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ガザ情勢が緊迫を告げる中、「今日は暑かった」をトップニュースにしたNHKの異常 

 ガザの病院前に止まっていた救急車が攻撃された。大きな血溜まりができていたのでよく見ると、馬が死んでいたのである。

 少し前、ガソリンがないガザで馬や驢馬が運搬に使われているというニュースを観て、とても21世紀とは思えない様子に驚愕したところだった。馬もガザに生まれたために、ああいう死に方をしなければならなかったのかと不憫に思った。

 それで、「今さらニュースのことなど怒るな」と言われそうだが、昨夜のNHK7時のニュースは異常そのものだった。何しろトップニュースが「今日は暑かった」だったのだ。そしてレポーターがかき氷を食べてみせて、のんびり食レポなどをしていたのである。唖然とた。これなに? ワイドショー?

 次ささすがにガザ問題だったが、三番目が何と「インバウンド需要を取り込み、日本で落とす金額を増やすために富裕層を優遇しよう。特に狙い目はアラブの富裕層」という話題だったのだ。

 テレ東の経済番組じゃあるまいし。具体的には高級ホテルを増やし、ホテル内では執事のような担当者をつけ、移動にはチャーターしたヘリを使い、高級割烹を貸切にするなどが考えられるとか。

 それで、各地に高級ホテルを建てているわけね。最近は謎のコンサルタントなどが、二言目には「日本は富裕層のおもてなしが下手」とか何とか言っている。日本は中流社会で、中流の観光客が楽しめる国でいいのに、「貧すれば鈍する」とはこういうことか。

 こんなことを考えているから、まともな経済振興ができないのである。そもそも、政府は「観光客が落とす金額を3倍にすること」を目指していると伝えていましたが。これを7時のニュースで流すことに、どういう意味があるのか。「じゃ、頑張ろう!」と思えってか。

 画像は泣き叫ぶ子ども

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