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わたしの「再起動」には時間がかかる。

眠い。

ロングスリーパーなので、とにかく寝たい。本当はまいにち10時間寝たい。たぶんそれでようやく本来の自分として生きていける気がする。

でも現実は7時間平均がいいとこ。なにそれじゅうぶん眠れてるじゃん、と思う方もいるかもしれないけど、ロングスリーパーにとって7時間睡眠というのはデッドラインであって、それを切ると翌日の朝は世界を恨みながら起きることになる。

ロングスリーパーの生き様は、良くも悪くも考えごとが多くて、使わなくてもいい脳のCPUをジャンジャン使うもんだから、ずーっとハードディスクがシュンシュン鳴って回ってるかんじ。

だから1日をリセットする睡眠は、「再起動」のように電源がオフ→オンとスムーズに切り替わるイメージじゃない。

そんなスマートなシステム自体、ついてない気がする。
いったんバチっとしっかり電源オフにして、CPUもハードディスクもしっかり動きを止める。真っ暗なとこでね。そして、熱くて重くなった脳をゆーっくり冷まして冷まして、整えて整えて、それからそっと電源を入れたい。この工程に10時間はかかるという生き物がロングスリーパー。

そういえば「再起動」ということばやシステムは、パソコンという機械に出会うまで知らないことばだった。

それまで、AIWAのコンポにも、おたっくすにも、ポケベル(ニコット)にも、LDプレーヤーにも、テレビデオにも、ワープロ書院にも、あるのは電源のオン・オフだけだったし。
あったとして、ファミコンのリセット・ボタンが近いかな。

初めは「再起動」という行為になんの意味があるか分からなかった。電源のオン・オフとなにが違うのか。そもそもそれ、出番あるか?オフしてオンすりゃよくね?くらいだった。

いまではとにかく困ったら「再起動」。なんかスマホやパソコンの挙動がおかしいなあと思ったらまずは「再起動」が超絶おすすめ。
だいたいのことは再起動しておけば、不具合の5割はその場で解決する。

だけど、便利な再起動もわたしの身体にはない。
手動でオフってうちわで冷ましてから手動でオンするような、手間のかかったアナログな再起動。

いや、そんなことを語ってる場合じゃない。もう寝よう。
今から寝たら・・・ほら!7時間くらいしか眠れない。

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