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「ひとりでも継続できる力」ってすごいと思うよ。

わたしは、ひたすら孤独に毎日投稿をしている。

手前のおみそで恐縮だが、わたしはこれを「なかなかのものだな」と自負している。

そもそも人間は、なにか長期間の継続をするときには、誰かのサポートや協力があったり、仲間がいると、続けられる生き物だ。

たとえば、ライザップなんかは良い例だよね。専属のパーソナルトレーナーがいるだけで、ダイエットやトレーニングは飛躍的に楽しいし、続けやすくなる。

しかし、あたり前のことながら、毎日投稿にトレーナーなんていないし、なんなら知りあいにnoteをやっている人さえいない。

今日で毎日投稿232日目と、どの角度からみても中途半端な日数だが、書き始めたのは去年の10月ころ。そのとき、一応365日はやってみようとゴールを決めた。

でもゴールは決めたが、継続している今、この行為が自分をどのくらい成長させてれているのか、実感がない。

先日、奥さんに「200日超えたんだよー」と伝えると、「へ~すごい、絶対それ何かの役にたつよね」と言われた。うん、まさにその通りだと思う。書いてる自分も「何かの役にたつはずだ」くらいの感覚。

それでも、毎日平均1000字のエッセイを書いている。
ただ孤独に、ひたすらに書いている。すごくないですか。

おやおや、自画自賛の回ですか、と思った方、もうちょっとお付き合いください。

この「ひとりでも継続できる力」ってのは、継続力のなかでも最強の部類だと思うんですよね。

協力者や仲間と、なにか物事を継続して成し遂げることは、とても楽しい。わたしも大好き。でも、これには副作用もあって、継続が途切れた時、いわゆる「燃え尽き症候群」がやってくることがある。

わたしは20代前半のころ、営業の仕事に心血を注いで、仲間とともにひたすらお金を稼ぐことに没頭していた。上司や同僚と協力しながら4年ほど継続していたが、ある日、会社の上層部が悪いことをしていることが世間に明るみになり、会社がつぶれた。そこで経験したのが「燃え尽き症候群」だった。

それからは、なにをやっても続かなかった。「継続できない」王国の王子となった。

継続できない王国の王子は、たったひとりで何かを継続する方法を知らない。

だから、筋トレも1か月以上続いたことがなかった。2年おきくらいに奮起したが、続かなかった。転職回数も増えた。30歳までに5回はしてる。

そんなことを繰り返しているうちに、いよいよこれはイカンぞと、思い直せたのが30歳。営業の会社がつぶれてから7年が経っていた。

迷走期間がだいぶ長くなってしまったけど、とりあえず30歳で転職してからは、勤め続けてもう10年になる。

筋トレも、34歳に何度目かの再スタートをして、そこから40歳の現在まで継続できている。

10年かかって、ようやくひとりでも物事を継続できる人間になることができたってわけだ。

目的や目標をはっきりさせず、ただ続けてても、大いなる結果にはつながらないぞ。徒労じゃないのか。という意見もあると思う。たしかに、たったひとりでオリンピック選手になれる人はいないからね。

でもさ、結果どうこうも大事だけど、単純になにかを「継続している人」って、かっこよくない?

「もう、やりはじめて3年になりますかねえ」とか、なにか言えることがひとつかふたつあると、話題にも困らないじゃない。

まいにち何か決めて、とりあえずやっておけば、あとは時間というベルトコンベアがオートで何かしらの場所に連れてってくれるから。

その先に、もしかしたら新たな仲間がいるのかもしれないしね。成長やスキルはそれなりについてくるし。

だからね、読者の方にも、わたしだってひとりで書き続けているよ、という方もいらっしゃると思うんだけど、やっぱりそこには「すごいなぁ」と言わせて欲しいんだよね。

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