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私たちは、日常の中で
目に見えることを信じている。

百聞は一見にしかず

この言葉があるように
何度も聞くより、一度実際に自分の目で
見るほうがまさる。

「百聞は一見にしかず」に相当する英語のことわざが「seeing is believing」です。
直訳すると「見ることは信じること」。
何かを信じるには自分の目で見るのが一番だという
意味です。

見ていることの受け取り方がコツになる。
見ていることを信じていいのかという視点が
重要になってくる。

見ている物には、見えていない背景が
たくさんある。それを知らずに見たことを
信じることが多大なズレを作る

自分の信じているものを調べる方法として
考えるだけでもいいのですが、次のことを
想像してみてください。

ここに1万円があります。
今ここでそれを半分に破いてください。

どんな気持ちになりましたか?

ええ〜っ、そんなことできないよ、
いや、無理だよ、千円ならできるかも、
そんなことしていいの。

色々なことを考えて、実際には
破ることはできないでしょう。

私は、いや、無理、できない。
ん、でも銀行に持っていけば
交換はしてもらえるかな?

なんて考えていました。
実際にはやっていませんが。

以前の私なら、絶対無理、何言ってんの?
と批判的な感情をむき出しにしていたでしょう。

私たちは、1万円を価値のあるものと
信じていて、そこに張り付いていた
感情にコントロールされている。

これが、深層心理の事実なのです。

1万円という紙は、たったの24円で
つくられている。

私たちは表記された数値の価値あるものと
信じていて、ツールという共通理解の元に
使っているだけなのです。

つまり、信じているだけなのに
見えない価値を感じてしまう。

パワーがあると思っている人もいれば、
汚いものと捉えている人もいる。

金持ちは、裏で悪いことをしていると
考えている人もいる。

それら全て幻想なんですね。

信じていることを、上手に疑うことで
事実を捉えることができるのです。

私たちは、意味をつけて都合よく
解釈しているのです。

これが腑に落ちると、
見ている物の裏側が見えてくるでしょう。

それだけでも、自由度の増える物の見方が
できて、フラットに捉えることができる。

思い込みや信念を手放して、フラットになることで、
心理的自由度が増えてくる。

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