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リアリティ重視の内容と不思議な味付けの登場人物「テスター・ルーム」【ホラー映画を毎日観るナレーター】(398日目)

「テスター・ルーム」(2014)
ジョン•ポーグ監督

◆あらすじ
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心霊や超常現象は人間のネガティブな感情が引き起こすという持論を証明するために大学教授のジョセフは精神を病んだ不思議な少女ジェーンを被験体としてブライアン含む数名の生徒と共に実験、検証を開始する。日々発生する怪現象の数々。それら全てを記録係のブライアンはカメラに収めていく。これは実話を元にした話である。
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個人的にあまり好みの作品ではありませんでしたが、実話を元にしているためリアリティ重視で過剰な演出も少ないし、ブライアンが常にカメラを回すのでモキュメンタリーやPOVっぽさもあって面白かったです。
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ジェーン

実験内容やジェーンが引き起こす怪現象もバラエティ豊かで何が起こるか分からないため常に緊張感があり良かったです。

登場人物の描き方がリアル寄りのようなフィクション寄りのようななんだかふわっとした感じでした。

ブライアン

記録係のブライアンは実験の手伝いをバイトだと割り切ろうとするもジェーンに抱いてしまった感情に惑わされ、教授との間で板挟みになります。

ジョセフ教授

ジョセフ教授は己の持論を証明することに執着する異常性を持ち合わせており、ジェーンを救いたいというよりかはどこか性的な眼で見ているのではないかと思ってしまいました。実際、実験に協力している生徒の一人クリッシーとは肉体関係を持っています。

クリッシーとハリー

クリッシーは医学や看護の知識を持っているビッチです。測定などを担当しているハリーはクリッシーと関係を持っており、あまり実験に対して真剣に取り組んでいるようには見えません。

実話を元にしており、過剰な演出も少ないのだから登場人物ももう少し薄めの味付けでも良かった気がします。

全体を通してはあまりハマりませんでしたが、嫌な感じの終わり方はとても良かったです。

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