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【衝撃だったこと】紀元前と紀元後

「紀元前」と「紀元後」って何の前と後なのか、ご存じですか?

キリストの誕生前と後のことらしいのです。

これ、知っていた人にとっては「何をいまさら・・・」という感じだと思うんですけど、最近知った私にとっては、それはそれはとてつもない衝撃でした。

じゃあ「B.C.」っていうのはなんなのか?というと、「Before Christ」の略だというのです!!

ベタですが、まるでカミナリに打たれたような衝撃でした!!!

「A.D.」は何の略かというと、「Anno Domini」というラテン語の頭文字のようです。

そうか、「西暦」っていうけど、それは「西洋の暦」のことなのか・・・。(たぶん)

いま、年代を表す方式の世界のスタンダードって西暦だと思われるのですが、そう考えると、キリスト教的世界観がいかに浸透しているのかということについて驚きを禁じえません。

そういえば、一週間っていう単位もキリスト教的世界観に基づいているんですよね?たしか・・・。

キリスト教圏では、旧約聖書の『創世記』を引用して、創造主が世界を6日間で創り上げ7日目に休暇をとったことに由来すると説明されることが多い。

wikipedia 「週」より
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%B1

(正確性に欠けていましたらすみません・・・!)

たった一つの知識だけで世界が変わる

ところで、こういうふうに、あるたった一つの知識が世界の見方を変える経験ってありませんでしょうか?
特に下記のような条件を満たすようなケースです。

①小学生くらいから知っている、常識的な事柄に関すること。
②現在も実生活の範囲にあること。
③それを知るだけで世界が変わること。

私が最近体験した他のケースは、例えば、「漢字はなぜ漢字というのか。」について知ったことです。

漢字は中国からやってきた、くらいのことはなんとなく知っていましたが、漢字という名称の由来まではよく知りませんでした。

「漢王朝時代の文字だったから」かというと、どうやらそれも正確ではないようなのです。
というのも、漢王朝の時代より前から漢字は存在していたようなのです。

答えは、漢民族の文字だったから、ということのようです。

現在のところ、漢字の起源は紀元前1300年ごろまでさかのぼることができるとされています。漢王朝は、紀元前2世紀から紀元後2世紀までの約400年間、中国を支配した王朝ですから、漢字の歴史は漢王朝よりもずっとずっと古いのです。
そこで、「漢字」の「漢」とは王朝の名前ではなく、民族の名前だと考えた方がよさそうです。現在の中華人民共和国の人口の大半を占めるのは、漢民族と呼ばれる民族です。私たちが普通に「中国人」としてイメージしているのは、この漢民族の人々です。ですから、彼らが日常使っている言語、つまりは私たち日本人が「中国語」と呼んでいる言語のことを、中国語では「漢語」と言います。それと同様に、漢民族が使っている文字という意味で、「漢字」という呼び方があるのだと思われます。

漢字文化資料館より
https://kanjibunka.com/kanji-faq/history/q0208/

日本人の「苗字」は漢字で構成されていますよね。
名前はひらがなのケースがありますが、ひらがなの苗字は聞いたことがありません。
というより、ひらがなも漢字からの派生ですよね。
そう考えると、中国から受けてきた文化的影響の大きさを感じました。

この問題を突き詰めていくと、「オリジナルとはなんだろう?」という問題に逢着します。
つまり、「何からも影響を受けていないものなんてあるのだろうか?」という疑問です。

・・・しかしこれ以上風呂敷を広げると畳めなくなりそうなので、これを考えるのは別の機会に譲ろうと思います。

こういう知識をなんと呼ぶべきでしょうか?

さて、こういう「世界の見方を変えてしまう知識」について、なにか名前があると良いのですが・・・。

「トリビア」とも違いますよね。
トリビアは「役に立たない知識」ですが、こういう知識は世界観を変えてしまうようなものであり、即効性はなくとも、間接的に比較的重要な影響を与えると思われます。

「豆知識」も違う気が・・・。
豆レベルじゃないし・・・。いや、結局豆レベルなのでしょうか?

「目から鱗」がけっこうイイ線いっていると思うのですが、ほんのり違う気がします。

「コペルニクス的転回」も良さそうですが、これは180°物の見え方が変わることを指すようで、180°も変わってはないなぁと。180°変わるって、真反対になることですから…。角度が変わったというイメージではなくて、世界観がアップデートされたニュアンスなので、やはり違う気がします。

それに、「コペルニクス的転回」は知識ではなくて事象の名前なので、その点からも少し異なります。

何か適切な言葉がないか考えてみます。
無ければ、新たにネーミングするしかないですね・・・。

また、あっと驚く「こういう知識」を発見したらシェアしたいと思います!
ご清聴ありがとうございました。



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