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ミラノ奮闘記/インターン3ヶ月目

3ヶ月もすれば、基本的な仕事の業務は言葉が出来なくてもこなせるようになってくる。後はプロジェクトは異なるが、基本的な仕事のプロセスは変わらないので、しっかり対応していくことが大事だ。
どこの事務所にも求められるのだが、やはり、早い仕事は好まれる。デザインを短時間ですばやく仕上げ、ボスのチェックを待つ、この回数を出来るだけ多くこなすことが大切だ。デザインの質に繋がっていく。この辺りのコツは、以前日本で勤めていた設計事務所と変わりはない。今まで日本で勉強したことがそのまま通じることがうれしかった。
他のインターンシップ生は、ほぼ全員が学生上がりの新人、パソコンは駆使できるが、アシスタントとしても新人なので、そこは負けるわけにはいかないという意地はあったと思う。

いよいよ3ヶ月が経ち、継続可能かの審判が下る。

社長室に呼び出され、ボスと二人だけ。。。

少しの沈黙の後、、“もう少し働いてみるか?” 
とクラウディオからの一言が。
返事はもちろん  “YES”

とりあえず3ヶ月の(無償)インターンを終えることが出来た。4ヶ月目からは少ないながらお給料は支払われる。今まで、日本からの貯金を少しづつ切り崩して生活していたので、1ユーロをどう節約するかが毎日の課題だった。毎食サンドイッチを作り、カビかけたパンに挟んで食べた日々からやっと開放される喜びと同時に、努力が評価されたことがとても嬉しかった。
今まで出した結果というより、働く姿勢を評価してくれたのだと今考えると思う。

インターンの中には何人か脱落してしまった友人もいたが、とりあえず第一の関門クリア。

ちょっと一安心。

おいしい物でも食べて元気を出そう!

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4月に行われるミラノサローネ2012にて スタッフに説明するクラウディオ


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