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千葉高生に知って欲しい5つのこと

こんにちは。2019年度に千葉高を卒業した江口と申します。

今は東京大学に入学し、大学生をやっているわけですが、千葉高に入学し卒業してから今日までずっと思っていたことがありました。その自分の思いを一人でも多くの人に共有できたらな、と思ってこの文章を書いております。

まあ、タイトルではたいそうなことをいってますが、自分がずっとモヤモヤしていた思いがあって、それを解消するために書いてるだけなので、おじさんがなんか言ってるな〜、ぐらいの感じで読んでいただけると幸いです。



モヤモヤしてたこと

私がずっとモヤモヤしてたこと、それはずばり

入学時点ではムチャ優秀なのに、大学受験情報を知らなくて受験でうまくいっていない同級生が多すぎる

ということです。受験でどのタイミングで勉強しなきゃいけないとか、周りのライバルがどういう進度で勉強しているか、とかそういったことを知らないだけで、受験でうまくいっていない同級生を見てずっと心苦しく思っていました。

加えて、みなさんご存知の通り、学校は全くそういう情報をこちらに提供してくれません(笑)。

まあ、学校が積極的に受験指導をすべきだとも思わないのですが、そういう情報を知らないことによって不利益を被る人がいるのは鼻持ちならないなあ、と思っています。そういう情報を知った上で、勉強を頑張るか、頑張らないか、を決めればいいわけですし。

情報がない状態だと、勉強するかどうかを決める意思決定にも至れません。

ということで、今回は下に勉強するとどういう利益があるのかを3点、勉強する前に知っておいて欲しいことを2点、の合計5つのことを中心に書かせてもらいたいと思います。


勉強によって得られる利益

まず最初に、勉強によって得られる利益は主に3点あると思います。それは、

1. 勉強の費用対効果はムチャ高い!
2. 人脈の形成
3. 自分の可能性の幅が広がる

ではまず一つ目の勉強の費用対効果について話していきましょう!

以下のランキングと数字が何を指してるかわかりますでしょうか?

スクリーンショット 2019-12-31 19.04.00


これは、大学別の生涯年収のランキングを表しています。いきなりお金の話をしてしまい、申し訳ありません(笑)。

これをみると、東京大学と大学平均と生涯年収の差が約1億8000万円ほどあります。これは、東大に入学するために必要な勉強時間は大体4400時間と言われているので、勉強の時給は

1億8000万円÷4400時間=40909.0909..円/時間

大体4万円ぐらいです^ ^

この事実には、誰でも費用対効果が高いと感じていただけるのではないでしょうか?

また、皆さんご存知の通り、日本は、就職をするときに学歴ではなく、学校歴で判断する傾向が強いです(個人的には、これがいいことだとは思いませんが)。変化が激しいと言われる現代において、職業もどんどん変化していきます。そんな中、学校歴は一定の安定性を担保してくれるでしょう。(まあ、要は食いっぱぐれなくてすむ、ということです。)


2つ目は、人脈の形成です。

当然上位の大学に入れば、それだけ優秀な人間が集まります。

人間は周囲環境にかなりの影響を受けて意思決定をする動物なので(経験則ですが)、周囲環境が優秀になればなるほど、自分の視座は下がらずにすみます。

それに加えて、自分が何かをしたい!、と思ったとき、同じような志の友達を見つけるのが簡単になります。自分の行動の初期コストが減るので、自然と行動を起こしやすくなります。(起業したい!、とかなら日本で一番いい環境だと思います。)

それ以外にも、友達の紹介などによって、イベントやインターンなどの機会にもたくさん恵まれる、などのメリットもあります。

上には、在学中のメリットを中心に書きましたが、当然将来大人になった時もこの人脈は役に立つと思われます。


そして、3つ目は、自分の可能性の幅が広がることです。

2つ目に、述べたように自分が触れることのできる機会の幅が圧倒的に広がります。機会の広がりは自分の行動の幅を広げ、行動の広がりは、自分の選択肢の広がりを与えてくれます。

幅広い分野を勉強することで、それだけ自分が社会に生かせる知識も広がるので、選択肢が広がり、活かせる知識が広がるという意味で、勉強は自分に大きな可能性を与えてくれる、と言えるでしょう。


以上勉強することによる3つのメリットです。大学に入った後ベースの話になってしまいましたが、当然勉強そのものにもメリットはたくさんあります(笑)。
ここで、勉強へのモチベーションが上がった人がいるかもしれません。

以下では、そんな人たちに向けて

勉強する前に知っておいて欲しいこと

を書いていきたいと思います。


知っておいて欲しいこと2選!

