戸板女子短期大学の学生はなぜ「日本一の短大」と言うのか?
ここまで大学のブランディングについて、不定期に書いています。
戸板女子短期大学の名物にもなっている、オープンキャンパスとチームといたんを組み立てる、これまでの歴史で、大きく変わった出来事がありました。
それは、2017年の新年度のオープンキャンパススタッフ募集の説明会パワーポイント資料を作っている際に、たまたま
というワードを入れたのがきっかけでした。
自分が戸板女子短期大学に転職してきて、2年目。まだ組織化されておらず、スローガンは「ホスピタリティ」「高校生に寄り添う」という集団でしかなかったチームといたんに、自分が初めて日本一という言葉を発することで、行動に軸を作ったのです。
その、挨拶は言葉遣いは、本当に日本一?
何かに熱中する時、成長の糧となる日常でも、共通の理念として日本一という目標があると、一つひとつの行動に全て軸ができます。
例えば、オープンキャンパスで配布するプログラムのデザイン一つとっても、それが本当に日本一のプログラムなのか、体験授業の内容をとっても、他の専門学校や短大に負けていないか、
オープンキャンパス内での高校生に行う挨拶ひとつにしてもそうです。
「おはようございま〜す」という締まりのない語尾が本当に日本一を目指す挨拶なのか?
自分は高校生や在学生が必ず見るパンフレットやHPなどの媒体に必ず、
を入れるようにしています。
朝のミーティングには、必ずモチベーションを意識する言葉を言ってもらいます。次第に、職員も日本一を口にするようになり、学生もリーダーを中心に口にするようになりました。
そんな部分から、学生と職員一人ひとりが、日本一を意識をしているから、戸板女子短期大学のコンテンツは輝いていて真剣味があるのです。
といたんだけじゃなく、普通の学生が日本一を言うようになった
それを踏まえて、タイトルの言葉に戻ります。戸板女子短期大学は、前述のあるタイミングで、
というキーワードが、といたんだけなく、他の学生の口から出てくるようになりました。
2018年くらいから 短大No.1の学園祭を目指そうよ!という話が出てきました。これも少しずつキーワードとして、インプットして書いた(言った)ことから始まりました。
それでは、教職員はというとおこがましくてあまり口に出せる人がまだまだいないことも事実です。理由としては「日本一の定義が曖昧だよね」「何を持って日本一なのか?」「熱く語っているのが恥ずかしい」
学生は真っ直ぐで真剣です。
言い訳を作りません。その部分で言うと、本当に戸板の学生や周りを上手にコントロールし牽引しているのは、戸板女子短期大学の学生なのかもしれません。
昨年の学祭TOITAFes2021のイメージ動画。クオリティーの高さもさることながら、全体に散りばめられたポジティブな学生の言葉が好きです。
自分の日々の業務は日本一か?妥協していないか?
我々の日々の行動はどうでしょうか?
日々の業務、本当に日本一でしょうか?
日本一になるためには、一つひとつのディテールに徹底的にこだわります。
毎日の仕事を目的がなく、作業として淡々と捉えてこなしている人と、目的や理念を持って少しずつイノベーションしている人とでは、大きな差が出ます。
チームといたんや戸板女子短期大学の学生がなぜイキイキしているのか、自分たちに置き換えると、仕事を楽しそうにしている人とそうでない人との違い。常に目標を持って行動するきっかけを、6年前に言い始めたからだけにすぎないのです。
最後までご覧いただきありがとうございます。
もう少し詳しく、なぜ大学でそこまでマーケティングやブランディングをやっているか、澁谷のこれまでのキャリアはこちらに簡単にまとめてあります。ぜひご覧ください。
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