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サッカー指導について考えていること

サッカー指導でどのようなことを考えているのかを書きます

柴村 和樹

主な指導歴
 廿日市FC アンジュヴィオレ広島 吉備国際大学Charme岡山高梁 福山シティFC

サッカーの普及から育成、強化で、10000人指導からの経験から
育成年代で、いつの年代で何をどのように伸ばすべきかを分析して
まず身に付けるべきことは
サッカーの本質です
サッカー本質とは、ゴールを決める・ボールを奪う・ゴールを守る の3つです
この3つは、サッカーで試合に勝つため為に、最低限必要な要素で、土台です
この土台があって
ポゼッションやカウンターなどのチームのスタイルがあります

サッカーの本質が選手の土台になっていなければ
チームが変わった時、指導者が変わった時に、何が正しいのかわからなくなります
実際に
小学校高学年からのトレセン活動でチームスタッフとトレセンコーチの言うことが違って、何が正解なのか悩む選手や保護者を多数見てきました
そして
指導者からの評価を気にして、指導者から指摘されないようなプレーをすることで、思いっきりサッカーを楽しめない選手も多数います
選手達で自由にサッカーをすると、選手達はサッカーを楽しみますが
指導者が『〜しなければいけない』『〜しないとダメ』という枠でサッカーをさせることで選手のプレーを制限してしまいます
さらに
年代が上がると、より試合に勝つ為に必要な選手が試合に出ることになります
つまりは、サッカーの本質に関わる選手です
それはプロサッカーの世界でも日本代表でも同様なことです

育成年代の指導は
『選手の選んだプレー選択を邪魔しない』
ことをまず考えます
選手がその状況で何をどれくらい考えて、そのプレーを選択したのかを観察します
そして、それを選択した要因がどこにあったのか、もしくは、なかったのかを元に
指導してきます

小学生年代は、プレーの反復も必要なので
練習では自然と身に付くような内容で回数をこなします
それが全く同じよりは、反復のない反復になるように判断や変化の幅を持たせたいと考えています
自然とプレー選択が変わり、出来ることが増えていくことを成果と考えます
中学生頃になると、プレーを言語化してそれを練習していきます
質のある反復をして、理解してプレーすることで、『出来る』までの時間をできるだけ短くしたいと考えます

その為のプレーの言語化をします
例えば、、、守備の時に
『ボールに寄せろ』ではなくて
『足が踏める距離まで寄せると、相手はボールを動かして取られないようにするから、主導権が取れる』
というように、どこまで寄せてどのような意味があるのかを言います

ボールに寄せるという動作をなんとなくできるようになっていると
昨日はできたのに今日はできないというような現象になり
何回も何回も同じ練習をして同じことを言うことになります
また
ボールを扱う技術は、何を意識して身体のどこの部分でどのように触るのかを理解して、回数をこなす必要があります
言語化して、1回の練習の質と、質のある量を練習を必要に応じて行っていきます

そしてどの年代の指導でも大事にしていることは
選手の自主性と選手を尊重することです
さらに
選手は1人1人個性があります、プレーの特徴があります
その特徴を尊重した指導をします

五郡 秀臣

アンジュヴィオレ広島フィジカルコーチ  修道中学高校外部コーチ
広島成年女子国体子コーチ

身体の使い方は誰にも教わらないですよね、皆、自分の身体のバランスのにって動かしやすい動作をします
身体は正しい動かし方をすると、楽にスムーズに動けます
よく身体に痛みが出てくると、その痛みを減らす為に休養したり痛みが出ないように筋肉を鍛えたりします
でも、痛みの原因を治さないと疲労が溜まってきたり、筋肉が衰えたりしてきたら痛みができきます
また成長期で身体に痛みが出る時も正しく使えていないことが原因がほとんです

プロ選手でも正しく使えていないケースも多く
正しく使えたら、もっと良いパフォーマンスが出せる選手も多数います
ただ、1回学んでも、その時は変化があってもすぐに身体は忘れてしまします
頭で理解して
何回もトレーニングする必要があります

また、サッカーでは認知する力も必須です
認知を鍛えるトレーニングや目の使い方も行います
身体を正しく使うことで
プレーの改善に必要な要素は半分以上は、身体です
『ていねいにプレーしろ』と言われても出来ない原因を直さないと言われただけでは出来るようになりませんよね
身体の使い方や目の使い方を変えることで改善できるプレーは多くあります

https://youtu.be/ijGedoqPltU


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