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SNSは「日本人には合わない」っぽいサービスのほうが流行る?

日本の裏側にはブラジルがある。

自己表現が苦手な日本人と、情熱的なブラジル人では、その国民性も真逆で、かみさまも地球規模でよく設定を作りこんだものだな、と思っていました。

でも最近はその設定もあやふやで、日本人でも若い世代はSNS上でおどったり、音声配信をしたり、自己表現の幅を増やし続けている。パリピと呼ばれるハイテンションの上級者たちは、サンバカーニバルの陽気さにも負けない。

だいたい、日本=東京とした場合に、正確なその裏側は大西洋(海)なのだ。ブラジルは、那覇市の裏側らしい。ここらへんも微妙。

なんでこんなことを思ったのかといえば、いま「Clubhouse(クラブハウス)」という音声SNSが流行しかけていますね。

アプリのなかには無数のチャットルームが存在していて、ルームのオーナーが許可したユーザーと音声会話ができるサービス。
そこは他ユーザーも自由参加ができるので、”見る専”ならぬ”聴き専”で参加が可能。つまり有名人同士の会話を1000人が同時に聴いていたり、選ばれた人はその場に参加して会話を楽しむこともできる。文字だけのやり取りだったチャットルームの音声版。

TikTokもそうだったが、SNSはだいたいが「日本人に向いていないっぽいサービス」が流行る。「そんなのちょっと照れちゃうな」と思うようなサービスこそ、なぜか支持される。

でも実は、これはSNSが流行る前から同じ。一世を風靡したランバダもジュリアナも、とてもじゃないが日本人の気質とは真逆のエンターテインメント。しかもどちらもブラジル感満載だし。

ちょっとだけむかし話だけど、1900年代からは100年かけて日本人は13万人の移民をブラジルへ送った。たくさんの日本人がブラジルに向けて夢と絶望の両方を抱えて旅立った。
「ブラジルの人~!聞こえますか~!」という叫びになぜか好感をいだいてしまうのは、日本人のDNAが共鳴しているのかもしれないね。
日本人の文化に、ブラジルは意外と欠かせないのかもしれない。

ちなみにブラジルの人は、意外と会議(打ち合わせ)の時間が長くなりがちだったり、おもてなしの精神を大事にしていたりするらしい。ちょっと日本人っぽいところもあるのね。

SNSを語るはずが、だいぶ話が逸れました。


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