グロ描写で胃もたれしよう!2023年のホラー納めはこれ!「サンクスギビング」現在公開中【ホラー映画を毎日観る人】(387日目)
「サンクスギビング」(2023)
イーライ・ロス監督
◆あらすじ
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マサチューセッツ州プリマス。このサンクスギビング(感謝祭)発祥の地で突如凄惨な殺人事件が起こる。プリマス植民地の初代知事ジョン•カーヴァーのお面を被った殺人鬼は調理器具を使用して一人また一人と住民たちを葬っていく。地元の大型スーパーの娘であるジェシカとその友人たちはジョン•カーヴァーと名乗るインスタグラムの投稿にタグ付けされていることを知る。その写真には豪華な食卓、そして自分たちの名札が意味深に配置されていた。
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公式サイト↓
「ホステル」、「グリーン・インフェルノ」などを手掛けたイーライ・ロス御大による新作です。
元々はクエンティン・タランティーノ監督とロバート・ロドリゲス監督がタッグを組んで製作した「グラインドハウス」(2007年)という本編2本と実在しない映画の予告4本で構成された映画の中で、イーライ・ロス監督は「感謝祭(Thanksgiving)」というフェイク予告を製作しました。そして今回、16年の時を経て御大自らの手で長編映画化に至りました。
冒頭のスーパーマーケットの暴動から惹き込まれました。頭を空っぽにして「面白い!最高!」と思いながら最後まで見ることができる傑作です。
そもそもワッフルメーカー欲しさに人間ってそんな凶暴化するんですかね。
ガラスの破片が首に刺さり瀕死状態にも関わらずワッフルメーカーを確保するおじさんもそのおじさんからワッフルメーカーを強奪するババアもいるしで、もう途中からは完全に集団ヒステリー状態です。
そんな状況でジェシカとその友人たちは
恋人を守ろうとする者、怯える者、動画を撮る者と様々で、始まってからわずか十数分で一度目の盛り上がりを迎えると共に登場人物たちの特徴や関係性を見せ終えるというとてつもなく完成度の高い冒頭シーンでした。
そこからは一度もダレること無く、ノンストップで「スクリーム」よろしくのミスリード盛り盛りミステリーで展開していき、要所要所で我々の心の準備など完全無視のオリジナリティ溢れる殺害シーンをぶっ込んで来ます。
ゴミ箱に挟まって体が真っ二つになるとか、細い紐で首切断など流石にそれは無理があるのではと思うところも多々ありますがそんなみみっちいことを気にするのは辞めましょう。
面白かったら何でもありです!!!
個人的に好きだったのは
トランポリンの下から刃物で突き刺す
生きたままオーブンでこんがり焼き上げる
の2つです。
胃もたれするくらいのグロ描写のオンパレードはもちろん見所ですが、お面の殺人鬼の正体に迫っていくミステリーとしても相当見応えがあります。犯人の動機にも納得がいくし、インスタグラムや生配信などスマホの利便性を上手いこと物語に絡めているので若い方々にもハマると思います。
まだ見てない方は2024年のホラー始めに是非!
(R18ですが)
いつも読んでいただきありがとうございます!
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