2つ知っておいて欲しいことがあります。

1つ目の知っておいて欲しいことは、

有名私立進学校は、高校2年生の段階で高校範囲を履修し終わっている

ということです。

それだけでなく、鉄緑会と呼ばれる、都内の超有名私立の生徒が多数通う塾では、中学3年生の時点で数II(通常高校2年生で履修する数学)まで終わらせています。

ただでさえ賢い人たちが、そのようなペースで勉強するのですから、高入生はかなり不利な戦いを強いられることになります。

自分のライバルたちは、自分の入学時点ではすでに相当な差を付けています。


2つ目は、高校が発表する進学実績において

合格者数≠受かった人の数

ということです。

言ってる意味がよくわからないと思うので説明すると、進学実績における合格者数というのは、合格した学部の数、ということです。

つまり、仮に1人の人が早稲田大学の3つの学部に合格した場合、合格者数は3人としてカウントされます。しかも合格者数には、浪人生の実績も含まれます。

ですので、例えば、千葉高では早稲田に例年130人ほど受かりますが、実際に現役で進学した人の数で言うと、実際は約40人ほどです。

また、県千葉から東大へ現役で行くとなると、例年10人ぐらい(文理比は1:1ぐらい)なので、学年で文系または理系で5番以内に入っていないと、合格することは厳しい計算になります。


以上2点の知っておいて欲しいことでした。

どうでしたでしょうか?

こんなことは当たり前に知っていた人もいるかもしれません。
ですが、私は最初にこの情報を友人から聞いた時、現実の厳しさに愕然としました。

千葉高に受かった時は、正直千葉高生になったのだから、自分は将来早慶・東大のどこかに行けるんだろうなあ、と漠然と思っていたのですが、学年の半分もそれらの学校にはいけない、と言う事実にはびっくりしたと同時に、かなり不安になったのを覚えています。


最後に

私は、入学時点で正直あまり勉強ができませんでした。とても東京大学に入学できるような学力はありませんでしたし、おそらく入学時点では、下半分ぐらいの成績だったと思います。

しかし、自分が他の人と違った点は、きちんと上で述べたようなポイントを入学前から把握し、入学してから受験まで1日も欠かさず勉強した点にあると思います。

その結果、ありがたいことに今こうして大学に通えています。

でも、受験が終わってからずうっと感じていたことがありました。
それは自分の周りの優秀な同級生で、その能力のためではなく、情報を知らないことによって受験で思うような結果が出ていない人がいたことです。

自分のエゴにすぎないのですが、そうやって不利益を被っている人の状況に私はずっとモヤモヤしていました。

今、この文章を千葉高に入学前、もしくは在学中で読んでくれている方がいるかもしれません。その方々に向けて最後に書かせていただきたい、と思います。
それは、かつての自分がそうだったように、高校3年間勉強するだけで、自分の人生を変えられる、と言うことです。

まあ、まだ18の若造なので(※この文章を書いてる2019/12/31時点)、人生が変わる、なんてことを言うのもおこがましいのですが、それでも勉強をする過程を通じて行動が大幅に変わったことを実感しています。

もし、勉強をいつしようか迷っている人、または、少しでも勉強をしてみようと思った人がいたなら、今から始めて見てください!
始めるのが遅れれば遅れるほど、目標を達成するのが難しくなります。(自戒を込めて)

この文章が少しでも多くの人の役に立てればこの上ない喜びです。

(いいねボタンを押してくたり、シェアしてくれたりしたら泣いて喜びます。)

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

おしまい



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