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2021年1月の記事一覧

SNSは「日本人には合わない」っぽいサービスのほうが流行る?

日本の裏側にはブラジルがある。 自己表現が苦手な日本人と、情熱的なブラジル人では、その国民性も真逆で、かみさまも地球規模でよく設定を作りこんだものだな、と思っていました。 でも最近はその設定もあやふやで、日本人でも若い世代はSNS上でおどったり、音声配信をしたり、自己表現の幅を増やし続けている。パリピと呼ばれるハイテンションの上級者たちは、サンバカーニバルの陽気さにも負けない。 だいたい、日本=東京とした場合に、正確なその裏側は大西洋(海)なのだ。ブラジルは、那覇市の裏

「1円単位まで割り勘する男性」をかばいたい。

いまYoutubeで「踊る!さんま御殿!!」のVTRが見れるんですね。 さんまさんが回すゲストトークのVTRは無いですが、トークテーマのVTRが観れます。このVTRは、タモリ倶楽部の空耳アワーに近い中毒性というか、これだけ観たい!ってファンも多いかもしれませんね。そんなファンからすれば、アスパラガスの穂先だけ食べるような贅沢です。便利な時代ですね。もちろん公式ですよ。 たとえば、こんなのとか、 こんなのとか。 さんま御殿を知る人なら、いかにもなテーマですよね。 この

プレゼントの妙。

「モノをもらうより、お金をもらったほうがうれしいよね」 会社の休憩時間中、ウトウトしていたら、そんな人間の”なま”のひとことが聴こえてきた。 20代の女性社員が、倦怠期に入った彼氏から誕生日プレゼントをもらった話だった。その子のニーズに刺さらないプレゼントを買ってしまった彼氏さんには同情するが、まあ、そういう時期もあるだろう。しかたない。 ん、まてよ。 いきなり話は変わるが、たまーにコンビニのレジ横に80円くらいのおまんじゅうが並んでいる。 仕事中、通りすがりに5分だけ

ステイホームで増えた「電話中のラクガキ」。

電話していると、紙にラクガキしてしまいます。 今日のラクガキはコレ。 なぬこれ。 とにかくひし形をつなげたかったのね。 この現象って、ちょっと緊張する相手や、気を遣う相手と話しているときに多いと思うんですよね。 ちなみに、このラクガキが生まれたときは、部長クラス(わたしは主任クラスなので、3段階くらい偉い人)と電話していました。 たぶん、「貧乏ゆすり」に近い行動だと思うんですよ。 ストレス、というと聞こえが悪いけど、そういった心の緊張を無意識に吐き出すというか。 い

エレベーターの「ひらく」ボタンは「どうぞ」ボタンでもある。

エレベーターが1階に着いたとき、中にいるすべての人が降りるまで「ひらく」ボタンを押し続けてくれる人がいる。 その瞬間、その優しき人の背中から無言の「どうぞ」がテレパシーのように送られてくる。わたし自身が隅っこに押し込まれていたときは、ほんとうにありがたい。この「ひらくボタンを押す優しき人」がいなければ、降りゆく人々は常にロシアンルーレットのような恐怖とともに、いつ自分が無情なドアに挟まれるかとドキドキしながら足を早めなければいけない。 その優しき人へささやくように「ありが

平日だって刺激が欲しくなる。

家に帰りたくない日ってのはある。 正確に言うと、いつもと同じルーティンにこころが耐えられなくなる日。 家がきらいとか、家族に逢いたくないとか、そうじゃなくてね。 仕事でちょっとヘコんで帰るとき、ひとりの時間が欲しいでもなく、同僚にグチを話したいでもなく、ただ楽しさで上書きしたいなと思うときは、まっすぐ家に帰りたくない。 でもそうはいっても、だいたいはいつものルーティンに甘んじる。我慢ができてしまう。 それでも、年に1日〜2日はどうしても耐えられない日があったりする。

わたしの「再起動」には時間がかかる。

眠い。 ロングスリーパーなので、とにかく寝たい。本当はまいにち10時間寝たい。たぶんそれでようやく本来の自分として生きていける気がする。 でも現実は7時間平均がいいとこ。なにそれじゅうぶん眠れてるじゃん、と思う方もいるかもしれないけど、ロングスリーパーにとって7時間睡眠というのはデッドラインであって、それを切ると翌日の朝は世界を恨みながら起きることになる。 ロングスリーパーの生き様は、良くも悪くも考えごとが多くて、使わなくてもいい脳のCPUをジャンジャン使うもんだから、

100兆円あったら何する?

