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CoD Vanguard の振り返り 〜国内eスポーツ界隈中心に〜

9月になると、このCoDにおいては、今シーズンの終わりが近づき、次回作のオープンベータが行われるなど、"年末"の様相となります。


ここで、今シーズンについて、振り返るとともに来シーズンに向けてのお話もしようかと思います。



CDL Challengers APACより日本が除外


一番印象的であったのは、どうしても私はこの一件になってしまいます。

今となっては、本当に何だったのかわからない出来事でしたが、
いい影響がなかったことは、間違いなく断言できます。


実際の事情については、何も表に出ることなく、APAC対象に日本が戻されました。

この事実だけで言えば、何もなかった。
と言えますが、

説明なく、日本がCDLプロへ駆け上がるための道を閉ざされたという

悪い印象、不信感だけを植え付けていきました。



そして、それを払拭するようなことは行われていません。


負の遺産なのです。


プロ対抗戦開催されず


そして、より大きなこととして、昨シーズン行われたプロ対抗戦は今シーズン開催されませんでした。

シーズン途中に、noteを書きましたが、結局開かれることなく、シーズンが終わることとなりました。
確かに、プロ対抗戦はWW2シーズンに始まり、一度途切れましたが、途切れている間は日本代表決定戦という形で、ソニー主催の大会は開催されていました。



もちろん、主催のソニーにも都合はあります。


ただ、継続されてきたものが完全に途絶えることのダメージは測りしれません。

プロ対抗戦のために、チームを作ったeスポーツチームや所属する選手、試合を観戦してきたファンを無下にすることになります。

この一度途切れることのダメージの大きさは、昨シーズンの大学対抗戦に関する2つのnoteでも話した通りです。

今回は学校ではなく、CoDのコミュニティー全体になります。

色々な要因があるとはいえ、ソニー主催大会の断絶は日本におけるコミュニティーの停滞や縮小の一因と考えています。



また、プロ対抗戦の配信技術が少しアップグレードしていき、すごいなと率直に思い、称賛もしました。


ただ、この積み上げてきた配信技術も失われかねないです。1年間も行われていなかったら、配信を担っていたスタッフも配置転換されていてもおかしくありません。

素人がしているわけではないため、完全にゼロになることはなくても、クオリティーを維持できるとは限りません。


途絶えるということは、非常に重大なことなのです。
それだけに、非常に残念でした。


もちろん、一観戦者としてもです。




コミュニティーの縮小

上の2つは、一歩引いた目で、客観的な形で書いてきましたが、実際携わる当事者として、コミュニティーの縮小は本当にしんどかった。

その一言につきます。

は昨シーズンの終わりに、コミュニティー大会の主催さんの移り変わりをnoteに書きました。

ただ、その中でAnother以外今シーズン"完走"できた主催者はいません。
そのときのnoteでは、大会クオリティーが上がって逆に主催しにくいのではないかと話していました。


全くの見当違い甚だしい話です。

そもそも、コミュニティー自体縮小してしまったのだから。


大会クオリティーに拘らず、レートのために継続開催をモットーにCODESレートでの主催を頑張ってきました。
もちろん、大会被りもありました。


ただそれでも、参加が少なすぎてトーナメントができず、リーグ戦をするしかない状況が本当に参加チームに申し訳なく、苦しかった。

そもそも、Vanguardが明確に不人気であったのはあります。
原因がどこにあるかはともかく、その点はActivisionも認めるところです。

そして、ゲーム開発を担うスレッジハンマーゲームズに振り回された点も大きいです。


バグの多さ、迷走っぷりはさておき、

第3のゲームモードが決まるまで時間を要し、結局コントロールになったものの、リリース当初にはコントロールのゲームモードはなかったため、アップデートで追加することになり、最終的に1月中旬までかかりました。


コミュニティー縮小の象徴として、大会・イベントの開催減少が見られました。


普段、グーグルカレンダーにて、大会・イベントの開催予定をまとめ、CODESレートのアカウントにて、発信していますが、

5月から過疎状態は深刻化しており、

5月26日にツイートした際はこれしか予定がありませんでした。

実際カレンダーのページを見ていただければ、一目瞭然ですが、6月は暗黒とも呼べるほど、開催されていません。



もちろん、2020年MWシーズンの途中からつけているため、開催数を見比べてもらえれば、わかりやすいでしょう。


実際、露骨に減りだした、4月以降は、eスポーツの大会という競技性よりも、イベントの方に重きが置かれているものが増えており、ただ単純に”カスタム”も増えていました。

イベントという、特別感・プレミアムがなければ、開催が難しいと考えれば、私が運営するCODESレートの大会はその逆をいくため、人が集まらないのも納得できるものです。


これについては、色々な要因の積み重ねのため、

これを直せばいい とか これは駄目だ 

といえるものが多すぎるのが現実です。



CoDの一つの利点でもある、毎年新作が出るということで、ある意味この状況をリセットまではいかなくても、リフレッシュはできます。
そのリフレッシュされた環境に期待するしかありません。




正直、国内eスポーツの点では、最悪に近いものでした。

ただ、そんな中、CDLについてはどこが勝つかわからないほど、混戦模様のシーズンでした。




その意味では、CoDeスポーツの最高峰でここまで面白いシーズンにも関わらず、eスポーツしているゲームが不人気というのはなんとも皮肉な結果です。




以上になりますが、個人的には国内eスポーツ以外にも色々言いたいこともありますが、それについては多くの方がお話されることですので、あえていいません。


では、次回作にて。



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