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これから日本のCoDの方向性

以前書いたnoteに対する、アンサー(答え)の内容になっています。

(この記事は3100字、約8分で読めます)


はじめに

日本外しはおかしいと声をあげた内容でした。

私としては、事実を知ってもらうと同時に同じく声をあげてほしいという"願い"もありました。
その為、極力"客観"を大事にしているスタイルとは外れる、強い言葉を使い、煽っている要素のある内容となっています。

実際、note投稿後の反応は私の予想とは異なっていました。

記事のアクセスは、2日で900アクセス以上。ツイートについては、50RTと私の発信したものの中では、最も注目されたものとなりました。
ただ、それに連なっての反応は、
"日本おわった"、"CoD終わった"
のような、反発ではなく、落胆の感情のものばかりでした。



元気がある、体力があるからこそ、"ストレス"に反発する力も出てきます。

ただ、今の日本のCoDにはそのような体力、元気を持ち合わせていない。


それほど思い入れがないなら、前述のnoteを書いた時点でCoDに見切りをつけています。
ただ、大学生のときからCoDに触れ、MWシーズンから本格的に今のような活動を始めました。

落ちていくことをただ、見ているだけは耐えられない。


noteを書いた責任、そして大会など運営に携わるものとして、

全体の方針から、プレイヤーレベルでできることの今後の"道"を書き、前を向こうということを示したいと思います。


日本の公式 SONY

前述のnoteを書いて、落胆する方が多数の中、声をあげてくれた方もいらっしゃいました。

誰なのか、どういう内容なのかの詳細はここでは伏せさせていただきますが、ANZからの反応は
"200, 300pingの奴らがいなくて、清々する"のようなものはともかく、

"日本は独自のリーグがあるからいいだろ"という内容があったことです。

これは、前述のnoteでも懸念した、プロ対抗戦のことを示しています。


ANZのeスポーツの大会について把握はできていませんが、少なくとも、APACのChallengersの1大会の賞金は、優勝でもUSD 1,500 現在のレートでは17万円ほど。

それに対して、プロ対抗戦は2期制であり、spring,summerそれぞれで優勝賞金300万円が出ます。2期とも制したLV(現 ZETA)は600万円を手にしています。
これは、Challengersの大会を30回優勝しても届かない金額です。


ANZとして見れば、恵まれたリーグに参加しておきながら、APACに参加していることに、嫉妬して当然とも言えます。
また、CDLを統括するActivisionからしても、APAC Challengersとのバランス関係を崩すプロ対抗戦の存在はやはり、厄介極まりないのです。


この現状に対して、まず言えることは、日本の公式となっているSONYは、Activisionと早急に利害関係を調整することです。

実際"プロ"対抗戦を謳っているものの、CDLとは天と地ほどの差があります。
日本代表決定戦のように、あくまで独自のリーグはChallengersの域を出ないということをはっきりさせる必要があります。

もちろん、日本の法律上、ゲームソフト販売会社であるActivisionは、日本国内で高額賞金の大会を開催するには非常に制約が多いのは事実です。(制約については下のnoteに記載)


ゲーム機販売会社であるSONYだからこそ、プロ対抗戦ができていることを認めなければなりません。


そのため、ActivisionとSONYについては、プロ対抗戦とAPAC Challengersとの関係調整は、日本がCDLの枠組みの中で上位を目指すためにも、必須になります。


eスポーツコミュニティ

ActivisionとSONYの関係は、正直私達のレベルでは到底何もできない話です。次に、一段階下のeスポーツコミュニティで考えてみます。


APACから日本が外された理由として考えられる、APACへの参加チームの少なさに焦点をあてて考えた際、回線の問題を省いても、海外志向の低さはあるかと思います。

国内全体のレベルが十分に煮詰まってこない限り、海外志向は日本においてあまり出てきません。
その意味でも、eスポーツコミュニティ全体の質の向上は間違いなく必要です。

また、Activisionが日本を無視できなくする点でも間違いなく必須の条件です。

プレイヤーやチームで言えば、長年プロ対抗戦出場チームまでとはいかなくてもアマトップに居続けるプレイヤーを脅かす、新興チーム・プレイヤーが出てくる環境が必要です。


もちろん、そんな環境にするにはまずはeスポーツのプレイヤー母数を増やす。
受け皿となる継続しているチームの存在。
育成のためにコーチングできる人間の確保。

このようなところをベースに、注目されるためのインフルエンサー・ストリーマー、イベント・大会の存在。

すべてが噛み合って、そのような理想の環境は醸成されていくと思います。



もちろん、上のことは理想です。

それができる人というのは限られています。少なくとも私にはできません。それはCoDeスポーツ協会の活動を断念せざるをえなかったことが示しています。

そのため高い理想でなく、
現実的な、普段行っていることを皆が少し頑張ることが寛容なのです。

プレイヤーや観戦勢であれば、その普段の活動をもう少し発信してみること。

クランであれば、クラン内のイベントを工夫したり、他のクランと一緒にやってみること。

チームであれば、行き詰まりを感じるのであれば、上位プレイヤーの教えを乞うこと。

大会・イベント主催者であれば、大会を少しでも多く開催するや今までと趣旨のことなることをしてみるなどあります。


コミュニティは、一気に廃れることはあっても一気に成長することはまずありえません。
コミュニティの人口が流行で爆発的に増えても、質はどうしても加速度的に良くはなりません。

日本のCoDが爆発的に流行ることは考えづらい以上、特効薬は存在しませんし、ワクチンのように一安心ということもありません。


今の状況を大きく変えられるのは、ActivisionとSONY、またそれに準ずる規模をもつ組織のみです。
彼らの行動に頼らないとなると、自力でできることはこのようなことしかありません。



これは、選挙の投票に似ているかもしれません。

日本では、若者の比率が少なく、”投票しても意味がない”ということで投票しない人の割合が高いです。
確かに、今の世の中では、若者視点で劇的に変わることはありません。劇的に変わることがあっても上の世代ばかりと思うでしょう。
ただ、現在持ちうる”手札”の中で、なんとか最善の手を打たない限り、永遠に”手札”は変わらず、”手札”がよくなることはありません。


おそらく、このような”地味な”、劇的に変わることのない”コツコツ”としたことは、中々難しいことです。


だからこそ、CoDが好きな人にこそ、普段行っていることを皆が少し頑張り、そのことを続けてほしいのです。


最後に

今回の一連のことについては、一通り私が話したいことはすべて話したつもりです。そのため、劇的なことがない限りは、この件については話すことは控えさせていただきます。

もちろん、次この件で話すときは、いい知らせについて話したいものです。


少し話はずれますが、ちょっと前CoD Japanのアカウントのツイートがなんか滑ってたり、ねらおうとしてるけどおもしろくなかったため、たまらずダメ出しの引用ツイートをしていました。

ただ、少しは丸くなったり、いいものも増えてきたりと良くなっています。

つづけるのは大事です。



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