこの作品を作ったんですか?」と聴かれることがあるんですが、不倫ってドラマだと結構綺麗事に描かれることが多いじゃないですか。それがイヤだったんですよね。ひとつもキレイじゃないし。だからそういう作品のアンチとして存在できればなと思ったんです。

あと、「伝説の92」が面白すぎたってのもあります。
(わからない人は「伝説の92」で検索だ!)

不倫を題材にした話なので、未婚の人にはピンとこない部分もあるかもしれませんが、一度でも結婚したことのある人やこれから結婚する人にはぜひ観てもらいたいです。

そんな「あの素晴しい愛をもう一度」ですが、インディーズ専門の動画配信サイト「DOKUSO映画館」でご覧いただけます。何度も繰り返すようで恐縮ですが、割といい出来に仕上がっていると思うので、お暇なときにでも観てもらえるととてもうれしいです。
https://dokuso.co.jp/introduction/112

邦画ではあまり見ないテイストの作品で、できればもっと多くの人に見てもらいたい。なので、シェアして貰えるともっとうれしいです!

#自己紹介

【この作品に関わった人たちと作品情報】
○キャスト
向井 祐作=横須賀 正佳
向井 朱美=きむら ゆき
向井 彩夏=桑原 ちあき
青島 正道=市川 裕隆
青島 茜=黒川 千明
井ノ上 美希子=泉水 美和子
新人弁護士=中尾 僚太
受付嬢=柚木名 沙江
東=山田 拓也
国分寺=廣田 智
宮下=ゆな
興信所=宇野 伸茂
助手=堀 夏子
栞ちゃんのママ=赤澤 まいこ
栞ちゃんのパパ=北川 浩
栞ちゃん=坂本 歩
栞ちゃんの兄=本杉 環観
中年の男=山田 茂輝
花のような少女=木村 彩乃
AV嬢=瀬尾 友美
巻き舌のナレーター=若本 勇人
はしゃぐレポーター=糸瓜
マスター=岩渕 真澄
マスターの妻=岩渕 寿美江
駅のおばあさん=森 みつる
タバコを捨てる男=山田 勇吉
細井武平=リーマン F 近藤
ナレーション=阿部 将大
○スタッフ
監督=岩渕 茂
撮影・照明=本杉 淳悟
録音=阿部 将大
衣装=清水 麻美
助監督=高山 康平
制作担当=堀 夏子
監督助手=小林 永実
撮影助手=山田 勇吉
制作進行=菅野 芳貴
編集=本杉 淳悟/阿部 将大/岩渕 茂
整音=吉永 龍哉
音楽=鈴木 光男
脚本=岩渕 茂
挿入曲=”Feel Like A Sunday Morning” by ESSENCE
挿入曲=”My Sunshine” by Cruising☆Star
英語字幕=佐藤幸/岳山好子
協力=清水 奈津美/矢島 恵子
ロケーション協力=レンタルスペース “さくら” 目黒川沿い/有限会社 近現代資料刊行会/池袋バッティングセンター/城ヶ崎海岸駅前 喫茶ももえ
機材協力=テックス
美術協力=麻布インテリア/株式会社ドン
企画・製作=growthick
○作品情報
2010年作品 / 62分 / HD / COLOR / STEREO
企画・製作:growthick
○受賞・上映歴
福岡インディペンデント映画祭2012 90分ムービー部門グランプリ
沖縄映像祭2010 招待作品
福岡インディペンデント映画祭 in 別府 招待作品

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