100兆円!?それってほぼ無限じゃん。 そうだなあ、と考えて出た答えは「地下シェルターを作る」だった。5~6人ぐらいが10年くらい生きられる衣食住が揃ったシェルター。もちろん、地上を調査する設備もコミで。 でもこれを思いついたとき、わたしはなんて冷たくておろかな思考なんだろうと思った。 たぶん、そんなシェルターを使わねばならない事態になったとき、収容する人数が限られている以上、いやでも命の選択を迫られるだろう。 誰もがそのときは「わたしだけ助かった」と思っても、ひと安

「仕事が早い」と「仕事が丁寧」を共存させたいよ。

最近、仕事が時間どおりに終わらない。 仕事は社内研修や通話アドバイスをする「コールセンターQC」と、同じ会社の「広告PR」チームの2つの部署の主任をかけ持ちしている。どちらも5:5くらいの配分。主任なので、係長の下くらいの役職。ぜんぜん偉くはない。 最近、毎日2~3時間の残業をしている。 これが多いのか少ないのか、人に寄りけりかもしれないけど、この働き方改革のさなか、ただのサラリーマンだと考えれば少ないほうではないと思う。 ていうか3時間はしたくない。 そして最近の悩み

「人の目を気にする」って、デメリットのほうが多いと思うんだよなあ。

「変わった人だと思われたくない」って気持ち、生きていくうえでいらないなあって思う。 それがあると、人見知りはするし、人前で話すときに緊張するし、モノを選ぶときに時間はかかるし。「あなたが思っているほど、まわりはあなたを見ていない」ということばがあるけど、それも真理だと思う。 分かってはいるけど、気にして生きちゃうんだよなあ。 でも周りの目を気にするって、無駄が増えるというか、デメリットのほうが多いと思うんですよね。 人に迷惑をかけるような変な人は別の話ですよ。 世の中に

脈絡もなく好きなことばを語ってすみません。

「サンクチュアリ」ってことば。 いいなあって思うんですよね。脈絡は、ないです。 直訳だと「聖域」です。人によっては、立ち入り禁止、のような物理的なイメージがあるかもですね。鎖で仕切られた不可侵の場所というか。 でもこのことばで思い浮かべるのは、人それぞれの「こころのなかにある大切な空間」で、どちらかというと心象風景なんですよね。 たぶん、これは池上遼一さんの作品と、吉本ばななさんの作品の影響が大きいのは分かってますよ。どちらも日本の2大サンクチュアリ作品だと認定して良いで

赤い糸は結ばれているものじゃなくて、結ぶものなんだ。

いま23時30分。 noteはまっしろ。なんにも書いてない。 あと30分しかない。頭がライティング・モードじゃないし、タイトルもネタも決まってないし、もちろん見出し画像も決まってない。 のに、あと30分。 そんなときに限って奥さんが部屋にきて「ねーねー」と話をする。 あと30分もないのに。しかしわたしは取り乱しませんよー。「うんうん」と話を聴きます。ギリギリの極限の状況でこそ、フラットでいたいですよね。 夫婦円満の秘訣はなんですか?と訊かれたら、3つだけ答える。 「ちい

もしもドラゴンボールがあったなら。

わたしがまだ小学生にもならない頃、小さい孫悟空はシワシワの初代ピッコロ大魔王と戦っていた。 ピッコロ大魔王がドラゴンボールで叶えたい願いは「若返ること」だった。当時はわたし自身が若さにあふれかえっていたので「なんじゃその願いは」とまったく意味が分からなかった。幼かった悟空もそう思って戦っていたと思う。だったらウーロンの「ギャルのパンティおくれー!」のほうが心の底から共感できた。 しかし、人生の折り返し地点な年齢を迎えると、ピッコロ大魔王の願いがヒジョーによく分かる。若さに

涙はすべての感情のゴールなのだ。

涙は女の最後の武器なのよ。 そう教えてくれたのは、10代の頃に働いていたシティホテルの先輩。当時、つきあっていた子とケンカをして、相手に泣かれたけどおれは許さなかった、みたいな青臭い話をしたんだと思う。 先輩は女性で、その頃の年齢は30歳。19歳のわたしからすればとても大人で、相手を許さなかった自分を「だっせえやつ」そして「つめたいやつ」と反省させるにはじゅうぶんな説得力だった。 その人よりはるかに大人になったいまでも、女性の涙は最後の武器だと思っている。つまり、女性の涙