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学生。日々の思考の堆積。

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19歳が考える「幸せとは何か?」

「幸せなのが、結局一番だよね。」 「それって、お前が幸せって思うかどうかじゃない?」 昔から誰かに悩みを相談するたびに言われてきた。 その度になんとなく納得したような気にはなるものの、どこか掴みどころがなく、もどかしい思いを幾度となく経験してきた。 「幸せなのが一番って言うけど、あなたにとっての「幸せ」ってなんですか?」 こんな質問返しを食らわせれば、グーパンが飛んでくると思ったので、口には出さなかったが、ずっと心の中では感じていた。 みんな「幸せ」って言葉に逃げている

    • 反カラーバス効果 Anti Color Bath Effect

      心理学の有名な効果にカラーバス効果(Color Bath Effect)というものがある。 カラーバス効果とは、特定の物事を意識し始めると、その物事に関する情報が無意識に集まるようになる心理学効果のことだ。 例えば、「朝家を出てから学校に着くまでに赤色のものがいくつあったかを数えて」と言われると、普段見慣れている景色にどれだけ赤色がありふれていたのかに気付かされる、といったものだ。 問題解決や、日々の生活にインサイトを与える上でカラーバス効果は非常に有用に働いていると考

      • 自分の意思決定に後悔しないために

        自分で決めなければいけないことが多い世の中だな、と感じる。 高校、大学、就職先、転職先、結婚相手、などを自分で決めなければならない。 仮にそれらの選択肢を選ばないとしても「選択肢を選ばない」という意思決定をしなければならない。 もし自分の過去の意思決定を後悔した時、その決定の責任を自分で引き取らなければならない。 例えば、「学ぶ専攻を間違えた」と思うのであれば、専攻選びに失敗した自分が悪いのだし、「結婚する相手を間違えた」と感じるのであれば、その人を運命の人だと感じた

        • 隣の芝はエメラルドグリーン

          先日イギリスの首相戦でリズ・トラスが下のような発言をしていた。 ほとんどの日本人はとても日銀の政策が成功してるようには見えていない(と思う)。しかし、半端ではない物価上昇によりエアコンすらもまともに使えない状況の欧州諸国にとって、CPIの上昇率が比較的緩やかな日本の状況はうまく行っているように見えるのだろう。 いつの時代も他国の状況は自分の国より好ましく見えるものだ。 「隣の芝は青い」というが、人間の本質をよくついた言葉だな、と思う。 なんなら「隣の芝はエメラルドグリ

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        • 思考の言語化
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          笑いと距離感

          過去のどんなに辛い、恥ずかしい経験でも、ある程度時間が経ってから思い出すと笑いに昇華されることがある。 なぜ時間が経つと笑って思い出すことができるのだろう。 おそらくその答えは、「笑い」は出来事と自分の間に一定の距離があって初めて成立するものだからだ。 すなわち、「笑い」とは主観的にならざるを得ない状況では、発生し得ない。言い換えると、自分との距離感が近すぎると笑えるほどの余裕が生まれない。 ともなると、距離感が遠ければ遠いほど、客観的に見れるものほど、笑いが生まれや

          笑いと距離感

          一貫主義の功罪

          近年インターネットやSNSの発達によって、人の過去の発言がトラッキングできるようになってから、人に対する「一貫性」がより強く求められています。政治家が数年前にある政策について賛成していても、選挙前になって反対側に回ろうものなら、これでもかというほど批判されている姿を私は度々目にしてきました。 芸能人が過去に問題を起こそうものなら、その人の現在の姿とはお構いなしに「こういう人間だ」とレッテルを貼り、徹底的に叩きまくるというのも日常茶飯事です。 このような批判は「人間は常に一定

          一貫主義の功罪

          死は生の濃度を最大化する

          人はなぜ死ぬのか。 「死」は恐怖の対象であり、一般的に考えることも憚られる概念でしょう。 自分の大切な人が亡くなれば当然辛く悲しいですし、その人との時間が永遠に戻らないという事実に愕然とさせられます。 「死ぬ」「死なない」で言ったら、当然「死なない」方がいい。(少なくとも自分はそうです。) しかし、どんな偉人も、どんなにお金を持っている人であっても僕は死なない人を聞いたことがありません。死は人類共通の無情な到達点として存在しています。 これだけ誰しもが直面する課題である

          死は生の濃度を最大化する

          千葉高生に知って欲しい5つのこと

          こんにちは。2019年度に千葉高を卒業した江口と申します。 今は東京大学に入学し、大学生をやっているわけですが、千葉高に入学し卒業してから今日までずっと思っていたことがありました。その自分の思いを一人でも多くの人に共有できたらな、と思ってこの文章を書いております。 まあ、タイトルではたいそうなことをいってますが、自分がずっとモヤモヤしていた思いがあって、それを解消するために書いてるだけなので、おじさんがなんか言ってるな〜、ぐらいの感じで読んでいただけると幸いです。 モヤ

          千葉高生に知って欲しい5つのこと